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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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1975年の日本航空機内の集団食中毒|アンカレッジで積んだオムレツから約200人が発症

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1975年2月3日、東京からアンカレッジとコペンハーゲンを経由してパリへ向かっていた日本航空のチャーター便で、朝食に出されたハム入りオムレツを食べた乗客が、次々と吐き気や下痢を訴えました。米国の疾病対策センター(CDC)の報告では、乗客343人のうち196人と乗員1人が発症し、143人が入院しています。原因は、アンカレッジの機内食工場で調理にあたった人の手の傷から入った黄色ブドウ球菌でした。亡くなった乗客はいませんでしたが、機内食の衛生管理を見直す大きなきっかけになった出来事です。

当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。この記事は公表されている報告や報道をもとにした私の整理で、特定の会社や金融商品の推奨ではなく、医療上の助言でもありません。記載の内容は2026年10月時点のものです。

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何が起きたのか

この便は、飲料会社の社員とその家族を乗せたパリ行きのチャーター便でした。アンカレッジで給油と機内食の積み込みを行い、コペンハーゲンに向かう途中、到着の1時間半ほど前に朝食のハム入りオムレツが出されました。

食事のあと1時間ほどで、多くの乗客が吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を訴えました。機内の化粧室は足りず、客室乗務員は限られた道具で対応に追われたと伝えられています。コペンハーゲンに着陸したあと、多くの乗客が病院に運ばれました。

原因は、調理した人の手の傷

調査の結果、アンカレッジの機内食工場で調理にあたった人の手に化膿した傷があり、そこから黄色ブドウ球菌がハムに入ったことがわかりました。調理された食事が長い時間、十分に冷やされないまま置かれたことで、菌が増えて毒素をつくったと考えられています。

黄色ブドウ球菌がつくる毒素は熱に強く、あとで温め直しても壊れにくいとされています。

操縦室の乗員は食べていなかった

この便では、機長たちは時差の関係でこの朝食を食べていませんでした。もし操縦する乗員も同じ食事で倒れていたら、事態はさらに深刻になっていたはずです。この出来事は、機長と副操縦士が同じ食事をとらないようにする考え方が広まるきっかけの一つとして語られています。

その後に残したもの

この出来事のあと、機内食をつくる工場での手指の傷の確認、調理後の温度管理、保存の時間など、衛生管理の重要性が改めて強く意識されるようになりました。痛ましいことに、この件の責任を感じた関係者が自ら命を絶ったことも報じられています。

客室乗務員として思うこと

機内は、すぐに病院に行けない閉ざされた場所です。数百人が同時に体調を崩せば、客室乗務員にできることは限られます。だからこそ、地上で食事をつくる段階での一つひとつの確認が、乗る人の安全を支えています。機内食のトレイの後ろには、そうした多くの人の注意が重なっているのだと思います。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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