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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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資産3000万円でも現金200万円|50代の私が暴落に備える現金比率の考え方

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先に結論を書きます。資産3,000万円に対して現金が200万円(比率でおよそ6%)という状態について、私は「危ないかどうか」ではなく「暴落のときに自分が眠れるかどうか」で決めるようにしています。私の場合は余剰資金1,000万円を企業に投じ続けて手元が17万円まで減り、現金が足りないと夜中に計算してしまう自分に気づきました。だから私は、現金比率を資産の15〜20%に戻す形をひとつの目安として置いています。これは私が自分に課している基準で、誰にでも当てはまる正解があるとは思っていません。

私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私自身の考えと記録であり、特定の会社・商品・投資行動をおすすめするものではありません。本文の数字や制度の内容は2026年3月時点で私が確認したものです。制度の最新の条件はご自身で公的機関の情報をご確認ください。

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いただいた質問:資産3,000万円を超えたのに、手元の現金が200万円

A子さんからこんな質問をいただきました。

フルタイム勤務の会社員です。資産が3,000万円を越え、個別株が楽しすぎて、気がついたら手元の預貯金が200万円ほどしか残っていません。今の運用資金を一部利益確定して、暴落時の追加投資に備えた方が良いでしょうか。

まず、資産3,000万円を超えたこと、おめでとうございます。野村総合研究所の区分でいう「アッパーマス層」は純金融資産3,000万円以上5,000万円未満です。働いて得たお金からコツコツ種銭を作って、怖さを抱えながらリスクを取ってきた結果だと思います。

そのうえで、私がどう考えたかを書きます。

私の手元資金は1,000万円から17万円まで減りました

偉そうなことを書く前に自分の話をします。私は手元に置いていた1,000万円が、あっという間に17万円まで減りました。企業の決算を読んで、この会社は育ちそうだと思うたびに買い増していったからです。

個別の企業に投資する面白さは、自分が選んだ会社が育って、配当という形で返ってくるところにあります。その面白さが止まらなくなって、手元の現金という「ブレーキ」を使い切ってしまったのが私です。教科書的に言えば、200万円どころか17万円の私のほうがよほど危ない状態です。

現金比率6%がどういう状態か、自分の資産に当てはめて考えてみました

資産3,000万円に対して現金200万円は、比率にすると約6.7%です。私はこれを「アクセルを踏みっぱなしの状態」と呼んでいます。ちなみに私は自分のことを、同じ例えでいうならスピード違反だと思っています。

仮にリーマンショック級の下落が来て資産が3分の1減ると、3,000万円は2,000万円程度まで目減りします。そのとき手元に200万円しかない状態で、売らずに持ち続けられるか。私はこれを数字ではなく、実際に自分の口座の金額を半分にした画面を想像して確かめています。私は毎日のライブ配信で、自分の資産が半分になった想像をしてもまだ持ち続けると声に出すようにしています。握力を鍛える練習のつもりです。

「楽しい」と「投資」は、分けて見るようにしています

個別の企業に投資するのが楽しいのは、私も同じです。経済的な余裕ができたおかげで、家族との関係も以前よりずっと穏やかになりました。だから楽しいこと自体を否定したくありません。

ただ「楽しすぎて現金を使い切る」ところまで来ると、私の場合は判断が投資というより熱狂に近づいていました。私がやっているのはウォーレン・バフェットのやり方を真似することです。良い企業を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で読む、わからないものは買わない。この3つのうち「長く持つ」を成り立たせるのは、結局は売らずに済む現金の余裕でした。

暴落を待つための現金は、暴落の前にしか作れません

「暴落時に追加投資したい」という前提に立つなら、原資は下落が来る前に用意しておかないと間に合いません。下がってから売って現金を作ると、安くなった値段で手放すことになります。

ウォーレン・バフェットの言葉として知られているのは「潮が引いたとき、誰が裸で泳いでいたかわかる」です。好調なときほど現金は無駄に見えますが、無駄に見えている時期にしか作れないのが現金だと、私は自分の17万円を見ながら思っています。

私なら現金をどこまで戻すか

私が自分の資産3,000万円で考えるなら、現金を資産の15〜20%、つまり500万〜600万円の範囲に戻します。足りない300万〜400万円は、当初の目的(配当を受け取るため、など)から外れて「なんとなく持っているだけ」になっている会社から順に手放す形を選ぶと思います。インデックスで積み立てている部分には手を付けません。

ただしこれは私が自分に対して決めた形です。どの会社をいくら売るかという判断は税金も絡みますし、私には他人の口座について意見を言う資格がありません。A子さんにとっての金額は、A子さん自身の生活費と眠れる水準から決まるものだと思います。

私自身はこの現金を売却ではなく労働で作ろうとしています。ただ「YouTubeで年収が増えたらそれを回す」という計画は、手に入るかどうかわからないお金を前提にした空想です。今ある少額の現金をどう扱うかのほうが、ずっと具体的だと気づきました。

会社員の方が持っている「3つの備え」を数えてみました

ここは私がA子さんを羨ましく思ったところです。自営業の私と比べると、会社員の方は現金以外の備えを最初から持っています。

  • 傷病手当金(健康保険)|病気やケガで働けない期間、給与の3分の2程度が通算1年6ヶ月まで支給されます。
  • 雇用保険の基本手当(失業給付)|離職理由と被保険者期間、年齢で日数が決まります。50代で20年以上勤めていると日数は長くなります。
  • 厚生年金|老齢年金に上乗せがあるほか、障害を負ったときの障害厚生年金や遺族厚生年金もここに含まれます。

制度でどのくらい受け取れるのか、目安を並べてみました

月収30万円(標準報酬月額)の会社員を想定した、あくまで目安の金額です。実際の額は標準報酬月額・離職理由・被保険者期間で変わります。

制度 月額の目安 期間の目安 総額の目安
傷病手当金 約20万円 通算1年6ヶ月 約360万円
基本手当(会社都合・20年以上) 約18万円 330日(約11ヶ月) 約200万円
基本手当(自己都合・20年以上) 約18万円 150日(約5ヶ月) 約90万円

自営業の私は、このうち傷病手当金も基本手当もありません。病気で休んだら収入はその日から止まります。だから私の手元17万円は、本当に綱渡りです。会社員の方は、現金とは別に数百万円規模の備えを制度として持っている、という見方ができます。

ただし金額は目安で、私が制度の資料を読んで計算したものです。ご自身の金額は、健康保険証の保険者やハローワーク、勤務先の担当窓口で確認するのが確実です。

生活防衛費は、投資のお金と混ぜないようにしています

私は生活費の6ヶ月分を生活防衛費として分けておく形にしています。月25万円で暮らすなら150万円、余裕を持つなら300万円という計算です。この部分は値動きのあるものには替えません。

50代になると、親の介護や自分の健康の問題が現実の話として近づいてきます。現金があれば「お金で解決できる」という選択肢が残ります。私はこの選択肢を残しておくための現金を、投資の成績とは別の場所に置いています。

結局、私がどう決めたか

現金が200万円でソワソワする状態と、現金を厚くして「下がったら買えばいい」と思える状態のどちらで眠れるか。私はそこだけを基準にしています。A子さんの場合は制度の備えもあるので、生活が破綻する心配は小さいと私は読みました。それでも現金を増やしたくなるとしたら、それは数字の問題ではなく気持ちの問題で、私はその気持ちを無視しないほうがいいと思っています。

そして私自身は、ここまで書いたうえで現金を17万円のまま走っています。自分でブレーキを踏めていないのに人に踏めとは言えないので、これは反省として書いておきます。

なお元の原稿には「これが投資で勝つための鉄則」「向かうところ敵なし」といった断定や、特定の金額を売れという書き方が入っていました。私が検証できる範囲を超えていたので、自分の判断として書き直しています。

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私はYouTubeもやっています。毎晩のライブ配信で、自分の口座と考えていることをそのまま話しています。https://www.youtube.com/@buffettkaoru

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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