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こんにちは、バフェットかおるです。
先に結論を書きます。私が持っているアサンテ(6073)とショーボンドホールディングス(1414)は、2026年5月27日時点でどちらも株価が下がっていました。それでも私は売らずに持ち続けています。理由は、この2社の仕事が日本がある限り必要とされ続けると考えているからです。
アサンテはシロアリ駆除、ショーボンドは橋やトンネルの補修。どちらも地味な仕事です。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つことだけを続けてきました。その基準で見ると、この2社は私にとって手放す理由が見つかりません。
以下は私の保有状況の紹介であり、この2社の購入をおすすめするものではありません。数字は2026年5月27日時点のもので、今は変わっています。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年5月27日時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
アサンテ(6073)|日本の木造住宅をシロアリから守る会社
アサンテは、シロアリ駆除・予防の業界最大手です。
地味に見えますが、日本の住宅は約6割が木造です。その木造住宅の寿命を縮める最大の敵がシロアリで、被害を放置すると家の土台が腐り、地震で倒壊するリスクが上がります。アサンテは日本の家を守る、目に見えない見張り役だと私は受け止めています。
5年に1度お客様が戻ってくる仕組み
アサンテの稼ぎ方は、5年サイクルのくり返しになっています。
- シロアリ予防の薬剤は、効果が約5年で切れる
- 5年後、お客様に点検の案内をする
- 多くのお客様がリピート契約になる
40万軒以上の施工実績があり、そこから耐震補強工事、基礎補修、太陽光発電まで、家のメンテナンスをまるごと請け負うことができます。一度信頼を得たお客様から長く仕事をもらえる構造になっています。
財務(四季報データより)
| 項目 | 数値 | 私の見方 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 69.9% | 50%以上が目安なので十分に高い |
| 有利子負債 | 2,397百万円 | 総資産13,876百万円に対して軽い |
| 利益剰余金 | 11,562百万円 | 過去の利益を蓄積できている |
| ROE | 6.4% | 安定的 |
借金がほとんどなく、自分のお金で経営している会社です。
配当
- 年間配当62円を維持(中間31円+期末31円)
- 株価1,329円に対して配当利回り4.67%
- 利回り3.75%以上という私の基準は満たしていました
ショーボンドホールディングス(1414)|橋とトンネルを治す会社
ショーボンドは、コンクリート構造物の補修・補強の業界最大手です。
治しているのは、橋(特に高速道路の橋梁)、トンネル、港湾施設、鉄道インフラ。これらはすべてコンクリートでできていて、コンクリートは作った瞬間から劣化が始まります。
なぜ必要とされ続けるのか
日本の高度経済成長期(1960〜70年代)に作られた橋やトンネルが、今、一斉に寿命50年を迎えています。国土交通省のデータでは、建設後50年以上の橋梁の割合は2030年に約55%になり、トンネルも同様に老朽化が進みます。
これを放置すると、2012年の笹子トンネル天井板崩落事故のような事故が起きます。だから補修は「やるかどうか」ではなく「やらなければならない」仕事だと私は考えています。
国が予算をつけ続ける市場
国土強靭化に20兆円超が投入されることは決まっています。発注の時期はずれても、仕事そのものがなくなることは考えにくい市場です。
財務(四季報データより)
| 項目 | 数値 | 私の見方 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 83% | かなり高い水準 |
| 有利子負債 | 0円 | 無借金経営 |
| 利益剰余金 | 82,067百万円 | 内部留保が厚い |
| ROE | 14.5% | 高収益 |
借金ゼロ・自己資本比率83%・ROE14.5%。この3つが揃う会社は、東証プライムでもそう多くないと私は受け止めています。
配当は増配の流れ
1株配当は2021年6月期の26.4円から、増配の流れが続いてきました。株価に対する配当利回りは3.59%でした。
それでも株価が下がっていた7つの理由
2社とも財務は堅いのに、なぜ下がっていたのか。私が調べたかぎりでは、理由は7つに整理できました。
1. 半導体・AI株への資金集中
日経平均は半導体・AI関連が主導して最高値を更新していました。投資家のお金が派手な成長株に集中し、地味な生活インフラ系からお金が抜けていました。
ブームには調整が来るもので、そのとき安定配当の会社に資金が戻ってくることもある、と私は見ています。
2. アサンテの業績下方修正(2026年3月期)
アサンテは3月17日に業績修正を発表しました。26年3月期の連結経常利益を従来予想の13.1億円から7.8億円へ40.5%下方修正し、一転して32.8%減益見通しとなりました。直近の下落の最大の原因はこれです。
下方修正の理由は次の3つでした。
- 不安定な天候・気温が白蟻の活動に影響した
- 消費者マインドの改善が遅れた
- 広告宣伝費・人件費・システム投資の先行負担
天候は一時的な要因で、シロアリがいなくなるわけではありません。広告投資は将来の顧客獲得につながる種まきだと私は受け止めています。
3. ショーボンドの中間期売上減
2026年6月期の中間期は、売上高が6.0%減の428.64億円、営業利益が4.7%減の100.87億円でした。
ただし受注高は4.9%増と好調でした。これから売上になる仕事の貯金が増えているということなので、私はあまり心配していません。
4. 公共工事の発注タイミングのズレ
ショーボンドの顧客は国・高速道路会社・自治体です。予算の都合で発注時期が偏ることがあり、今はその端境期に当たっていました。
5. 建設業界全体への懸念(人件費・資材高騰)
建設業界は人手不足と資材高騰が重なっていて、市場全体が建設セクターを売る雰囲気がありました。
ショーボンドは自己資本比率83%・無借金なので、コスト増を価格に転嫁する体力があると私は見ています。体力のない会社が抜けていけば、シェアはむしろ上がるかもしれません。
6. 株式分割による需給の混乱
ショーボンドは2025年12月末に1対4の株式分割を実施しました。分割直後は心理的に売りが出やすい時期です。
7. 地味な会社への注目度の低下
相場が盛り上がっている時期は、話題性のない会社に資金が向かいません。私にとっては、そういうときのほうが買いやすいと感じています。
私がこの2社を5年・10年と持っていようと思う理由
アサンテを持ち続ける3つの理由
- 日本に木造住宅がある限り、シロアリはいなくならない
- 5年サイクルのストック型のビジネスで、再施工の収益が読める
- 配当性向に余裕があり、減配の可能性は低いと私は見ている
ショーボンドを持ち続ける3つの理由
- 日本のインフラ老朽化は、これから本格化する20〜30年のテーマ
- 国が法律で予算をつけ続ける市場である
- 無借金・自己資本比率83%・ROE14.5%という財務の強さ
配当を受け取りながら待てるということ
仮に株価がしばらく横ばいでも、配当は入ってきます。
- アサンテ:年4.67%の配当(単純計算で10年で元本の約47%)
- ショーボンド:年3.59%の配当に、増配の流れが加わる
待っている間もお金が振り込まれる。私が高配当株を選んでいるのは、これがあるからです。
まとめ:地味な会社を持ち続けるという選び方
株価が下がっているときに怖くて売るか、そのまま持ち続けるか。10年後の結果は違ってくると私は思っています。ただ、どちらが正しいかを決められるのは自分だけです。
私自身、JALの破綻で持っていたものを失った経験があります。だからこそ、派手な成長株ではなく、地味でも配当を続けてくれる会社を選んできました。
インフレでお金の価値は少しずつ減っていきます。年金だけでは足りないと感じているので、配当金という第二のお給料を作る仕組みを、自分のために作っています。その仕組みを作るための種銭は、私の場合は働いて得たお金です。地味ですが、これが私にできる投資の形です。
短期間で一気に資産を増やしたい方には、私のやり方は合わないと思います。5年後、10年後、20年後に「あの時始めてよかった」と思えるかどうかで選んでいます。
もう一度書きますが、これは私の保有状況の紹介であり、アサンテとショーボンドの購入をおすすめするものではありません。数字は2026年5月27日時点のものです。
投機ではなく投資でいたいと思っている
私がやっているのは、長期で分散して、配当金を受け取りながら、会社が育つのを待つやり方です。安いところで買って上がったら売り抜ける、という短期の売買は私のやり方ではありません。
私は投機家ではなく投資家でいたいと思っています。自分が働いて貯めたお金を、必要とされている会社に託す。その会社は人の役に立つ仕事をして、預けたお礼として配当を出してくれる。銀行に預けて利息をもらうのと、私の中では地続きの感覚です。
人類は農業や産業の変化のたびに暮らしを変えてきて、そのたびに会社を信じてお金を託した人がいました。今もAIやロボットの分野で同じことが起きていると思います。ただ私は、その波の真ん中にある派手な会社ではなく、その足元を支える会社を選んでいます。アサンテとショーボンドは、私にとってその足元にある会社です。
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