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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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日本航空(JAL)はなぜ2010年に破綻したのか|大型機・年金債務・需要減の重なり

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日本航空は2010年1月19日、グループの3社で会社更生法の適用を申請しました。負債総額は約2兆3,000億円で、事業会社としては戦後最大規模の破綻でした。原因は一つではありません。燃費の悪い大型機を多く抱えていたこと、企業年金の負担が重かったこと、そこに2008年の金融危機と2009年の新型インフルエンザによる旅客の減少が重なりました。元の記事には、特定の政治家との関係を断定する記述がありましたが、公的な資料で確かめられないため外し、確かめられる要因に絞って書き直しました。

当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。この記事は公表資料や報道をもとにした私の整理で、特定の会社や金融商品の推奨ではありません。記載の内容は2026年10月時点のものです。

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要因① 大型機が多く、需要が減ると赤字が大きくなる

当時の日本航空は、ボーイング747型機(ジャンボ機)のような大型機を多く使っていました。大型機は、席が埋まれば効率よく稼げますが、お客さまが減ると、燃料や整備の費用はそのままに収入だけが落ちます。

燃料の価格が高い時期には、燃費の悪い大型機の負担はさらに重くなりました。再建の過程では、大型機の退役と、中小型機への入れ替えが進められています。

要因② 企業年金の負担が重かった

日本航空は、退職した社員や現役の社員に約束していた企業年金の負担が大きく、積み立てが足りない状態が問題になっていました。再建では、退職者と現役社員の年金を減らすことが大きな論点になり、受給者の同意を集める手続きも行われました。

年金の約束は、将来に向けた会社の借金のようなものです。売上が落ちても、この負担は減りません。

要因③ 統合と路線網の重さ

日本航空は2000年代に日本エアシステムと統合し、国内線の路線網が大きくなりました。路線が広がることは強みにもなりますが、採算の合わない路線をどう整理するかが難しくなる面もあります。

地方路線には、地域の暮らしを支える役割もあるため、採算だけで決められない事情がありました。

要因④ 2008年の金融危機と2009年の新型インフルエンザ

2008年の世界的な金融危機で、ビジネスの出張や旅行が大きく減りました。翌2009年には新型インフルエンザの流行で、海外旅行の需要がさらに落ち込みます。もともと体力の弱っていた会社に、外からの打撃が続けて重なった形でした。

破綻のあとに起きたこと

会社更生法の申請で株式は上場廃止となり、株主の持ち分はなくなりました。再建計画では、グループ全体で約1万6,000人の人員削減が掲げられ、路線の大幅な縮小、子会社の整理も進められました。

その後、京セラ創業者の稲盛和夫氏のもとで再建が進み、日本航空は2012年9月に再上場しています。再建の考え方については、関連記事にまとめました。

元客室乗務員として、株主として思うこと

有名で、誰もが知っている会社でも、破綻はあります。そして破綻すると、株主の持ち分はなくなり、働く人の暮らしも大きく変わります。

私が会社を見るとき、売上や利益だけでなく、借入れの大きさ、退職給付の負担、固定費の重さを確かめるようになったのは、この出来事を身近に知っているからです。外の出来事は避けられません。だからこそ、悪い年に耐えられる体力があるかを、貸借対照表で見るようにしています。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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