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米国の債券をまとめて持つETFであるAGGについて、2026年10月時点の公表資料を私が読み直した記録です。結論を先に書くと、AGGは米国の投資適格債を広く集めたファンドで、2026年10月21日時点の組み入れ本数は1万3,445本、純資産は約1,383億ドル、経費率は年0.03%でした。分配は毎月で、2026年は1口当たり0.31ドルから0.34ドルの範囲で支払われています。以前この記事に書いていた経費率0.04%、債券7,000本、価格が102ドルから218ドルになったという話は、公表資料で確認できなかったので取り下げます。
※この記事は私が公表資料を読んで整理した記録で、投資や税務の助言ではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の会社や商品の売買を勧めるものではありません。数字は2026年10月時点のものです。
AGGはどういうファンドか
AGGの正式な名称はiシェアーズ・コア米国総合債券市場ETFで、運用しているのはブラックロックです。連動を目指す指数はブルームバーグ米国総合債券指数、設定日は2003年9月22日です。
中身は米国の国債、住宅ローンを裏付けにした証券、事業会社の社債などで、どれも投資適格と呼ばれる格付けの範囲に収まっています。1本の会社の株を買うのとは違い、国や会社に貸したお金の利息を受け取る仕組みです。私はこのファンドを、値上がりを狙うものではなく、株の値動きとは別の動き方をする置き場所として眺めています。
2026年10月時点の中身を自分で確認した
運用会社のファンドページで中身を見ると、2026年10月20日時点の内訳は、米国債が約46.8%、住宅ローン担保証券のパススルーが約22.8%、事業会社の社債にあたる産業が約14.2%、金融機関が約8.0%、公益が約2.5%でした。残りは商業用不動産担保証券や国際機関の債券などが数%ずつです。
組み入れ本数は2026年10月21日時点で1万3,445本、純資産は約1,383億ドルです。以前の記事で7,000本以上と書いていましたが、実際にはその倍近くに増えていました。こうした数字は運用会社が毎営業日更新しているので、私も記事を書き直すときは必ずそのページを開くようにしています。
トリプルAばかりではなかった
以前の記事で私は、AGGの中身はほとんどが最高格付けのトリプルAだと書いていました。これは間違いでした。
運用会社が公表している2026年10月20日時点の格付け別の内訳は、トリプルAが約2.2%、ダブルAが約73.6%、シングルAが約11.9%、トリプルBが約11.5%で、ダブルB以下はゼロでした。ダブルAが大半を占めるのは、中身の半分近くが米国債で、その米国債自体の格付けがトリプルAではなくなっているためです。
投資適格の範囲に収まっているという意味では固いファンドですが、最高格付けの塊だという言い方は正確ではありません。格付け会社から特定の評価を受けているという書き方も、私は確認できなかったので今回削りました。
分配金は毎月、1口当たり0.33ドル前後
AGGの分配は毎月です。2026年の支払いを1口当たりで並べると、2月が約0.325ドル、3月が約0.316ドル、4月が約0.337ドル、5月が約0.330ドル、6月が約0.331ドル、7月が約0.331ドル、8月が約0.338ドル、9月が約0.337ドル、10月が約0.334ドルでした。
毎月ほぼ同じ金額が入ってくるので、家計の見通しは立てやすいと思います。ただし金額は固定ではなく、組み入れた債券の利息が入れ替わるにつれて少しずつ動きます。
配当利回りやPERのような株価で毎日変わる数字は、この記事では載せません。以前の記事には分配金利回り3.28%という数字が入っていましたが、2024年3月の一時点のもので、今読む人の役には立たないので取り下げました。なお運用会社は2026年10月20日時点の過去12か月の分配率を4.16%、30日SEC利回りを5.10%と公表しています。
金利と債券の価格の関係
債券の価格は金利と逆に動きます。世の中の金利が上がると、すでに発行されている低い利息の債券は魅力が薄れるので価格が下がり、金利が下がると価格は上がります。
この動きの大きさを測る数字がデュレーションで、AGGは2026年10月20日時点で5.70年です。ごく単純に言えば、金利が1%動くとファンドの価格が5%台で逆方向に動きやすい、という目安になります。債券だから値動きがないわけではない、というのが私がいちばん覚えておきたいところです。
取り下げた数字と、その理由
今回の書き直しで落とした数字を正直に書いておきます。
ひとつは、設定当初102ドルだった価格が2021年に218ドルになり18年で約115.6%増えたという話です。AGGの1口の値段は長く100ドル前後で推移しており、218ドルという水準は公表資料で確認できませんでした。おそらく分配金を再投資した指数の数値と価格を混ぜてしまったのだと思います。
もうひとつは、リーマンショックのときの下落が5%程度だったという記述です。私が見られる一次資料では裏が取れなかったので、今回は書きません。経費率も0.04%ではなく0.03%が正しい数字でした。純資産を8兆円以上と書いていた部分も、ドル建ての公表額に直しました。
円で暮らす私にとっての為替
AGGはドル建てのファンドなので、ドルで見た価格が動かなくても、円に換えるときの為替で手取りが変わります。円安になれば円での評価額は増え、円高になれば減ります。
毎月の分配金も同じです。1口当たり0.33ドルという金額は変わらなくても、円に換える時点のレートで受け取り額が変わります。私は為替を当てられないので、まとめて円に換える時期を一度に決めないようにしています。
50代の私が債券をどう考えているか
私はウォーレン・バフェットのやり方を真似しています。良い企業を割安に買って長く持ち、決算は自分で見て、わからないものは買わない。この三つです。だから資産の中心は会社そのもので、債券は中心には置いていません。
それでも米国の総合債券を眺めているのは、株が下がる局面で全部が同じ方向に動くのは怖いと感じているからです。50代の私にとって、生活費を何年分かは値動きの小さいところに置いておきたい、という気持ちがあります。どのくらい置くかは人それぞれで、私は自分の生活費と年金の見込みから逆算して決めました。
この記事は私が公表資料を読んで考えた記録で、特定の商品の売買を勧めるものではありません。買うかどうかの判断は、ご自身で目論見書と直近のファクトシートを読んでから決めていただくのが安全だと思います。
参考資料:
– ブラックロック iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF(AGG)ファンドページ(2026年10月20日・21日時点の経費率・組み入れ本数・純資産・資産別内訳・格付け別内訳・デュレーション・過去12か月分配率・30日SEC利回り)
– AGGの分配金支払い実績(運用会社が公表する毎月の1口当たり分配金)
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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