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働いて得るお金と、持っている資産が生むお金は別のものだと気づいてから、私の家計の考え方は変わりました。結論を先に書くと、私がしたことは三つです。家計の数字を全部書き出して種銭を作ったこと、配当を出し続けている会社に少しずつ投じたこと、受け取った配当を使い切らずに次の投資へ回したこと。これだけです。この記事では、その考え方と、日本で資産を持つ世帯がどのくらいあるのかという公表データを、2026年10月時点で私が確かめ直した内容を書きます。
※この記事は私が公表資料を読んで整理した記録で、投資や税務の助言ではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の会社や商品の売買を勧めるものではありません。数字は2026年10月時点のものです。
働いて得るお金と、資産が生むお金
私は長く客室乗務員として働いていました。機内でいろいろなお客様と接するうちに、同じ日本に住んでいても、お金の入り方が自分とまったく違う人たちがいることに気づきました。給料で暮らしている人と、持っている資産から入ってくるお金で暮らしている人がいる、ということです。
どちらが偉いという話ではありません。ただ、自分の時間を売って得る収入には上限があり、体調や年齢で減っていくのに対して、資産から入るお金は寝ている間も止まらない、という違いがあるだけです。私はこの違いに気づくのが遅く、ずいぶん長く労働収入と預金だけで何とかしようとしていました。
複利は、最初の塊がないと効かない
複利という言葉を、私は長いあいだ知りませんでした。雪玉を坂で転がすと雪を巻き取って大きくなる、あの形です。受け取った利益を使わずにもう一度投じると、次はその分も含めて利益を生みます。
ただ、この話にはあまり語られない前提があります。転がす雪玉が小さすぎると、坂をいくら長くしても大きくならない、ということです。年に数%ずつ増えると言っても、元が10万円なら増える額は数千円です。だから私は、投資の勉強よりも先に、種銭を作ることに時間を使いました。家計簿をつけて支出を全部書き出し、減らせるところを減らしただけです。派手な話ではありませんが、ここを飛ばすと先に進めませんでした。
日本で資産を持つ世帯はどのくらいあるのか
この記事には以前、富裕層の世帯数のデータを載せていました。読み直したら数字がぐちゃぐちゃで、兆円と万世帯が入れ替わっていたり、1億円以上5億円未満と書くべきところが5億円以上1億円未満になっていたりしました。元の資料に当たって直します。
野村総合研究所が2025年2月13日に公表した推計では、2023年時点で純金融資産が5億円以上の超富裕層が11.8万世帯、その資産の合計が135兆円。1億円以上5億円未満の富裕層が153.5万世帯、合計で334兆円でした。二つを足すと約165万世帯、約469兆円です。
同じ推計の2021年時点では、超富裕層が9.0万世帯で105兆円、富裕層が139.5万世帯で259兆円でした。2年で世帯数も資産額も増えています。なお準富裕層、アッパーマス層、マス層という区分もありますが、この公表資料には世帯数が載っていなかったので書きません。また出典は三菱UFJ銀行ではなく野村総合研究所です。ここも直しました。
165万世帯という数字をどう読んだか
日本の世帯数は5,000万を超えるので、純金融資産1億円以上の世帯は全体の3%台ということになります。少ないと感じる一方で、165万世帯が全員生まれつき裕福だったわけではないはずだと私は思いました。
実際この推計を出している研究所も、準富裕層やアッパーマス層から上がってきた世帯があることに触れています。会社員として働きながら、資産が気づかないうちに1億円を超えていた人がいる、ということです。私はこれを読んで、自分にも通れる道があるのかもしれないと思えました。
学校では教わらなかった、という言い訳をやめた
日本では家族や友人とお金の話をするのが気恥ずかしい、という空気があります。私もそうでした。学校で教わらなかったから知らなくて当然だと、長いあいだ思っていました。
でも、教わらなかったことを理由にしても資産は増えません。私は50代になってから、自分で決算短信や公表資料を読むようにしました。最初はまったく読めませんでしたが、1社ずつ時間をかければ、何で稼いでいる会社なのかは分かるようになりました。
ウォーレン・バフェットのやり方を真似した
私がお手本にしているのはウォーレン・バフェットのやり方です。良い企業を割安に買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない。この三つを自分の家計の規模に合わせて真似しているだけです。
株を売り買いして差益を取るのではなく、企業に投資して、その会社が育つのを待つ。配当を出し続けている会社であれば、株価が動かない年でも配当は入ってきます。私にとって大事なのは、株価が上がったかではなく、その会社がちゃんと稼げているかどうかです。
私が実際にやった順番
順番にすると、こうなりました。まず家計の支出を全部書き出して、毎月いくら残せるかを確かめました。次に、生活費の半年分を現金で別にしておきました。ここが崩れると、相場が下がったときに売らざるを得なくなるからです。
そのうえで、残ったお金で配当を出し続けている会社を少しずつ買いました。一度にまとめて買わず、年に何回かに分けました。受け取った配当は使わずに次の買い付けに回しました。これを何年も続けただけで、特別なことはしていません。
気をつけていること
うまくいった話ばかり書くと嘘になるので、失敗も書いておきます。配当が高いという理由だけで買った会社が、業績が落ちて減配したことがありました。利回りが高く見えるのは、株価が下がった結果かもしれない、と学びました。
それから、投資は自己責任という言葉で片付けるのではなく、自分が損をしても生活が壊れない金額に収める、というのが私の線引きです。借りたお金では投資しません。この記事は私がこう考えてこう決めたという記録で、同じやり方をお勧めするものではありません。
参考資料:
– 野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」(2025年2月13日公表、2023年時点の推計)
– 野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」(2023年3月1日公表、2021年時点の推計)
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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