※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
こんにちは、バフェットかおるです。
経済評論家の朝倉慶さんが「残酷な時代が始まる」「歴史が証明するインフレの脅威」「株はもう下がらない」という3本の動画で話されていた内容を、私なりに整理してみました。あわせて、朝倉さんが「政府発表のインフレ率は実感と違う」と言われていた部分を、お米や卵、切手の値段という身近な数字で確かめています。
先に結論を書きます。私は「株はもう下がらない」とは考えていません。相場が下がらないと言い切れる根拠を、私は持っていないからです。ただ、現金を現金のまま置いておくことにも別のリスクがある、という部分については、数字を並べてみて納得しました。だから私は、1株ずつでも会社に置き換えていく、というやり方を続けています。
この記事は前半が朝倉さんの主張の整理、後半が私自身の受け止めです。どこまでが誰の話なのかがわかるように、区切って書きました。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2025年から2026年時点で調べたもので、今後変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
先に結論:この3本の動画から私が受け取ったこと
- 物価の上がり方は、政府発表の数字よりも家計の実感に近いところで進んでいた
- 現金の価値が下がるという話は、お米や切手の値段で確かめられた
- ただし「だから株は下がらない」という結論には、私は乗らない
ここまでは朝倉慶さんの主張です:体感しているインフレこそ本物だ
朝倉さんが繰り返し訴えていたのは、政府発表のインフレ率(1.4%など)は実態を表していないという点でした。あなたが体感しているインフレこそ本物だ、という言い方をされていました。ラーメン1杯が1300円になっていたことに驚いた、という話も出てきます。
では、その「体感インフレ」は数字で確かめられるのか。ここが私の気になったところだったので、身近な食卓の定番品で調べてみました。
「物価の優等生」が、数年で別物になっていた
お米(5kg)── 1年でほぼ2倍
あるブランドの5kg当たり価格は、2024年6月の約2,561円から2025年6月には約5,072円へと、ほぼ2倍の水準まで上がりました。
2023年には東京都区部の小売価格で5kgあたり約2,300円だったものが、2025年11月14日には平均価格4,316円と最高値を更新しています。わずか2年で約2,000円の値上がりです。4人家族で月10kg消費すると、月額約5,000円・年間約6万円の負担増という計算になります。
卵(1パック)── 157円から256円へ
かつて価格の優等生と呼ばれた卵も例外ではありませんでした。2022年3月に157円だった食品スーパーの平均価格が、2023年5月から7月には247円前後と約1.6倍まで上がっています。
その後も最高値の更新が続き、2025年11月に251円、12月には256円まで上がって、2023年のピーク248円を超えました。年末最終週の平均価格は263円(前年比117%)に達しています。
牛乳(1000ml)── 静かに3割
牛乳は値上げ幅が派手ではないぶん、気づきにくいところがあります。2020年の価格を100とすると、2025年12月時点で牛乳は約130(337円/L)。バターは約140(613円/200g)まで上がっています。
別の調査では、牛乳1000ml入り1本がコロナ禍前と比べて122%の水準。生乳価格そのものが2020年以降、2025年8月までに計24円/kg引き上げられていて、これがじわじわと小売価格に乗ってきています。
切手(定形郵便)── 30年ぶりの改定
極めつけは郵便料金でした。25g以下の定形郵便物は84円から110円へ、はがきは63円から85円(34.9%の値上げ)となり、30年ぶりの改定です。幅は17%から31%でした。
26円と書くと小さく見えますが、月に100通送る場合、改定前の8,400円が改定後は11,000円。差はひと月2,600円、年間では31万2,000円になります。
4つの値上がりを一覧にすると
| 品目 | 数年前 | 直近 | 上昇率の目安 |
|---|---|---|---|
| お米 5kg | 約2,300〜2,561円 | 約4,300〜5,000円 | ほぼ2倍 |
| 卵 1パック | 157円(2022年) | 256円(2025年12月) | 約1.6倍 |
| 牛乳 1000ml | 2020年=100 | 約130(337円/L) | 約3割増 |
| 切手 定形 | 84円 | 110円 | 約31%増 |
数字はいずれも2025年から2026年にかけて調べたもので、今後も動きます。
朝倉さんが「インフレ税」と呼んでいたもの
朝倉さんは、物価が10%上がれば自然に10%のインフレ税を払っていることになる、という言い方をしていました。消費税は10%ですが、お米のように価格が2倍になれば実質100%の負担増になる、という話です。
給料から天引きされるわけでも、確定申告で計算するわけでもありません。ただ、同じ1万円札で買えるお米の量が数年前の半分になっている。それをステルス増税と呼んでいました。私はこの呼び方が正しいかどうかを判断できる立場ではありませんが、家計の感覚としてはよくわかる説明でした。
インフレが止まらない理由として挙げられていた5つ
ここも朝倉さんの主張の整理です。
- 政府がインフレを止める気がない。止める唯一の方法は1973年のオイルショック時のように公定歩合を一気に引き上げること(当時4.25%→9%)だが、今それをやれば倒産が多発する。だからできず、補助金でアクセルを踏んでいる
- インフレで税収が自然に増え、1,200兆円超の国の借金は実質的に目減りする。財政が改善したように見える
- 積極財政から賃上げ、物価上昇、税収増、また補助金という自己強化のループになっている
- 供給力が足りない。帝国ホテルの建て替えが6年経っても進まず、地方の再開発も人手不足で進まない。そこへ需要を増やす政策をやれば値段が上がるだけ
- 日銀が金利を上げられない。昨年のインフレ率は約3.1%なのに政策金利は0.75%で、実質金利はマイナスのまま
「株はもう下がらない」の根拠として挙げられていた5つ
これも朝倉さんの主張です。私の考えではありません。
- マネーの価値が下がる分、株の名目価格が上がる。株が上がっているのではなく現金の価値が下がっている、という説明でした
- 日本の個人金融資産2,351兆円のうち約半分の1,140兆円が現金。インフレ率3%なら年34兆円、5%なら50兆円以上が実質的に目減りし、逃げ場を求めたお金が株・不動産・金へ向かう
- 会社は値上げで名目利益を伸ばせる。利益を伴って株価が上がるのでバブルではない
- 日本株は売り物が枯渇している。日本人は過去10年で約60兆円を売り越し、会社は自社株買いで吸い上げ、日銀はETFを売らない。だから少ない売買代金でも動きが大きくなる
- 円安で日本株が世界から見て割安。PERはバブル期の60〜70倍に対し、今は17〜20倍。ウォーレン・バフェットも2020年から日本の商社に投資している
ただ、朝倉さん自身も動画の最後で、相場は勢いで上がり勢いで下がる、株を買った後に下がることもある、1万円下がることは毎年起きている、と話していました。「絶対に下がらない」と言っているのではなく、「下がってもインフレが時間を味方にしてくれる」という趣旨だと私は受け取りました。
ここまでが朝倉さんの主張です。
ここから先は、私が数字を見て受け止めたことです
私は相場の先行きを当てられません。だから「もう下がらない」という言い方は、自分では使わないことにしています。実際、朝倉さん自身も信用取引で気が大きくなって全部失う人が多いことを、戒めとして話していました。私がJAL破綻で学んだことと同じです。怖いのは下落そのものではなく、一点に賭けすぎる無防備さでした。
そのうえで、お米や切手の数字を並べて私が受け止めたのは、現金で持っているだけでも買えるものが減っていく、という一点です。値動きを当てにいくのではなく、稼ぐ力のある会社に置き換えておく。それだけのことを、私は自分の決まりにしました。
- 現金100%のままにせず、少しずつ資産に置き換えておく
- それでも信用取引で一発勝負はしない
- 複数の業種・複数の会社に分けて、配当を受け取りながら長く持つ
この分散と長期と、無理のない金額で、という構えは、ウォーレン・バフェットのやり方を私なりに真似しているつもりです。良い会社を割安なときに買って、決算は自分で見て、わからないものは買わない。それだけです。
まとめ
朝倉さんの話のうち、物価が家計の実感どおりに上がっているという部分は、お米・卵・牛乳・切手の数字で確かめられました。一方で「株はもう下がらない」という結論については、私は自分の言葉として使いません。
私が決めたのは、現金のままにしておくのをやめて、育つと思える会社に1株ずつ置き換えていくことだけです。下がる日は毎年来ます。その日に売らずにいられる金額にしておく、というところまでが私の準備でした。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。
この記事の話は、動画でもお話ししています。


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