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竹本容器(4248)は、私が投資している会社の一つです。化粧品のボトルやシャンプーの容器、食品のパッケージなど、暮らしに欠かせない「器」をつくっています。
結論から書くと、配当利回り・割安さ・財務の安全性は私の基準を満たしていますが、営業利益率と売上の伸びは物足りません。それでも私が持ち続けているのは、減配しにくい財務と、ほかの会社がまねしにくい強みがあるからです。この記事では、2025年12月期の決算と2026年5月時点の数字で確かめた内容を整理します。
※この記事は私の保有状況と考えの紹介であり、竹本容器への投資をすすめるものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2025年12月期の決算と、2026年5月20日時点の株価(865円)にもとづきます。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
竹本容器はどんな会社か
1953年に設立されたプラスチック容器の専業メーカーで、東証スタンダード市場に上場しています。最大の強みは、自社で金型を開発・保有していることです。これによって、少ない数量の注文にも短い納期で応えられます。拠点は日本のほか、中国、アメリカ、タイ、オランダ、インドにあります。地味ですが、世界に広がるニッチな会社です。
私の基準で確かめた数字
| 項目 | 竹本容器 | 私の基準 |
|---|---|---|
| 予想配当利回り | 4.39%(38円÷865円) | 3%以上 |
| PBR | 0.87倍 | 2倍以下 |
| 自己資本比率 | 71.4% | 40%以上 |
| 流動比率 | 約219% | 200%以上 |
| 営業利益率 | 約6.8%(2026年12月期予想は約7.3%) | 10%以上 |
1株純資産は996.01円で過去最高です。株価865円で、1株あたり996円の資産を持つ会社に投資できる計算になります。
配当:2009年の7円から38円へ、減配なし
配当は2009年の7円から、2026年12月期予想の38円まで、約5.4倍に増えています。2019年と2020年は19円で据え置きでしたが、リーマン・ショックやコロナの時期も含めて減配はしていません。2025年12月期は36円、今期は2円の増配予想です。
配当性向は56.3%と無理のない水準で、利益剰余金約88億円は年間の配当総額約4.3億円の約20年分にあたります。利益が一時的に落ちても、配当を続ける体力はあると考えています。
気になる点:売上の伸びと営業利益率
| 年度 | 売上高 |
|---|---|
| 2012年12月期 | 96.5億円 |
| 2018年12月期 | 160億円 |
| 2021年12月期 | 158億円 |
| 2023年12月期 | 143億円 |
| 2024年12月期 | 156億円 |
| 2025年12月期 | 145億円 |
| 2026年12月期(予想) | 158億円 |
売上は2018年の160億円がピークで、その後は横ばいからやや減少です。営業利益率も7%前後で、私が見ている10%には届きません。製造業としては悪くない水準ですが、基準は満たしていないと正直に書いておきます。
また、2025年12月期は営業キャッシュフローが前年の21.5億円から6.93億円に減り、現金も60.2億円から42.8億円に減りました。設備投資(14.6億円)や借入金の返済が大きかったためで、先行投資とも見られますが、次の決算で確かめたい点です。
良かった点と、2026年12月期の見通し
2025年12月期は減収でも増益でした。自己資本比率は過去最高水準になり、有利子負債の比率も下がっています。国内の売上は減った一方で、インドや中国の事業は伸びています。
2026年12月期の会社予想は、売上158億円(9.0%増)、営業利益11.5億円(16.0%増)、純利益9億円(16.7%増)で、増収増益と増配の見通しです。環境に配慮したリサイクル素材の容器の需要や、海外事業の拡大が追い風になると見ています。
まねされにくい強み
- 4,000種類以上の金型を自社で持つ:金型は1つ数百万円から数千万円かかり、70年以上かけて積み上げてきたものです。ほかの会社がすぐにそろえることはできません
- 小ロット・短納期:「この形のボトルを500本だけ、2週間で」といった注文に応えられます。化粧品の試験販売や季節限定商品に重宝される仕組みです
- 容器は消耗品:中身を使い切れば、また容器が必要になります。景気に左右されにくい需要だと考えています
小型株なので、売買が少なく値動きが大きくなりやすいことや、東証の上場維持基準の見直しの影響は、気にかけておきたい点です。
まとめ:財務の堅さを担う会社として持ち続ける
営業利益率と売上の伸びは基準に届きません。それでも私が竹本容器を持ち続ける理由は3つです。自己資本比率71.4%、流動比率約219%、利益剰余金約88億円と、財務が堅いこと。配当性向56.3%で約20年分の蓄えがあり、減配しにくいこと。PBR0.87倍と割安で、配当を受け取りながら待てること。
1社ですべての基準を満たす必要はなく、資産全体で考えるのが私のやり方です。竹本容器は、私の中で「財務の堅実さ」を担う会社です。繰り返しになりますが、この記事は竹本容器への投資をすすめるものではありません。
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