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結論から書きます。手元にまとまったお金があるなら、何年もかけて小分けに買うより、早めに投資に回したほうが、お金が働く期間を長く使えます。私は、成果を決めるのは「いつ買ったか」よりも「どれだけ長く持てたか」だと考えるようになりました。
ただし、これはインデックスの積立についての話です。会社を選んで投資するほうは、同じようには考えていません。その違いを分けて書いていきます。
※この記事は、私(バフェットかおる)が自分の投資について考えたことの記録です。私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていないため、個別の会社や商品をおすすめすることはできません。記事に出てくる会社名は、いただいた質問の話題としての紹介であり、私の保有状況の紹介にとどまるもので、買うことをおすすめするものではありません。数字は2026年2月時点のものです。
まず、誤解させてしまったことをお詫びします
視聴者さんから「少しずつ買うより、一気に投資したほうがいいのでしょうか」という質問をいただきました。ショーボンド建設(上場しているのは持株会社のショーボンドホールディングス、証券コード1414)を例に挙げてのご質問でした。
私が1株ずつ買い増している様子をお見せしているので、「投資は少しずつ買うものなんだ」と受け取られた方がいるかもしれません。そこは、私の説明が足りませんでした。
私が1株ずつ買っているのは、戦略だからではありません。いま毎月投資に回せる金額が小さいからです。パートのお給料が月2万円ほど、YouTubeの収入が月13万円ほど(2026年2月時点)で、入ってきたぶんだけ買い足している、というだけの話です。
退職金2,000万円を、10年に分けるか最初に入れるか
たとえば、退職金で2,000万円が手元にあるとします。
- 毎年200万円ずつ、10年かけて積み立てていく場合
- 最初に2,000万円をまとめて入れる場合
前のやり方では、9年目まで「まだ投資に回していないお金」が手元に残ります。1年目に入れた200万円は10年ぶん働きますが、10年目に入れた200万円はほとんど働く時間がありません。後のやり方では、2,000万円すべてが最初から同じ期間働きます。
長い目で見れば市場は育っていく、という前提を置くなら、働いている期間が長いほうが有利になりやすい。ここから「資金があるなら早めに入れる」という考え方が出てきます。
いっぽうで、入れた直後に大きく下がることもあります。そのときに持ち続けられるかどうかは、金額の大きさと、その人の生活の余裕で変わります。私は、ここは計算の問題ではなく性格の問題だと思っています。
以前は、100株単位でまとめて買っていました
コメント欄で「数百株単位で持っているなら、まとめて買った時期があったはずですよね」という指摘をいただきました。そのとおりです。
私はインデックス投資で資産が1億円を超えたあと、利益を確定して約2,000万円の税金を払いました。手元に残った約8,000万円を、2年ほどかけて配当を出す会社へ移していきました。そのときは1株ずつではなく、100株単位で土台を作っていました。2026年2月時点では、全体で1億1,400万円ほどです。
いまは大きな資金がすでに会社の株に変わっているので、毎月の収入から1株ずつ買い足しています。見え方が紛らわしくて、申し訳ありませんでした。
「稲妻が輝く瞬間」という言葉を思い出すようにしています
チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』に、「稲妻が輝く瞬間」という言葉が出てきます。相場が大きく上がる日はごくわずかしかなく、その日に市場にいなければ長期の成果は変わってしまう、という話です。
私が自分に言い聞かせているのはここです。資産が半分になったときに怖くなって売り、落ち着いてから買い戻そうとすると、いちばん上がる日を外しやすい。大きく上がる日は、嵐の最中や直後に来ることが多いからです。
「ベスト10日を逃すと利益が半分」の数字は確かめられませんでした
この話には、「20年のうち上昇率の高い10日を逃すと、最終の金額が半分以下になる」という具体的な数字がよく添えられます。以前の記事では、1万ドルが6万4,000ドルになるか2万9,000ドルで終わるか、という表を載せていました。
その数字の出どころを自分で確かめようとしましたが、どの期間のどの指数で計算したものなのかまでたどれませんでした。前提の置き方で結果が変わる種類の数字なので、表は外しました。「大きく上がる日はごく少ない」という考え方だけを残しています。
積立と、会社を選ぶことは、別の作業だと分けています
インデックスの積立は、毎月決めた額を続けるだけです。相場を読む必要がありません。
会社を選んで投資するほうは、その会社の決算を自分で読んで、いまの値段をどう見るかを自分で決めることになります。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つ、わからない会社は買わない、と決めています。この二つを同じ道具で考えようとすると、たいてい迷います。
特定の会社を「一気に買う」という結論は外しました
以前の記事では、会社の名前を挙げて「資金があるなら一気に買ったほうがいい」と書いていました。これは個別の会社を推奨する形になってしまうため、その部分は削除しました。私は投資助言・代理業の登録を受けていないので、どの会社をいくら買うべきかという話はできません。
私が自分の口座でやっているのは、決算を読んで納得できた会社を、自分が出せる金額の範囲で買うことだけです。金額の決め方は、その人の生活の余裕と、下がったときに眠れるかどうかで変わると思います。
いま私が決めていること
まとまったお金があるなら、何年も寝かせずに、働く期間を長くとる。ただし一度に動かすのが怖い金額なら、自分が耐えられる大きさに割る。買ったら売らない。配当は当てにして暮らさず、持ち続ける。私はこの形に落ち着きました。
この記事に出てくる会社名は、いただいた質問の話題と私の保有状況の紹介であり、買うことをおすすめするものではありません。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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