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50代に入ってから、お金の考え方を一度組み直しました。結論から書くと、私がいちばん先に手をつけたのは「増やすこと」ではなく「今いくら出ていっているかを自分で言えるようにすること」でした。順番を間違えていたことに気づいたのが50代だった、という話です。何が正解かはわかりません。以下は私が考えて、私が決めたことの記録です。
※本記事は筆者個人の家計の考え方を書いたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の金融商品・保険・サービスを推奨するものではありません。年金や社会保険の制度は改正されます。ご自身に当てはまる金額や条件は、年金事務所や自治体の窓口、税の話であれば税理士や税務署でご確認ください。
50代になって、時間の見え方が変わった
30代や40代のころは、家計が足りなければ働く時間を増やせばいい、と思っていました。実際それで何とかなってきました。50代でそれが通じなくなりました。体力の話もありますが、それ以上に、残っている年数が数えられる長さになったからです。
あと何年働けるか、年金を受け取り始めるまでに何年あるか。数えられてしまうと、「いつかやる」が通用しなくなります。私にとってはこれが一番の変化でした。焦ったわけではなく、順番を決めなければいけなくなった、という感覚です。
私が先に「出ていくお金」から手をつけた理由
投資の話を先にしたい気持ちはありました。でも私の場合、出ていくお金の額を自分で言えませんでした。毎月の引き落としがいくつあるか、答えられなかったのです。
入ってくる額を増やすのは、相手がいる話です。相場も給与も自分では決められません。出ていく額は、自分ひとりで決められます。自分で決められるほうから手をつけるのが確実だ、と考えました。これは投資のやり方としても同じで、良い企業を割安なときに買って長く持つというウォーレン・バフェットのやり方も、結局「自分で確かめられることだけを根拠にする」という話だと私は受け取っています。
それに、支出を一万円減らすのは、増えるかどうかわからない運用の成果をあてにしなくていい分、確実です。地味ですが、50代の私には合っていました。
家計を見えるようにするまでにやったこと
最初にしたのは、通帳とカードの明細を三か月分ならべて、紙に書き写すことでした。アプリでまとめることもできますが、私は一度だけ自分の手で書きたかったのです。写していると、自分が何に払っているのか、金額とともに体に入ってきます。
分け方は四つにしました。毎月必ず出ていくもの、月によって変わるもの、年に一度だけ出ていくもの、そして使途がわからないもの。四つ目が思ったより多くて、そこが出発点になりました。
そのあとは、月に一度だけ見る形に落ち着いています。毎日つけようとして続かなかったので、月末に三十分だけ、という約束に変えました。続かない方法は私には向いていない、というだけの話です。
固定費から見直した順番
私が手をつけた順番は、金額の大きいものからでした。一度下げると来月も下がったままになるからです。
住まいにかかるお金、通信、車、それから保険と契約の見直し。この並びになったのは、我が家の金額がたまたまこの順だったからで、どなたにも当てはまる順番ではないと思います。
保険については、自分の場合だけ書きます。私は「起きる可能性は低いけれど、起きたら家計が立ち直れないこと」に絞ることにしました。逆に、起きても手持ちの現金で払いきれる範囲のことは、保険をやめて自分で持つ、と決めました。どこで線を引くかは、家族構成や手元の現金の量で変わります。だから具体的な商品名はここには書きません。私も加入先を決める前に、約款を自分で読み直しました。
十年先までの予定表を一枚だけ作った
大きなお金は、毎月の家計簿には出てきません。ある年に突然来ます。それで、縦に年、横に出来事を書いた表を一枚だけ作りました。
書いたのは、働き方が変わる見込みの年、年金の受け取りを始める予定の年、住まいの修繕が必要になりそうな年、それに親のことです。50代になると、自分のことだけでは終わりません。ここを書かずにいたのが、私の見落としでした。
金額は正確に出せません。出せないままでも、「この年に何か大きいことが来る」と書いておくだけで、その手前で現金を厚くしておく判断ができます。精度より、空欄をなくすことを優先しました。
残ったお金を、投資と「楽しむお金」に分けている
支出を整えたあとに残る金額を、私は二つに分けています。将来の収入につながる使い方と、今の満足のための使い方です。
節約の話を続けていると、後者をゼロにしたくなります。私は一度それをやって、半年で嫌になりました。50代は、楽しみを全部先送りできる年齢でもないと思っています。だから最初から枠を決めて、その中では気兼ねなく使うことにしました。枠の外に出なければ自分を責めない、という約束です。
この決め方が正しいかはわかりません。ただ、続いているので私には合っていたのだと思います。
年金や物価の見通しを、私は家計の前提にしていない
年金がこの先どうなるか、物価がどこまで上がるか。数字の予測はいろいろ出ていますが、私はそれを家計の設計に組み込まないことにしました。前提にすると、前提が外れたときに計画ごと崩れるからです。
代わりにしているのは、自分の年金の見込み額を自分で確かめることです。ねんきん定期便と、日本年金機構の「ねんきんネット」で、自分の記録に基づいた金額が出せます。世の中の平均値より、自分の記録のほうが私には役に立ちました。受け取り開始を遅らせたときの金額も、ここで試算できます。
そのうえで、物価については「上がる前提で、現金だけに置かない」という一点だけを守っています。当てるのではなく、外れても困らない形にしておく。読めないことには、この手当てしかできないと思っています。
50代の私がいま持っている結論
まとめると、私がしたのは順番を変えただけです。出ていくお金を自分の言葉で言えるようにして、大きいものから下げて、十年先の予定を一枚にして、残ったお金を分けた。それだけです。
この順番を40代でやっておけばよかったと思う気持ちはあります。ただ、50代だから遅いとも思いませんでした。残っている年数が数えられるというのは、裏を返せば、何にどれだけ使うかを自分で決められるということでもあります。
どなたにも当てはまる正解を示せる立場ではありません。私はこう考えて、こう決めました、という話として読んでいただければと思います。
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私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
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・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
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※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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