空の旅の安全を守るキャビンアテンダントにとって魔の11分間とは?離陸の3分と着陸の8分の危険性をお伝えします。

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この記事は、離陸の3分と着陸の8分の危険性について、キャビンアテンダントの目線で解説しています。

この11分間は「クリティカル・イレブンミニッツ(魔の11分)」と呼ばれ、最も注意が必要とされている理由を説明します。

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離陸の3分、着陸の8分、魔の11分

離陸の3分、着陸の8分、この離着陸の前後11分の間、キャビンアテンダントは、ジャンプシートに座り、緊急事態に備えてイメージトレーニングを行っています。

理由は、離陸や着陸は飛行中で最もリスクが高いとされ、万が一の事態に迅速かつ効果的に対応できるよう、プロトコルを頭に描きながら待機します。

STS(Safety Training Simulation)5項目

STS5項目とは、航空業界における安全訓練のためのシミュレーション項目で、航空会社がキャビンアテンダントに提供する訓練プログラムの一部として組み込まれており、非常時の対応能力を高めることを目的としています。

衝撃防止姿勢(Brace for impact)

  • これは、飛行機が緊急着陸をする際に乗客と乗務員が取るべき安全な体の位置で「頭を下げて、heads down」と叫びます。
  • 客室乗務員は、乗客が正しい衝撃防止姿勢を取れるよう指導する方法を学んでいます。
  • 正しい姿勢は、緊急着陸時の怪我のリスクを最小限に抑えるために重要です。

パニックコントロール(panic control)

  • 緊急事態において、乗客がパニックに陥らないようにするスキルで、乗客の安全と秩序を保つために不可欠です。
  • 客室乗務員は、落ち着いた指示と強いプレゼンスで、乗客の不安を和らげる方法を訓練します。

ジャッジメント(Judgment)

  • 緊急時に迅速かつ効果的な判断を下す能力です。
  • 客室乗務員は、複雑な状況を迅速に評価し、最適な行動を選択する訓練を受けます。
  • 正しい判断が、緊急事態の乗客の安全に直結します。

コーディネーション(Coordination)

  • 他の乗務員やパイロット、連絡を取り合います。
  • 一貫性のあるチームワークと効果的なコミュニケーションは、緊急時の対応において重要で、緊急事態における効率的な対応を可能にします。

エバキュエーション(Evacuation)

緊急時に乗客を迅速かつ安全に機外へ避難させ、火災がある場合は、風上へ誘導し、乗客の人数を確認します。

離陸の3分、着陸の8分に起きた事故の例

飛行機事故の多くは、離陸の3分以内や着陸の8分以内に起きると言われています。

この記事では、有名な航空事故の事例を紹介します。

エールフランス358便オーバーラン事故(2005年)

この事故は着陸の最終段階で起こりました。

エールフランス358便はトロント・ピアソン国際空港に着陸しようとした際、滑走路をオーバーランし、川に衝突しましたが、訓練された運航乗務員や客室乗務員、乗客の協力で乗客乗員309人全員が生存しました。

アシアナ航空214便墜落事故(2013年)

サンフランシスコ国際空港への着陸進入中に起きた事故です。

この事故では、機体が滑走路手前の防波堤に接触し、その後滑走路に墜落しました。

乗客乗員307人中3人が亡くなり、多数が負傷しました。

誤った着陸手順とパイロットの習熟度不足が事故原因とされています。

アメリカン航空587便墜落事故(2001年)

この事故はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港から離陸してわずか数分後に発生しました。

尾翼の構造的な問題とパイロットの操縦方法が原因とされています。

乗客乗員260人全員と地上の5人が亡くなりました。

教訓

それぞれの事故には独自の原因があり、航空業界全体での安全対策の強化につながっています。

安全は常に航空業界で最優先されるべき事項ですから、離着陸時の魔の11分の大切さがわかります。

 客室乗務員に必要なスキルと訓練

緊急事態への準備

客室乗務員は、非常時に乗客を安全に避難させるための厳格な訓練を受け緊急脱出スライドの使用、火災対策、水上脱出の手順などが含まれます。

コミュニケーション能力

乗客に対する明確で落ち着いた指示が求められ、非常時のパニックを抑え、冷静に対応するためのコミュニケーションスキルは不可欠です。

体力と忍耐力

非常事態では迅速な行動が必要となるため、客室乗務員には高い体力と精神的な忍耐力が求められます。

乗客が安心して飛行機に乗るために

訓練と専門知識

緊急事態に最も効果的な方法で対応するため、定期的に訓練を受け続けています。

乗客の安全は常に最優先事項であり、客室乗務員はその安全を確保するために、日々努力を続けています。

精神的強さと継続的な自己成長

客室乗務員に求められるのは、単に技術的なスキルだけではなく、緊張感のある状況下でも冷静さを保ち、乗客をリードするための精神的な強さを持っていなければならないので、厳しい訓練と実際の経験を通じて培います。

客室乗務員は常に自己成長を目指し、新しい状況や技術に適応していきます。

飛行機事故後、心の傷とは?JAL516便事故と航空会社スタッフのトラウマ。 (cabinattendant.blog)

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