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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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【NVIDIA決算】売上816億ドルで過去最高|AIバブル論と株価の反応をどう見たか

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1億円への道
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※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

こんにちは、バフェットかおるです。先に結論を書きます。エヌビディアの決算の数字は、私が見た範囲では文句のつけようがない内容でした。それでも株価はほとんど動きませんでした。この「良い決算なのに株価が動かない」という組み合わせが、私にとっては今回いちばんの見どころでした。

もうひとつ、はっきり書いておきます。私はAI関連や半導体の会社を、個別には買っていません。エヌビディアは配当利回り0.5%程度、PER45倍、PBR40倍を超える会社で、私が自分に課している基準(配当利回り3.75%以上・PBR2倍以下・自己資本比率50%以上)には当てはまりません。ですから、この記事はエヌビディアを買うための記事ではありません。

私がこの決算を追いかけているのは、世界のお金がどこへ向かっているかを知る温度計として見ているからです。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数値は2026年5月20日(米国時間)発表のNVIDIA公式決算資料および各種報道にもとづくもので、その後変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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どんな決算だったのか

2026年5月20日(米国時間)の取引終了後、エヌビディア(NVIDIA、ティッカー:NVDA)の2027年1月期第1四半期決算が発表されました。

エヌビディアは1月決算なので日本からは少しわかりにくいのですが、「2027年1月期の第1四半期=2026年2月から4月まで」と覚えておけば大丈夫です。

項目 内容
企業名 NVIDIA Corporation(エヌビディア)
ティッカー NVDA
決算期 2027年1月期 第1四半期(FY27 Q1)
対象期間 2026年2月〜4月
発表日 2026年5月20日(米国時間)

数字を並べてみる

項目 実績 アナリスト予想 結果
売上高 816億ドル(約12.6兆円) 約787〜804億ドル 大幅に上回り
売上高前年同期比 +85.2% ― 加速
売上総利益 612億ドル ― 前年比+129.3%
営業利益 535億ドル ― 前年比+147.4%
純利益 583億ドル ― 前年比+210.6%
希薄化後EPS(GAAP) 2.39ドル 1.79ドル 大幅に上回り
調整後EPS 1.87ドル 1.76〜1.78ドル 6.25%上回り
データセンター売上 752億ドル 約728億ドル 上回り
営業キャッシュフロー 503億ドル ― 前年比+83.6%

売上高816億ドルは日本円で約12.6兆円です。これを1社が3か月で稼いだことになります。トヨタ自動車の年間売上高(約45兆円)の4分の1以上を1四半期で出している、という規模です。前年同期比で85.2%増というのは、私の感覚ではもう想像が追いつきません。

株主還元も大きく広げてきた

還元策 内容
自社株買い枠の追加 800億ドル(約12.4兆円)増額
四半期配当 0.01ドル → 0.25ドル(25倍)

四半期配当が25倍というのは目を引く数字ですが、配当利回りで見ると0.5%程度です。私は配当を目的に持つ会社ではない、と受け止めました。

私が良いと感じた3つの点

Blackwellが完売状態だと会社が説明している

ジェンスン・フアンCEOは決算電話会議でこう発言しています。

「これは並外れた四半期だった。需要はパラボリックに成長している。理由はシンプル。エージェントAIが到来したからだ」

パラボリックは「放物線的に、加速しながら伸びる」という意味です。需要が直線ではなく加速して増えている、という強気の表現でした。

さらにフアンCEOは「Vera Rubin(次世代プラットフォーム)の生涯にわたって供給制約が続く」とも述べています。作れば売れる状態が続くという説明です。ただしこれは会社側の見通しであって、確定した未来ではありません。

データセンター事業の伸び

売上の約92%を占めるデータセンター事業が752億ドルと過去最高になり、前年同期比で約93%の伸びになりました。世界のクラウド大手がAIへの設備投資を続けている結果だと説明されています。

次の四半期の見通しが市場予想を超えた

会社が示した第2四半期のガイダンスは、アナリストの予想平均を大きく上回る水準でした。

私が気になった3つの点

中国市場からは事実上退いている

米国政府の輸出規制により、エヌビディアのH20チップなどが中国に出荷できない状態が続いています。中国市場でのシェアは2年前のほぼ独占状態から約8%まで落ちました。

中国国内ではファーウェイの独自AIチップ「Ascend 950PR」が代替として台頭し、ファーウェイのAIプロセッサ事業の売上高は2025年に75億ドルに達したと報じられています。

中国を失ってもこれだけの数字が出ている、という読み方もできます。一方で、長い目で見れば競争環境に影を落とす可能性もある、と私は受け止めました。

株価への期待が高すぎる

決算の数字は良かったのに、時間外取引での株価の反応は限定的でした。決算前の224ドル前後から微増にとどまり、終値ベースではほぼ横ばい(約220〜224ドル)でした。

ウォール街では「good news is already priced in」、つまり良い話はもう株価に入っている、という言い方をします。今回はまさにそれだったのだろうと思います。

AIバブルという議論は消えていない

ここは記事の見出しとして私がいちばん気をつけたい部分です。今回の決算で「AIバブル論が終わった」とは、私は考えていません。

直近の四半期では、エヌビディアは過去6回連続で売上を3〜4%上回る決算を出してきましたが、直近5回のうち4回は決算後に株価が下落しています。たとえば2026年2月の決算では、3.4%上回ったにもかかわらず株価は5.5%下落しました。

良い決算が当たり前になり、市場のハードルが上がりすぎているということだと思います。CNBCのジム・クレイマー氏は決算前に「決算後は最初に飛び上がっても、その後で容赦なくハンマーで叩かれる可能性がある」と述べていました。

決算の数字が強いことと、バブルかどうかの議論に答えが出ることは、別の話です。私はそこを分けて見ることにしています。

なぜ良い決算で株価が動かなかったのか

理由として挙げられているのは、次の3つです。

すでに織り込まれていた。決算前の2か月で株価は約20%上がっていて、5月14日には史上最高値236.54ドルを付けていました。市場は好調をかなり織り込んでいたことになります。

オプション市場の動きです。決算前には8〜10%の値動きが織り込まれていましたが、発表で不確実性が解消されるとオプションのプレミアムが急落します。これがIVクラッシュと呼ばれるもので、短期の値動きが鈍くなる傾向があると説明されています。

サプライズの限界です。モーニングスターはエヌビディア株を、フェアバリューより186%高いと評価しています。フェアバリューは435ドルとされていますが、これは将来の成長を相当強気に見込んだ場合の数字です。すでに完璧が求められている会社なので、素晴らしいだけでは株価が動かなくなっている、という見方でした。

アナリストの見方

証券会社 目標株価 評価
Bank of America 320ドル 買い
Cantor Fitzgerald 350ドル Overweight
Evercore ISI 352ドル(2030年EPS基準) Outperform
DA Davidson 300ドル 買い

株価220ドルから見て4割から6割の上昇余地を見ているアナリストが多い状況でした。ただ目標株価は各社の前提次第で動くもので、私は答えとしては見ていません。

専門家のコメントとして紹介されているのは、次のようなものです。

  • Daniel Newman氏(Futurum Group CEO)|コンピュート供給は2026年から2027年にかけて完売状態で、供給制約は少なくとも2029年まで成長を支えると述べています
  • Dan Ives氏(Wedbush)|長期保有を続けよ、としています
  • ジム・クレイマー氏(CNBC)|決算後は最初に飛び上がっても、その後で叩かれる可能性があるとしています

長期では強気、短期では慎重論も混ざっている、というのが市場の見方のようです。

これから注目されている3つの点

次世代プラットフォーム「Vera Rubin」の立ち上がり

Vera Rubinは、現行のBlackwellに対して推論コストを最大10分の1にすると言われています。すでにAWS、Google Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloudが採用を決めており、2026年下半期から本格的な生産出荷が始まる予定です。

1兆ドル規模の受注

フアンCEOは2026年3月のGTCカンファレンスで、BlackwellとVera Rubinの2026〜2027年の累計売上が1兆ドル(約150兆円)を超えると発言しました。ほとんどの国の年間GDPを上回る規模です。

2025年11月時点でBlackwellとRubinの合計受注残は5,000億ドル超に達し、2026年後半まで完売状態とされています。

地政学のリスクと中国情勢

最大のリスクは引き続き米中関係だと言われています。中国向け売上は事実上ゼロですが、米中関係が改善してH200チップなどの輸出が再開されれば上振れ要因になります。

逆に関係がさらに悪化した場合、主要な製造委託先である台湾TSMCへの依存が地政学リスクとして浮かび上がる可能性があります。

AI・半導体を個別には買わない私が、この決算を追う理由

最初にも書きましたが、私はAI関連や半導体の会社を個別には買っていません。エヌビディアはPER45倍、PBR40倍を超え、配当利回りは0.5%程度です。私が自分に課している配当利回り3.75%以上・PBR2倍以下・自己資本比率50%以上という基準には、ひとつも当てはまりません。

ウォーレン・バフェットのやり方を真似していると自分で言っているので、わからないものは買わない、という線も守っています。AIチップの技術がこの先どう入れ替わるのか、私には見通せません。

それでも決算は毎回見ています。エヌビディアの数字は、世界のお金がどこへ向かっているかを測る温度計になるからです。

  • エヌビディアが好調だと、AI関連の設備投資が広がり、半導体製造装置(東京エレクトロン、ディスコ)、電力(東京電力HD、関西電力)、データセンター不動産(ESCONジャパン、東急不動産HD)、商社(三菱商事、伊藤忠商事)といったところに影響が及びます
  • 逆に失速すると、AIバブル懸念が広がってハイテク株が下がり、日経平均も連動しやすくなります

私が持っている会社の中にも、この流れの外にいない会社があります。だから、自分がエヌビディアを買っていなくても、決算は自分に関係のある話として読んでいます。

ただし、これは「AI関連の会社を買えば恩恵を受けられる」という話ではありません。私は自分の基準に合う会社を、割安だと感じたときに買う、というやり方を変えていません。

この決算から私が受け取った3つのこと

良い決算でも株価が上がらないことがある。良い決算が当たり前になると、市場のハードルは上がり続けます。決算が悪いのではなく、期待が高すぎるだけです。私は短期の値動きで判断しないようにしています。

1社の決算で世界の株価が動く。だからこそ、特定の会社や業種に集中させない形にしています。私がJALの破綻を勤め先の中から見た経験から学んだのは、これでした。

大きな流れは、自分の持ち方の中で受け止める。この先5年から10年、AIへの投資は世界経済の大きなテーマであり続けるのだろうと私は見ています。ただ私は、その中心にある会社を買うのではなく、自分の基準に合う会社を持ち続けるという形を選びました。どちらが正しいという話ではなく、私が自分で決めた線です。

まとめ

  • 2027年1月期第1四半期の売上高は816億ドル、前年同期比+85.2%で過去最高でした
  • データセンター事業は752億ドルで売上の約92%を占めます
  • 四半期配当は0.01ドルから0.25ドルへ、自社株買い枠は800億ドル増額されました
  • それでも株価はほぼ横ばいで、良い話がすでに織り込まれていたためだと説明されています
  • AIバブルをめぐる議論は、この決算で終わったわけではないと私は受け止めています
  • 私はAI・半導体を個別には買わず、決算は世界経済の温度計として見ています

次の四半期(Q2 FY27)の発表は2026年8月26日ごろの予定です。数字は2026年5月20日時点のものです。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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