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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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「オルカンばかりで不安」への私の答え|取得利回り2.51%から月30万円の配当へ

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1億円への道
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こんにちは、バフェットかおるです。

「オルカンばかりで大丈夫でしょうか。個別の会社は株主優待と高配当利回りで選んでいて、取得利回りは2.51%です。月30万円の配当まで育てたいのですが」というご相談をいただきました。

先に結論を書きます。オルカンはコアとして持ち続けていい。ただ、優待目的で集めた会社と、稼ぐ力で選んだ会社は分けて考えたいというのが私の受け止めです。そして月30万円は、今すぐではなく5年から10年かけて育てる数字だと思っています。

この記事では、私がこのご相談を読んで考えたことを、順番に書いていきます。数字はご相談者の方の状況で、2026年2月時点のものです。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年2月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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ご相談の状況を整理する

  • 1月末から数週間で、住友精化・ジャックス・三井住友トラスト・東ソー・ショーボンド・ブリヂストン・第一生命・NTTを買い付けた
  • 税引き後の配当金は年間167万円(月およそ14万円)
  • 取得利回りは2.51%
  • 目標は月30万円(年間360万円)
  • オルカンには今年も10万円を追加した

動かせずにいたお金を、数週間でここまで動かされたということです。私はそれ自体がいちばん大きいと思いました。

オルカンはコアとして持ち続けていい

「オルカン、オルカンと言われるから入れている」。これ自体は、私は間違っていないと思います。ただ、なぜ良いのかを自分の言葉で言えるかどうかで、下がったときの行動が変わります。

オルカン(全世界株のインデックス)の中身は、およそ6割がアメリカの会社です。日本の会社は5〜6%しかありません。つまり「全世界に分散している」と思っていても、実際はアメリカ経済への集中に近い形になっています。これは悪いことではなく、アメリカ経済の成長を信じるなら筋の通った選択だと思います。

そのうえで「外国のものばかりだ」という感覚の正体は、為替だと私は見ています。円高になると、円で見た評価額は目減りします。1ドル150円前後の円安の局面で持ち続けているということは、今は円安の恩恵を受けているということでもあり、その裏返しのリスクも抱えているということです。

私自身の整理としては、オルカンはコアのまま動かさない。そのうえで追加する分があるなら、日本のインデックス(TOPIX)で国内の比率を取っておくという形も考えられると思っています。

株主優待狙いと高配当は、私は分けて考える

「株主優待+配当利回りが高め」で集めた会社について、私が気になったのは次の点です。

  • 優待は現金の配当ではなく、物やサービスなので、利回りの計算には入らない
  • 優待で株価が支えられている会社は、株価が動きにくい傾向がある
  • 結果として、取得利回りの数字が低く出やすい

一方で、1月末から新しく買われた住友精化・ジャックス・東ソー・ショーボンドなどは、優待ではなく業績と配当の実力で選ばれた会社です。私はこちらのほうが、自分のやり方に近いと感じました。

取得利回り2.51%から月30万円へ、必要な元本を出してみる

月30万円(年360万円)の配当に必要な元本を、取得利回りごとに計算してみました。

取得利回り 年360万円に必要な元本
3.5% 約1億300万円
4.0% 約9,000万円

遠いと感じる数字かもしれません。ただ、年間167万円の配当は数週間前にはなかったお金です。方向は間違っていないと私は思いました。

ここから先は「利回りを上げる」と「元本を増やす」の2つの道になります。

1. 利回りを上げる(2.51%から3.5%以上へ)

取得利回りが低く出ている原因は、たいていこのあたりだと思います。

  • 優待目的の会社が混じっていて、配当利回りが低い
  • 高いところで買った会社がある
  • 大型の会社の比率が高い

私がやるとしたら、保有している会社を「取得利回り3%未満・業績が停滞・優待目的」で分類して、3年から5年かけて入れ替えていきます。一気に売る必要はないと思っています。時間をかけて分散させたほうが、心も財布も揺れませんでした。

2. 元本を増やす(買い増しを止めない)

ご相談の中で私がいちばん気になったのは、「前日比を見て指値を低くして、約定を逃してしまう」というところでした。これは私も通ってきた道です。

ウォーレン・バフェットは「素晴らしい会社を適正な価格で買うほうが、普通の会社を安い価格で買うよりいい」と言っています。良い会社を待ちすぎて買えないままになるほうが、私には痛い結果になりました。

一括ではなく3回に分ける、という買い方

私が自分に課しているのは、この2つです。

  • 3回に分けて買う:100万円ぶん買う予定なら、まず30万円。下がったらもう30万円。さらに下がったら40万円。これだけで「指値が刺さらない」「もっと下がったらどうしよう」という負担がずいぶん減りました
  • 買う前に「この会社は10年後も存在しているか」だけを考える:東ソー・ブリヂストン・NTT・三井住友トラストが10年後に無いという場面は、日本の社会そのものが立ちゆかなくなっているときだと私は考えています。そう思えると「前日比マイナス2%」は誤差になります

「前日比」より52週の値幅を見るようにした

「昨日より50円安いからお買い得」という見方は、スーパーでキャベツを買う感覚に近いと私は思うようになりました。

  • 前日比:昨日が晴れか雨か、という程度の小さな変化
  • 52週(1年)の値幅:その会社が1年かけてどれだけ評価されたか、という実力の範囲

稼ぐ力のある会社は、業績が良ければ1年の高値を更新していきます。だから「1年で一番高かったところから10〜15%引き」という水準は、年に数回あるかないかの水準だと私は見ています。

そして30%以上の下げは、もう安い高いの話ではなく、その会社か日本経済に深刻なことが起きているサインだと受け止めています。

低すぎる指値は、買えないリスクを引き受けている

「もっと安く、20〜30%下で買いたい」という指値は、私の感覚では「エルメスのバッグをユニクロの値段で買いたい」と言っているのに近いです。

株価が10%下がって反発し、そのまま高値を更新していった場合、「もっと安く」と願っている間に持てないまま終わります。安く買うことにこだわりすぎて買えないことは、私にとって一番もったいない失敗でした。

少し高くても本物を持つ。結局それが近道だったと、私は自分の記録を見て思っています。

「株式市場は、せっかちな人から辛抱強い人へお金を移転させる装置だ」(ウォーレン・バフェット)

業種の偏りを埋める、私が見ている候補

ご相談の保有は、化学・リース・金融・建設・製造・通信に寄っています。私なら、足りていない業種から候補を考えます。以下は私の関心の紹介で、買うことをおすすめするものではありません。

商社

三菱商事・伊藤忠商事・三井物産・住友商事・丸紅の5社は、ウォーレン・バフェットが日本の会社で最初にまとめて買った会社群です。配当利回りは3〜4%台で増配の傾向が続いていて、資源から食料、インフラまで事業を持つ「日本の縮図」のような存在だと私は見ています。今すぐ全部そろえる必要はなく、下げたときの買い増し候補として手元のリストに置いておく、という持ち方もあると思います。

銀行(メガバンク)

三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3社は配当利回り3〜4%台で、金利が上がる局面では追い風になります。三井住友トラストをすでに持っているなら、重ならない形で下げたときに足す、という考え方ができます。

J-REIT(不動産投資信託)

日本ビルファンド投資法人などのJ-REITは分配金利回りが4〜5%台で、不動産の賃料から分配が出るぶん、動きが落ち着いています。不動産のクラスが無いなら、1〜2本加えると業種のバランスが取りやすくなります。

製造業

オカムラ(オフィス家具・物流システム)は取得利回り3.5%前後で、1株利益が伸び続けています。今の保有と重なりにくい会社だと感じました。

「日本が終わる時まで残る会社」として私が見ている10社

下げたときの買い増し候補として、私が業種ごとに並べているものです。配当利回りは2026年2月19日時点で、これも私の関心の紹介にとどまります。

業種 会社名 配当利回り 私が見ているところ
建設・インフラ ショーボンドHD 約3.0% 老朽化した橋やトンネルを直す仕事。実質無借金の財務
住宅 積水ハウス 約4% 14期連続増配。1株あたり純資産の積み上がりが厚い
不動産 ヒューリック 約3% 東京・銀座の一等地の大家。13期連続増配
不動産 野村不動産HD 約3% 「プラウド」で知られる総合不動産。都市開発の担い手
制御機器 IDEC 約4.0% 工場の安全スイッチで世界シェア上位
食品インフラ 日東富士製粉 約3.9% 三菱商事系。小麦粉という生活必需品を扱う
エネルギー J-POWER 約2.8% 日本の電力を根底で支えている
セキュリティ あいホールディングス 約4.2% 防犯カメラやカードリーダーの分野で強い
インテリア サンゲツ 約4.7% 壁紙のシェアが約5割
金属製品 モリ工業 約4.1% ステンレス管のニッチトップ。自己資本比率が高い

間違って買ってしまった会社をどうするか

ご相談の中に、インフラファンドのJIA(ジャパン・インフラファンド)を間違って買ってしまい、損切りができないというお話がありました。

私が調べたかぎりでは、インフラファンドは太陽光発電が主な収益源なので、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が変わるリスクを常に抱えています。分配金は高く見えても、元本を取り崩して配っている面があり、「稼いだお金を配る」形とは少し違うところがあります。だから私は、高配当の会社を選ぶという文脈で積極的に選ぶ対象ではないと受け止めました。

ただ、今すぐ売らなければいけないとも思いません。分配金を受け取りながら持って、プラスになったところで乗り換えるという選択もあります。私自身は、間違って買ったと気づいたときは、その資金がもったいないので早めに乗り換えるようにしています。ここは考え方が分かれるところなので、最後はご自身の判断だと思います。

「損を確定させたくない」という気持ちは自然なものです。私にもあります。大事なのは、その傾向が自分にあると知っておくことだと思っています。

まとめ

  • オルカンはコアのまま持ち続けていい。中身の6割はアメリカの会社だと知っておく
  • 優待目的で集めた会社と、稼ぐ力で選んだ会社は分けて考える
  • 取得利回りを3.5%以上に上げるなら、3〜5年かけて入れ替える
  • 買うときは3回に分ける。前日比ではなく52週の値幅で見る
  • 月30万円の配当は、5年から10年かけて育てる数字だと私は思っている

まず私がやるとしたら、保有している会社を「取得利回り3%未満・業績停滞・優待目的」で洗い出すこと。そして下げたときに買い増す候補のリストを、業種の抜けを埋める形で手元に用意しておくことです。

焦らず、でも止まらず。それだけだと思っています。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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