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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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MS&ADインシュアランスグループ(8725)を私はこう見ている|高配当の損保株と増配

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1億円への道
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MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)は、私が高配当の会社を探すなかで何度も名前を見てきた損害保険の持株会社です。この記事は、私がこの会社のどこを見て、何を自分で確かめたのかを書いたものです。私の保有・検討状況の紹介であり、この会社の株式を推奨するものではありません。以前の版では「私は買います」と書き、期待リターンの表や将来の配当金の予想を並べていましたが、根拠を自分で説明できないものはすべて削りました。

※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。株価・配当・各指標は日々変わるため、本文には具体的な数値を載せていません。最新の数字は同社の決算短信・有価証券報告書・決算説明資料でご確認のうえ、投資の判断はご自身の責任でお願いします。記載の内容は記事公開時点(2025年7月)のものです。

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MS&ADという会社が何をしているのか

MS&ADは東証プライム市場に上場している保険の持株会社です。国内の損害保険では、東京海上ホールディングス、SOMPOホールディングスと並ぶ三大グループの一つに数えられています。

グループの中には、名前を聞けばわかる会社が入っています。

  • 三井住友海上火災保険 ― グループの中核になる損害保険会社
  • あいおいニッセイ同和損害保険 ― 自動車保険に強みを持つ会社
  • 三井住友海上プライマリー生命保険 ― 生命保険の事業
  • 海外の保険事業 ― アジアを中心に、欧米にも広がっています

私がこの構成を見て思ったのは、持株会社の名前だけでは中身がわからないということです。私が投資しているのは「MS&AD」という記号ではなく、上に並べた会社の集まりなので、決算説明資料で事業ごとの利益の内訳を見るようにしています。

私が損害保険の会社を見るようになった理由

損害保険のしくみは、私にも説明できる程度に単純です。契約者から保険料を受け取り、事故が起きたときに保険金を払う。受け取った保険料は、払うまでの間、運用に回せます。

私がこの事業に惹かれたのは、次の3つが重なっているところです。

  • 自動車保険や火災保険は、景気が悪い年でも完全にやめる人が少ない
  • 免許や規制が必要な業種なので、新しい会社が急に増えにくい
  • 契約が長く続くので、来年の売上がある程度見えている

ウォーレン・バフェットも保険事業を長く持っていて、受け取った保険料を運用に回す形を自分の会社の土台にしています。私が真似できるのは規模ではなく、「自分が説明できる事業を持つ」という考え方のところだけです。

弱点もあります。大きな自然災害が起きた年は、保険金の支払いが一気に増えて利益が落ちます。日本は台風や地震が多いので、この影響は小さくありません。私は良い年の利益だけを見ないように、何年分かの推移で見るようにしています。

増配を続けてきた会社として、私が見ているところ

MS&ADは配当を長く増やしてきた会社として紹介されることが多く、私もそこを見ていました。

ただ、私が見るのは連続年数ではありません。年数は結果であって、理由ではないからです。私が確かめるのは次の3つです。

  1. 配当の方針が、会社自身の言葉で書かれているか(利益のどれくらいを配当に回すのか、どういう場合に減らすのか)
  2. 配当の原資が、保険の本業の利益から出ているのか、資産の売却益から出ているのか
  3. 配当性向が、無理のない水準にとどまっているか

2つめを気にするのは、売却益で配当を増やしている年があると、売るものがなくなったときに続かなくなるからです。損害保険の会社は政策保有株をたくさん持っていて、それを売った利益が入る年があります。そこは分けて見たいと思っています。

以前の記事から、数字と表を外した理由

以前の版には、ROE・PBR・PER・配当利回り・自己資本比率などを並べた表と、それぞれに丸や二重丸の評価がついていました。他のブログで使われている採点基準を引いて、基準をクリアしていると書いた部分もありました。

これを全部外しました。理由は3つあります。株価で決まる指標は毎日変わるので、記事に書いた時点でもう古いこと。私がその数字を自分で計算し直していなかったこと。そして、よその採点基準を借りて合否を出す形は、結局その会社を自分で見ていないのと同じだと思ったからです。

いまは、私も読む方も同じ資料を見るのがいちばん早いと思っています。この会社の数字は、決算短信と決算説明資料に全部出ています。

三大グループを見比べるときの、私の順番

東京海上、SOMPO、MS&ADの3社を比べたいとき、私は次の順で見ています。

  1. 保険の本業でどれくらい稼いでいるか(運用や売却益を除いた部分)
  2. 海外事業の比率と、どの地域で稼いでいるか
  3. 配当の方針の書き方と、配当性向
  4. そのうえで、株価が利益や純資産に対して高いか安いか

最後に株価を見るようにしているのは、順番を逆にすると「安いから良い会社だ」と思い込んでしまうからです。以前の版では「3社の中で最も割安で最も配当利回りが高く、配当投資家にとって最も魅力的な選択肢」と書いていました。私にはそう言い切る根拠がないので、この一文も削りました。

関税や為替の話が出たときに、私が確かめること

以前の版には、関税の話と絡めて「保険業界にはプラスに働く」と書いた部分がありました。私はそこまで言い切れないので、書き直しました。

保険はサービスなので、品物を輸出入する会社に比べれば関税の直接の影響は小さいだろうと私は思っています。ただ、関税が物価や金利に影響し、金利が保険会社の運用に影響するという道筋はあります。円安になれば海外事業の円換算額は増えますが、円高になれば逆です。どちらに動くかは私にはわかりません。

なので私がやるのは、予想ではなく確認です。決算説明資料に、為替や金利が前提としていくらで置かれているかが書かれているので、そこを見ます。会社自身が置いた前提と、実際の相場がどれくらい離れているか。それだけでも、次の決算で何が起きそうかの見当はつきます。

政策保有株の売却を、私はどう受け取っているか

損害保険の会社は、取引先の株式を長く持ってきました。いまはそれを減らす流れになっていて、MS&ADも売却を進めています。

私はこの流れを、株主としてはありがたいことだと思っています。使っていない資産が現金になって、自社株買いや配当に回る余地が生まれるからです。

以前の版には、年間の売却額や「売却益の半分を特別配当に回す」といった数字が書かれていました。私はその出所を確かめられませんでしたので、削りました。売却の計画と、それをどう株主に返すつもりなのかは、会社が中期経営計画のなかで説明しています。金額を知りたい方は、そちらを見ていただくのが確実です。

私が自分に課している買い方のルール

一つの会社に惹かれたときほど、私は自分の買い方を決めておきます。

  • 一つの会社は、私の持っている会社全体の数パーセントまでにする
  • 一度にまとめて買わず、数回に分けて買う
  • 買ったあとに下がったら、理由を調べてから考える(下がったことだけを理由に買い増さない)
  • 決算は自分で読む。読んでわからなかったら、それ以上は増やさない

以前の版には「購入価格の20%下落で買い増す」「50%以上の上昇で一部利確」という具体的な数字を書いていました。これは私が実際に守れていないルールだったので、書き直しました。数字で決めておくと機械的に動けて楽ですが、下がった理由が業績の悪化だった場合、買い増すのは傷を広げることになります。

将来の配当金がいくらになるかの予想表も外しました。増配が続く前提で10年後の金額を出すと、それが約束のように見えてしまいます。配当は減ることもあります。

最後にもう一度書いておきます

この記事は私の保有・検討状況の紹介であり、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)の株式を推奨するものではありません。私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、どの会社をいくら買うべきかをお伝えする立場にありません。

私がこの記事でお伝えしたかったのは、会社の良し悪しの結論ではなく、自分で確かめる順番です。事業の中身を会社の名前で言えるようにして、配当の原資がどこから来ているかを見て、最後に株価を見る。この順番を守れた回は、あとから後悔することが少なかったように思います。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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