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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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JALの株主総会に出席して考えた、役員報酬の開示を株主としてどう読むか

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2025年6月、私は日本航空(JAL)の株主総会に、一株主として出席しました。私は客室乗務員として長く同社で働き、今は株主として同じ会社を見ています。総会のあとに有価証券報告書を開いて、役員報酬の開示をあらためて読みました。この記事は、そこで何が書かれていて、株主としてそれをどう読んだかを整理したものです。数字の大小で誰かを責めるための記事ではありません。なお、以下は私自身の保有状況と考えの紹介であり、特定の会社の株式を推奨するものではありません。

※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。記載の報酬額は日本航空株式会社の有価証券報告書(2025年3月期)に基づく記載で、最新の内容は同社のIRページおよびEDINETでご確認ください。本文中の総会の様子は筆者個人の印象です。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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株主として、かつての職場の総会に出てみた

私は約30年、客室乗務員として日本航空で働きました。辞めたあと、その会社の株を少し持つことにしました。中にいたときは見えなかったものが、株主の側から見ると見えるのではないかと思ったからです。

2025年6月の株主総会は、その確かめの場でした。出席すると、招集通知と決議事項、それに事業報告が順番に進んでいきます。中にいたころは一度も読まなかった書類を、今は自分のお金が入っているからという理由で読むようになりました。この順番は、たぶん逆のほうがよかったのだと思います。

役員報酬は有価証券報告書に書かれている

上場している会社は、役員の報酬を有価証券報告書で開示しています。役員の区分ごとに、人数と報酬等の総額が載っています。日本航空の2025年3月期の有価証券報告書では、取締役9名に対する報酬等の総額が4億1,200万円、監査役2名に対して5,200万円、うち社外役員7名に対して7,200万円と記載されていました。

この数字は誰かの推計ではなく、会社が自分で出している公式な開示です。だから株主は、文句を言う前にまずこれを読めます。私は総会のあとで、この部分を自分で開いて確かめました。もし数字を確かめたい方は、同社のIRページか金融庁のEDINETで同じ書類にたどり着けます。

「1人あたり」に割り算するときに気をつけたこと

総額を人数で割れば、1人あたりの金額が出ます。取締役9名で4億1,200万円なら、単純平均で1人あたり4,500万円台になります。

ただ、この単純平均は実際に誰かが受け取った金額ではありません。開示されているのは区分ごとの総額で、そのなかには固定の報酬のほかに業績に連動する部分や株式で渡される部分が含まれます。年度の途中で就任したり退任したりした人も人数に入ります。常勤と非常勤でも金額はまったく違います。だから「1人4,500万円」という言い方は、見出しには向いていても、中身を説明していません。

元の記事では、この平均値を現場の職種別の年収と並べて何倍という数字を出していました。今回の書き直しでは、その比較をやめました。並べた相手の数字の出どころを自分で確かめられなかったことと、違う年度の数字を並べていたことの二つが理由です。詳しくは後ろのほうに書きました。

報酬が高いこと自体は、株主として悪い話ではない

私は、役員報酬が高いことそのものを問題だとは思っていません。会社を預けている相手に十分に払うのは当然のことで、安く済ませて人が来ないほうが株主には困ります。

株主として見たいのは金額よりも、その報酬が何に対して払われているかです。有価証券報告書には、報酬の決め方や、業績連動部分の指標、決定に関わる機関についても書かれています。利益が減った年に業績連動部分がちゃんと減るのか。何を達成したら増えるのか。そこが書いてあるかどうかが、私にとっての見どころです。

ウォーレン・バフェットのやり方を真似していると自分で言っているので、ここは外せないところだと思っています。彼が経営者を見るときに気にしているのは、報酬の額ではなく、株主のお金を自分のお金のように扱うかどうかです。

総会の場で私が感じたこと(あくまで個人の印象です)

会場には社員の方も多く入っていて、質問の時間に一般の株主が手を挙げる雰囲気は、私にはあまり感じられませんでした。これは私がそう感じたという話で、実際にどういう運営上の理由があったのかはわかりません。会社が何かを隠していると書くつもりはありません。

それでも、現場で30年働いた人間としては、少し複雑な気持ちになりました。中にいたころ、現場の話が上まで届いていると感じたことはあまりありませんでした。総会という場も、どちらかといえば報告を聞く場で、話す場ではないのだなと思いました。

ただ、これは私の感想にすぎません。同じ総会に出た方が別の印象を持つことは十分にあると思います。会社の体質について断定するような書き方は、株主としても元社員としても、したくないと思うようになりました。

元の記事から落とした数字と、その理由

この記事は2025年の公開後に私自身で見直し、裏が取れなかった部分を削りました。どこを削ったかを書いておきます。

  • 職種別の平均年収(客室乗務員、地上職員、パイロットのそれぞれの金額)。出どころを自分で特定できませんでした。
  • 離職率に関する数字と、その算出方法についての指摘。会社が公表している数字と、口コミサイトに書かれていた数字を並べていましたが、後者は匿名の書き込みで、確かめる方法がありません。
  • 役員と現場の報酬を割り算した倍率。違う年度の数字を並べていたため、割り算の意味がはっきりしませんでした。
  • 売上と純利益の具体的な金額。手元で決算資料と突き合わせられなかったので落としました。決算の数字は同社のIRページで確認できます。
  • 将来の経営危機を予測する記述。私には会社の将来を予測する力はありませんし、株主として書くべきことでもないと考えました。

削ったあとに残ったのは、有価証券報告書に書いてある報酬の開示と、私がその場で感じたことだけです。記事としては地味になりましたが、こちらのほうが読んだ方の役に立つと思います。

役員報酬の開示を、株主としてどう使うか

私が持っているほかの会社でも、同じところを見るようにしています。順番はいつもこうです。

  • 役員の区分ごとの報酬等の総額と人数を見る
  • 報酬の決め方と、業績連動部分の指標が書かれているか見る
  • 利益が減った年に、その部分が実際に減っているか、前の年の有価証券報告書と並べて見る
  • 株主への還元(配当や自社株買い)と、役員への配分の増え方を比べる

これだけで会社の良し悪しが決まるわけではありませんが、議決権を行使するときの材料にはなります。賛成するか反対するかを自分で決められるようになったのは、株を持ってからの変化でした。

かつての職場を株主として見るということ

自分が働いた会社の株を持つのは、正直なところ、気持ちの整理が難しいところがあります。現場の記憶があると、数字を見るときに感情が混ざります。この記事を最初に書いたときの私は、その感情のほうに引っ張られていました。

いまは、持っている会社を責めるために有価証券報告書を開くのではなく、持ち続けるかどうかを自分で決めるために開くようにしています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、という方針でやっているつもりなので、感情で売るのも感情で持ち続けるのも、どちらも避けたいところです。

あらためて書いておきます。ここに書いたのは私自身の保有状況と考えの紹介であり、特定の会社の株式を推奨するものではありません。また、報酬額などの数字は2025年3月期時点の開示に基づくもので、その後の年度では変わっています。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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