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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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稲盛和夫さんの言葉と客室乗務員の仕事 私が働く意味をどう考えてきたかの記録

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出典:産経新聞 1億円への道
出典:産経新聞
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稲盛和夫さんは2010年2月1日にJALの会長に就任し、部門別の採算を見える形にすることと、働くときの考え方を言葉にして共有すること、この二つを再建の軸に置いた人として知られています。私はそのころ客室乗務員として機内で働いていて、数字と言葉が現場に降りてきたときの戸惑いも、あとから腑に落ちた感覚も覚えています。ここでは、働く意味というものを私がどう考えてきたのかを、当時の記録として書いておきます。稲盛さんは2022年8月24日に90歳で亡くなりました。

この記事は私自身の記録で、特定の会社や金融商品の推奨ではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。記載の数字は2026年10月時点のものです。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。

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稲盛和夫さんがJALの会長になった2010年2月

JALが会社更生法の適用を申請したのは2010年1月19日で、その2週間足らずのあとの2月1日に、京セラを創業した稲盛和夫さんが会長に就任しました。当時すでに70代の後半でした。

その後、2012年2月に取締役名誉会長、2015年4月に名誉顧問となり、2022年8月24日に京都市内の自宅で亡くなっています。老衰で、90歳でした。

私は現場の一人で、直接お話ししたことはありません。ここに書くのは、現場に届いた形で私が受け取ったことだけです。

部門別の採算が、機内の仕事にも返ってきた

再建の手法として伝えられているのは、部門ごとの採算を細かく見えるようにしたことです。路線ごと、便ごとの数字が、現場にも返ってくるようになりました。

それまで私は、自分が乗る便が黒字なのか赤字なのかを考えたことがありませんでした。安全に運んで、気持ちよく降りていただくこと以外に考えることがあるとは思っていなかったのです。

数字を見せられて最初に思ったのは、責められているような気持ちでした。慣れてくると、自分の便がどういう位置にあるのかが分かるようになり、見方が少し変わりました。

考え方を言葉にして共有するということ

もう一つの軸が、働くときの考え方を言葉にして全員で共有する取り組みでした。研修の形で時間を取り、冊子を読み、話し合いました。

正直に書くと、最初は落ち着かない気持ちがありました。会社が苦しいときに、数字ではなく考え方の話をするのかと思ったのです。

ただ、路線が消え、人が減っていく時期に、全員が同じ言葉を持っていたことには意味があったように思います。何を優先するのかで迷ったとき、立ち戻る場所があるのとないのとでは違いました。

客室乗務員の仕事で、人として育てられた部分

この仕事は、文化や価値観の違う方と毎日向き合います。言葉が通じないこともあり、体調を崩される方もいます。相手の状態を先に読む習慣は、この仕事でついたものです。

緊急時の手順、応急の手当て、複数の言語での案内、機内のサービス。覚えることは多く、覚え続けなければならない仕事でした。

高いストレスのなかで落ち着いていること、予想外のことに対処すること。この二つは、辞めたあとの生活でも役に立っています。50代で投資を始めたときも、慌てないでいられたのはこの仕事の名残だと思います。

社会への貢献という言葉を、機内に当てはめると

社会への貢献と言われると大きすぎて、当時の私には実感がありませんでした。あとから考えると、目の前のことの積み重ねでしかなかったように思います。

仕事や進学や看病のために移動する方を、安全に目的地までお連れすること。歩くのが難しい方や、不安を抱えている方の横にいること。言葉が分からない方に、分かる形で伝えること。

それが社会への貢献かどうかは分かりません。ただ、自分の手が届く範囲でできることはそれだけでした。

毎便のあとの振り返りを続けた話

私は、便が終わったあとに短く書き残すことを続けていました。うまく運べなかった場面、声をかけ損ねた方、次に変えたいこと。数行だけです。

書いたものを次の便で試して、変わったかどうかを見る。それだけの繰り返しでしたが、何年か分たまると自分の癖が見えてきました。

この習慣は、いまも形を変えて残っています。買った会社と、そのとき考えたことを書いておく。あとで読み返すと、自分が何を見落としていたのかが分かります。

働く意味と、お金のことは別だった

働く意味を考えることと、働けなくなった後の生活を用意することは、私のなかでは別の作業でした。やりがいのある仕事でしたが、やりがいは生活費にはなりません。

会社が一度立ち止まり、企業年金の給付水準の引き下げに同意を求められた経験が、そこを分けて考えるきっかけになりました。会社を信じる気持ちと、自分の口座を持つことは、両立すると思っています。

私は、買ったら売らないと決めて、配当金を受け取る形を選びました。これは私が自分で決めたことで、ほかの人に合う形かどうかは分かりません。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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