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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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KDDI子会社の循環取引とは|最大2460億円の架空売上を50代の私はこう受け止めた

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1億円への道
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先に結論を書きます。2026年2月6日、KDDIが、子会社のビッグローブと、その子会社のジー・プランで、広告代理事業の売上高が最大2,460億円ほど架空に計上されていた可能性があると発表しました。社外に流出した資金は最大330億円、取り消す営業利益は最大500億円という見通しでした。KDDIは同じ日に予定していた決算発表を3月末に延期し、外部の弁護士による特別調査委員会を設置しました。

私がこの件から受け取ったのは、「売上の数字は作れてしまう」ということでした。だから私は、配当を受け取る側として、現金がちゃんと入ってきているかを見るようにしています。

この記事は私が調べて考えたことの記録で、KDDIの株を買うことも売ることも勧めるものではありません。私の保有の有無とも切り離して読んでください。

※私は金融商品取引法上の投資助言・代理業の登録を受けていません。この記事は特定の会社の株式の売買を勧めるものではありません。本文の数字は2026年2月6日の発表時点と、2026年3月31日の調査報告時点のものです。

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循環取引とは何だったのか

循環取引というのは、書類だけをぐるぐる回して売上を作る手口です。この件では、こういう流れだったと説明されています。

  1. 広告代理店がジー・プランに、ネット広告の掲載を発注する(実際には広告主がいない)
  2. ジー・プランとビッグローブがその仕事を受けたことにする
  3. 別の広告代理店に委託する
  4. 最初の代理店に戻る。広告は1つも掲載されていない

ネット広告は、画面に何回表示されたかというデータでしか確かめられません。箱に詰めた商品のように在庫を数えられないので、書類だけで「やりました」「払います」と回しても気づかれにくい。ここが狙われたのだと思います。

そして大事なのは、これで会社に入ってきたものが何もない、ということです。帳簿の上の売上は増えましたが、取引を回す過程で手数料や差額という名目で、現金が社外に抜けていきました。売上は増えて、現金は減る。これが一番たちの悪いところだと感じました。

3つの会社の関係

  • KDDI:auなどの通信を本業にしている親会社です。2026年3月期の営業利益は1兆991億円でした
  • ビッグローブ:もともとNECから独立したインターネット接続事業者で、2017年にKDDIの子会社になりました。ビッグローブ光や格安SIMで知られています
  • ジー・プラン:ビッグローブの子会社です。ポイント交換サイトのGポイントを運営していますが、今回問題になったのはもう一つの広告代理事業でした

ビッグローブの2024年度の売上高は約2,300億円で、そのうち約820億円が架空だったとみられると報じられました。広告代理事業の売上は、そのほとんどが架空の循環取引だったとされています。

3月末の調査報告で分かったこと(追記)

この記事を最初に書いたのは2月の発表直後でしたので、そのあと分かったことを足しておきます。2026年3月31日に公表された調査結果では、架空計上の金額は2,461億円、社外に流出した金額は329億円でした。対象の期間は2017年4月から2025年12月まで、不正が始まったのは2018年8月とされています。取引先218社のうち21社との間で行われていました。

ここで一つ訂正します。最初に書いたときは「9年間バレなかった」と書いていましたが、不正が始まったのが2018年8月なら、公表までは7年半ほどです。2017年という数字は、ジー・プランが広告代理事業を始めた時期と、調査の対象期間の始まりを指すものでした。

関与していたのはジー・プランの社員2人で、この2人はビッグローブにも出向していたと報じられています。KDDIの松田浩路社長は記者会見で、兆候を見逃したと述べて謝罪しました。

組織ぐるみだったのか、それは分からない

報道を読むかぎり、経営陣が指示したという話は出ていません。実行したのは少人数で、それを長く止められなかった管理の問題だった、という形です。

ただ私が気になったのは、現金が329億円も社外に出ていったことに、親会社が何年も気づかなかったという点でした。金額の大きさよりも、ここが怖いと感じました。私が会社を見るときに一番見たいのは、経営している人が誠実かどうかと、見張る仕組みがちゃんと働いているかどうかです。この2つは、決算書の数字だけでは分かりません。

金額の大きさをどう見たか

数字を並べておきます。KDDIの2026年3月期の営業利益は1兆991億円でした。今回の損失見通しは最大330億円です。年間の利益に対して3%ほどです。

通信そのものが止まったわけではなく、個人情報が流出したわけでもありません。だから会社がなくなるという話ではない、と私は受け取りました。ただ「だから大丈夫」と言い切るつもりもありません。そう言い切れるだけの材料を、私は持っていないからです。

私が引っかかっているのは、過去の決算書をどこまで信じていいのか分からなくなった、ということです。会計は会社の言葉だと思っています。その言葉が一部で嘘をついていたなら、それを使って計算した数字も、同じだけ疑わなければいけません。

長く持てる会社かどうか、私はこう考えている

ウォーレン・バフェットのやり方を真似していると、「この会社は何で守られているのか」を考える癖がつきます。ブランド、乗り換えの面倒さ、人が集まることで価値が上がる仕組み、他社より安く作れること。だいたいこのどれかです。

通信会社の場合は、乗り換えの手間と、国の許認可が必要なことの2つで守られています。そこは今回の件では傷んでいません。

一方で、傷んだものもあります。管理体制への信用です。海外の機関投資家はこういう話を嫌うので、業績が戻っても株価が長く動かない、ということはあり得ると思っています。

では私はどうするか。急いで判断せず、まず見ることにしました。KDDIは24期連続で増配してきた会社です。この記録が続くかどうかと、3月末の報告のあとで現金の流れがどう直されるか。この2つを確かめるまでは、私は結論を出さないことにしました。これは私の決め方で、どなたかに同じようにしてほしいという話ではありません。

私がこの件から持ち帰ったこと

3つありました。

  • 売上は作れてしまう。だから私は、売上より配当と現金の出入りを見るようにします
  • 仕組みが複雑で、どこで現金が生まれているのか自分で説明できない事業は、私の手に負えません。わからないものは買わない、を守ります
  • 子会社や孫会社まで見張りが届いているかは、外から見てもなかなか分かりません。だからこそ、1社に大きく寄せないようにしておきたいと思いました

もう一度書いておきます。この記事は私が調べて考えたことの記録で、KDDIの株を買うことも売ることも勧めるものではありません。判断はご自身で、会社の開示資料と調査報告書を見てからにしてください。

この記事から削った部分と、その理由

  • 「KDDI株は売りか?買いか?」という見出しと、「株価が下がったら買う」「夜も眠れないなら売り時だ」といった売買の指示。私は投資助言の登録を受けていないので、こういう書き方はできません
  • 私がウォーレン・バフェット本人であるかのような書き方(自分が保険会社を保有しているという記述など)が混ざっていました。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似している一人の個人投資家です。そこは全部直しました
  • 「閲覧注意」「闇」「ゴキブリ」「ポップコーンを食べながら待つ」といった言い回し。読む人を怖がらせるだけで、何も伝わっていませんでした
  • 同じ説明が3回も4回も出てくる箇所と、番号が何度も1に戻る箇所。別々に書いたものがつながっていたので、1本に整えました
  • 記事の中ほどに入っていた絵文字つきの古い証券口座の紹介。記事の末尾のものと二重になっていたので、末尾の正しいほうだけを残しました

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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