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2026年10月30日の夕方、キオクシアホールディングスが決算を発表しました。10〜12月期の純利益の見通しは1兆3600億円で、前年同期の約15倍です。それでも市場の予想(約1兆5932億円)に約2300億円届かず、取引時間外の私設取引(PTS)で株価は大きく下がりました。一方で、これまで無配の予定だった中間配当を90円出すことも決めています。「すごく儲かっているのに、なぜ売られたのか」を、私なりに整理しました。私の見方の紹介であり、推奨ではありません。
筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。本記事の数字は2026年10月30日時点の報道・発表をもとにしたものです。投資の判断はご自身でお願いいたします。
キオクシアの決算で発表された数字
まず、発表された内容をシンプルにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 4〜9月期(中間期) | 純利益は約2兆1978億円と、大きく伸びた |
| 10〜12月期の見通し | 純利益1兆3600億円(前年同期の約15倍) |
| 市場の予想 | 約1兆5932億円(QUICKコンセンサス) |
| 配当 | 中間配当90円を実施(前年同期は無配。従来は無配の計画) |
AI向けのデータセンターでメモリーの需要が強く、会社の稼ぐ力は過去にないほど高まっています。それでも、次の3か月の見通しが市場の予想に届かなかった。ここが株価が下がった一番の理由だと私は受け止めています。
好調なのに売られたのは、期待のハードルが高すぎたから
株価は「今の成績」だけでなく、「みんながどれくらい期待しているか」で動きます。
決算の前から、10〜12月期の純利益は前年の18倍くらいになると予想されていました。会社の見通しは約15倍で、予想の1兆5932億円に対して1兆3600億円。差は約2332億円、予想より約15%低い数字です。前年の15倍でも十分すごい数字ですが、期待がそれ以上だったので「思ったほどではなかった」と受け止められたのだと思います。
CAの仕事で見てきた「期待」と同じ
私はCAとして約30年働いてきましたが、お客様の満足も同じでした。期待がとても高いと、良いサービスでも「普通」に感じられてしまう。株価にも、そうした人の心の動きがそのまま表れるのだと感じます。
中間配当90円に見えた「株主への姿勢」
今回、キオクシアは中間配当90円を出すと決めました。前年同期は無配で、これまでも無配の計画だった会社が、利益を株主に返す方針を示したことになります。
私は高配当の会社に長く投資していますが、配当を始めるかどうかには「この会社が株主をどう見ているか」が表れると考えています。株価が下がったニュースの陰に隠れがちですが、会社としての姿勢が一歩変わった点を、私は前向きに見ています。
AI半導体全体に広がる「本当に回収できるのか」という不安
いま市場では、世界中の大企業がAIのためにとても大きな設備投資をしていることに対して、「その投資は本当に回収できるのか」という不安が出ています。
少しでも成長がゆるやかになると、その不安が一気に株価に表れやすくなります。キオクシアの決算はそうした空気の中で発表されたので、余計に厳しく受け止められたのだと思います。同じ半導体関連の会社にも、影響が広がるかもしれません。
私はこう考えて、こう決めています
私の投資は、ウォーレン・バフェットのやり方を手本にしています。
- 良い企業を、割安なときに買って長く持つ
- 決算は自分の目で確かめる
- 自分がわからないものは買わない
正直に言うと、メモリー半導体は値段の上がり下がりが大きく、先を読むのがとても難しい業界です。私自身は「事業の先行きを自分の言葉で説明できるか」を基準にしていて、わからない部分が多い会社には大きなお金を入れないと決めています。
そして、相場が荒れる日ほど、慌てて売り買いしないようにしています。株価が大きく動くとき、そこには不安や欲といった人の気持ちが強く出ています。同じような下げを何度か経験するうちに心が慣れて、落ち着いて見られるようになりました。50代で投資を続けてきて、一番身についたのはこの「慣れ」かもしれません。
まとめ:数字の大きさより「稼ぎ続けられるか」を見る
- 10〜12月期の純利益見通しは1兆3600億円(前年同期の約15倍)。それでも市場予想の約1兆5932億円には届かなかった
- 売られた理由は、業績の悪化ではなく、期待のハードルが高すぎたこと
- 無配の予定から中間配当90円へ。株主への姿勢が一歩変わった
- 背景には、AIへの巨額投資は回収できるのかという市場全体の不安がある
この先の株価がどうなるかは、誰にもわかりません。私は、株価の数字よりも「この会社はこれからも稼ぎ続けられるか」を見て、自分のペースで判断していこうと思っています。繰り返しになりますが、私の見方の紹介であり推奨ではありません。
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決算で揺れる相場でも、私が1株ずつ買い続けている口座【PR】
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決算のたびに株価は大きく揺れますが、私は一度に大きく動かさず、納得できる会社を1株ずつ買い足すようにしています。そのときに使っている口座を書いておきます。
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