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こんにちは、バフェットかおるです。先に結論を書きます。50代から投資を始めるなら、私はいきなりオルカンにしよう、S&P500にしよう、高配当株にしよう、とは考えません。NISAの360万円をどう埋めようか、も最初には考えません。
商品より先に決めておいたほうがよかったことが、4つあります。投資しないお金を決めること、暴落しても持てるものを選ぶこと、底値を当てようとしないこと、そして最後にNISAという箱を使うことです。
私が投資を始めたのは40代の終わりでした。為替も金利も分からず、決算書なんて読んだこともありませんでした。そこからS&P500への投資を始め、コロナショックも経験して、いまは日本の高配当企業を中心に約75社に分散して投資しています。これはその私の順番の話です。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の会社・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は記載の時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
1つめ|まず「いくら投資しないか」を決めました
最初に決めたのは、いくら投資するかではありません。いくら投資しないか、です。50代ではここがいちばん大事だと私は思っています。
20代ならこれから40年働ける可能性があります。でも50代になると、退職が見えてきます。親の介護があるかもしれない。家の修繕も、車の買い替えもある。子どもにまだお金がかかる家庭もあります。そして60代になれば年金生活が始まります。
だから私は、お金をまず3つに分けています。
- 近いうちに使うお金
- 何かあったときのお金
- 長く働いてもらうお金
3つめだけが、私にとっての投資資金です。数年後に家のリフォームで300万円必要だと分かっているなら、その300万円を私は企業には投資しません。
かといって、現金にもリスクがあります。インフレです。100万円という数字は変わらなくても、物価が上がれば100万円で買えるものは減ります。だから私は、全部を現金にもしていませんし、全部を企業に投資してもいません。使うお金は守る、長く使わないお金には働いてもらう。この二つを分けています。
2つめ|30パーセント下がっても持てるものを選ぶ
ここを決めてから、ようやく何を持つのかに進みます。私が投資を始めた頃は、個別の会社なんて分かりませんでした。そこで最初に投資したのが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)でした。
きっかけの一つはウォーレン・バフェットでした。自分で会社を選べないなら、アメリカを代表する会社全体を持つ方法があるんだ、と知って、それなら私にも理解できると思えたんです。
50代になってからは、いちばん増えるものを探すより、30パーセント下がったときにも私はこれを持っていられるか、を考えたほうがいいと思うようになりました。何を持つかではなく、何を持たないかも大切だと思っています。
コロナショックで売らなかった理由
投資を始めた翌年、2020年にコロナショックが来ました。どんどん資産額が減っていきます。始めて間もない人間からすれば、このまま全部なくなるんじゃないかと怖くなります。
でも私は売りませんでした。むしろ買い増しました。特別な相場観があったからではありません。長い歴史を見たからです。
私がいつも見返しているのは、ジェレミー・シーゲルの長期チャートです。世界はこれまで戦争も金融危機も暴落も感染症も経験してきて、それでも会社は商品やサービスを作り、利益を生んできました。それを見て、私は値段ではなく会社の成長を持っているんだ、と思えるようになりました。
3つめ|底値を当てようとしない
今は高いのか、暴落を待ったほうがいいのか。こういうご質問をいただくことがあります。株式分割で株価が上がる会社を教えてほしい、すぐ上がる会社を教えてほしい、というご質問もいただきます。
私の答えは、分かりません、です。明日暴落するかもしれないし、来年かもしれない。ここからさらに上がるかもしれない。私には分かりません。
S&P500を始めた頃は、下がったタイミングごとに数百万円単位で投資し、同時に毎月の積立も続けていました。コロナショックでは買い増しました。日本の高配当企業の場合は少し違って、欲しい会社だから今日全部買う、ということはあまりしません。
決算を確認して、自分が考える価格になったら、分けて買います。100万円投資したいと思っても、最初から全部ではなく何回かに分ける。さらに下がったら、もう一度会社の中身を見ます。本業の稼ぐ力が変わっていない、財務も大きく崩れていない、それでも相場全体の悲観で売られている。そう判断したときには、私は買い増すことがあります。
買付余力を残しておく
ここで大切なのが買付余力です。これから投資に使える現金のことです。全部を使い切ってしまうと、いちばん安いところで何もできなくなります。
私は、下がったときに買えるようにしておくために、現金を残しておくことにしました。暴落が来ても売らなくても生活できて、むしろ買える現金がある。そういう状態でいたいと思っています。
4つめ|最後にNISAという箱を使う
私はNISAを投資そのものではなく、最後に使う箱だと思っています。どれだけ投資するか、何を持つか、いつ買うかを決めたあとに、ではどの口座に置くか、という順番です。
いまのNISAの枠は次のようになっています(金融庁のNISA特設ウェブサイト、2026年10月時点)。
| 項目 | 金額など |
|---|---|
| つみたて投資枠(年間) | 120万円 |
| 成長投資枠(年間) | 240万円 |
| 年間の合計 | 最大360万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 生涯の非課税保有限度額 | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで) |
売却した場合は、売却した商品の取得価額分の非課税保有限度額が翌年以降に再利用できます。売った金額がそのまま翌年戻るという意味ではないので、ここは私も間違えやすいところだと思っています。
枠から投資額を決めない
年間360万円あるからといって、私は360万円入れなければ損だとは考えません。50代なら退職金も年金も住宅も介護も家族構成も働ける期間も、人によって全部違います。
NISAの枠から投資額を決めるのではなく、自分の人生から投資額を決める。私はこの順番だと思っています。
そして私はいま、インデックスだけでなく日本の高配当企業にも投資しています。老後に毎回資産を売って生活費を作るより、会社から入ってくる配当を生活費の一部にできるほうが、私自身は精神的に安心できるからです。
まとめ|50代の私がたどり着いた4つの順番
何を買えば儲かるか、ではなく、この4つでした。
- 投資しないお金を決める
- 暴落しても持てるものを選ぶ
- 底値を当てようとしない
- 最後にNISAを使う
もう一つ加えるなら、投資は株価を当てるゲームではない、ということです。会社にお金を預けて、その会社が商品やサービスを提供して利益を生み、会社が育つ。その成長の一部を株主として受け取る。私は投機家ではなく投資家でいたいと思っています。
ウォーレン・バフェットのように、自分が理解できる良い会社を、自分が納得できる価格で買って長く持つ。もちろん私はウォーレン・バフェットにはなれません。でも考え方を真似することはできます。
為替を当てることより、日経平均の天井を当てることより、次の暴落日を当てることより、私は会社の決算を見ることを続けます。これが、50代の私がいまたどり着いた投資です。この記事は私の考えの紹介であり、特定の商品や会社の購入を推奨するものではありません。
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4つめの順番でようやく出てくるのが、どの口座に置くかという話です。手数料で将来受け取る金額が削られないほうがいいので、私は低コストの口座を選びました。私が使っている口座は次の2つです。
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