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暴落のあと株価が元に戻るまでにかかった時間は、暴落ごとにまったく違います。1929年の大恐慌では米国株が元の水準に戻るまで約25年かかり、日経平均がバブルの高値を抜いたのは2024年2月22日でした。一方で2020年のコロナショックは、下げ始めてから半年ほどで戻っています。この記事では、その下落率と回復した日付を並べたうえで、50代の私が毎月の積立をどう続けているかを書きました。
筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。過去の下落率や回復までの期間は、将来の成績を示すものではありません。本記事は2026年10月時点のものです。
1929年の大恐慌:元の値に戻ったのは1954年11月23日
ニューヨーク・ダウは1929年9月3日につけた高値から下がり始め、1932年7月8日の底までに約89%下落しました。10分の1近くまで減ったということです。
そして、その1929年の高値を終値で取り戻したのは1954年11月23日です。約25年かかっています。この間に銀行の破綻と企業の倒産が続き、失業率が跳ね上がりました。株価の数字だけでなく、仕事や暮らしそのものが長く傷んだ時期でした。
私はこの25年という数字を、投資をやめる理由ではなく、持っているお金の置き方を決める材料として見ています。25年使わなくていいお金と、来年使うお金を同じ場所に置かないということです。
ITバブル崩壊と金融危機:戻るまでに6年前後
2000年からのITバブル崩壊では、S&P500は高値から47%超下がりました。高値を取り戻したのは2007年5月です。
その直後に来たのが2008年の金融危機で、今度は55%超の下落になりました。高値を抜き返したのは2013年3月28日です。2000年の高値から数えると、13年ほど高値を超えられない時期が続いたことになります。
この2つが連続して起きたことが、私にとっては大恐慌の25年よりも実感に近いです。1回の暴落で終わるとは限らない、ということだと受け止めています。
コロナショック:約34%下げて、同じ年の8月18日に戻った
2020年のコロナショックでは、S&P500は約34%下落しました。ところが高値を取り戻したのは2020年8月18日で、同じ年のうちです。
下落率はITバブルや金融危機より小さく、戻るまでの時間も短かった。暴落の形は毎回違う、という一例だと思っています。「暴落は平均で何年で戻る」「何年周期で来る」という言い方を私は使いません。数えてみると、回復までの時間は半年から25年までばらついていて、平均を出しても自分の判断には使えないからです。
日経平均:バブルの高値を抜いたのは2024年2月22日
日経平均は1989年12月29日の終値38,915円87銭が最高値でした。この値を終値で超えたのは2024年2月22日です。34年かかっています。
米国株の25年と並べると、こちらはもっと長い。日本の会社だけを持っていた人が、この34年をどう過ごしたかを想像すると、私は分散という言葉の意味がようやく腹に落ちます。
ドルコスト平均法が実際にしてくれること
ドルコスト平均法は、毎月同じ金額を買い続けるやり方です。価格が高いときは少ない口数、安いときは多い口数を買うことになるので、買った値段の平均が真ん中あたりに寄ります。
大事なのは、これが損を消す仕組みではないということです。してくれるのは2つだけだと私は考えています。1つは、買う値段を1日の判断に賭けなくてよくなること。もう1つは、下がっている間も買い続けられる手順が残ること。上の4つの暴落を見ると、回復までの時間は自分では決められません。決められるのは、その間に手を止めないかどうかだけです。
ドルコスト平均法で避けられないこと
一方で、積立だから安全ということもありません。
- 積み上がったあとの暴落では、減る金額そのものが大きくなります。毎月3万円の積立でも、10年経てば残高は数百万円になっていて、そこに3割の下落が来ます。
- 買っている対象が長く戻らなければ、平均を取っても戻りません。日経平均の34年が、その形です。
- 取り崩す時期が暴落と重なると、同じ金額を使うのに多くの口数を売ることになります。
この3つは積立では消えないので、私は投資する金額のほうで調整しています。
50代の私が自分で決めていること
私は、ウォーレン・バフェットのやり方を真似しようとしています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない、という3つです。そのうえで、暴落の歴史を見てから自分で決めたのは次のことでした。
- 5年以内に使うお金は投資に回さない。回復に25年かかった例があるので、期限のあるお金とは分ける。
- 国と通貨を1つに寄せない。日本の会社も米国の会社も持つ。
- 下がった月に金額を変えない。増やすのも減らすのも、自分の生活費が変わったときだけにする。
これは私の決め方なので、同じにする必要はないと思います。ただ、暴落が来てから考えると私は必ず間違えるので、来る前に紙に書いておくことにしました。
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回復までの時間は自分では決められませんが、下がっている月に買い続けられるかどうかは、手続きの手間にけっこう左右されます。私は毎月の金額を自動で引き落とす設定にして、画面を開かなくても積立が進むようにしました。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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