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東洋証券(8614)と極東証券(8706)という、中堅の証券会社二社を題材に、私が証券会社の株を高配当株として見るときに何を確かめているかを書きます。この記事は私の調べ方と保有の考え方の紹介であり、どちらの会社もおすすめするものではありません。以前この記事に載せていた配当利回りや配当性向などの具体的な数字は、出どころを確かめきれなかったものと、時点が古くなったものがあったため、いったん落としました。数字は会社が出している決算短信でご確認ください。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。本文に具体的な決算数値・配当利回り・配当性向は記載していません。判断に使う数字は、必ず会社の最新の決算短信・有価証券報告書でご確認ください。記載の内容は2026年10月時点のものです。
証券会社の商売は、相場の波がそのまま業績に出る
まず押さえておきたいのが、証券会社の稼ぎ方です。お客さんが売買したときの手数料、預かった資産から得る収入、自己資金で運用した結果などが中心になります。
つまり、相場が活気づいている時期には収益が一気に伸び、静かな時期には落ちます。工場で同じものを毎月作って売る商売とは、利益の出方がまったく違います。
私はここを、証券会社の株を見るときの出発点にしています。ある年の数字がとても良く見えたとしても、それが相場の良い時期にあたっていただけなら、同じ水準が続くとは考えないようにしています。
利回りが高いときは、理由があることが多い
証券会社の株は、配当利回りが高く見える時期があります。業績が急に良くなった年に大きく増配されると、利回りの数字が目を引く水準になるからです。
そういう数字を見つけたとき、私は喜ぶ前に理由を探すようにしています。業績が伸びたから増やしたのか、特別な利益が出た年だけの話なのか、株価が下がって利回りが上がっているだけなのか。この三つは見た目が同じで、中身がまるで違います。
利回りの数字は、株価が下がれば自動的に上がります。数字だけを見て良い会社だと判断しないようにする、というのが私が自分に言い聞かせていることです。
配当性向を見て、配当がどこから出ているかを確かめる
私が必ず見るのが配当性向です。その年の利益のうち、どれだけを配当に回しているかという割合です。
この割合が低ければ、業績が少し落ちても配当を維持する余力があります。逆に高いと、利益が減ったときにそのまま減配につながりやすくなります。利益のほとんどを配当に回している会社は、株主への還元に前向きだという見方もできますが、同時に余力が薄いということでもあります。
そして、配当性向が100パーセントを超えている年があったら、私はそこで一度立ち止まります。その年の利益より多い金額を配当に出しているということなので、過去にためたお金を取り崩して払っている形になります。それ自体がすぐに悪いわけではありませんが、同じことを何年も続けられる会社はありません。
私はこの二社について、数字を自分で並べ直した
この二社を調べていて困ったのは、ネット上に出ている数字が、同じ項目でも出どころによって違っていたことです。配当性向ひとつ取っても、見ている期や計算の前提が違えば、まったく別の数字になります。
だから私は、会社が自分で出している決算短信と有価証券報告書に戻って、同じ期で揃えて並べ直しました。手間はかかりますが、これをやらないと比較になりません。この記事に具体的な数字を書かないのは、読んだ方が私の写し間違いや古い数字をそのまま信じてしまうことを避けたいからです。
会社について書かれている評判や過去の出来事についても、確かめられないものは書かないことにしました。元の記事にあった一部の記述は、出どころをたどれなかったので落としています。
売買が少ない会社は、売りたいときに売れないことがある
この二社のように規模の大きくない会社では、一日に売買される株数がそれほど多くありません。
これは、自分がまとまった金額を買おうとしたときや、手放そうとしたときに、思った値段で約定しないことがあるという意味です。私は買ったら売らないつもりで持っているので、あまり気にしない部分ではありますが、相続や生活の都合で現金化が必要になることもあります。だから、一社あたりに入れる金額は小さくしておく、と決めました。
外の要因で一気に変わることがある
証券会社の業績は、自社の努力だけでは決まりません。株式市場の水準、金利、為替、それに各国の通商政策のような話が、相場の動きを通して収益に入ってきます。
国内のお客さん中心で対面営業をしている会社と、海外の商品を多く扱っている会社では、同じニュースでも影響の出方が変わります。私はそこを、会社が出している説明資料のセグメント情報で確かめるようにしています。どこから収益が来ているかがわかれば、どのニュースが自分の持っている会社に効くのかも見えてきます。
私がこの二社をどう扱っているか
私のやり方は、ウォーレン・バフェットのやり方を真似したもので、良いと思える会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない、という形です。
証券会社の株は、この三つ目に引っかかりやすい業種だと感じています。業績の波が大きく、良い年と悪い年の差が読みにくいからです。だから私は、こうした会社を持つとしても、配当の土台にはせず、全体の中で小さい割合に収めるようにしています。
繰り返しになりますが、この記事は私の調べ方と保有の考え方を紹介したもので、買うことも買わないこともおすすめするものではありません。私が実際に持っている会社については、記事の下のほうにある保有銘柄の一覧で公開しています。最後はご自身の目的に合わせて判断していただくのがいちばんだと思います。
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配当性向や利益の出方を自分で追いかけるには、決算資料に早く辿り着ける環境があると助かります。私は小さい金額で分けて買えるかどうかも含めて口座を選んできました。参考までに、私が実際に使っているものを挙げておきます。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
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※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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