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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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ウォーレン・バフェットの現金60兆円とバフェット指数227%|暴落に備える私の現金比率

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1億円への道
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※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

こんにちは、バフェットかおるです。

先に結論を書きます。私がこのニュースから受け取ったのは「現金をどれだけ持っているか」という一点でした。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、2026年3月31日時点で過去最高となる現金・現金同等物3,973億ドル(約60兆円)を抱えています。時価総額に対して約36%です。

世界で最も有名な投資家が、資産の3分の1以上を現金で置いて待っている。私はそれを見て、自分の現金比率を確かめ直しました。

この記事では、2026年5月時点の数字と、過去3回の暴落でバークシャーの現金比率と行動がどうだったかを表で並べ、そのうえで50代の私が自分のために決めたことを書いています。相場の先行きを当てる話ではありません。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年5月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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2026年5月時点の状況をひとことで

バークシャー・ハサウェイの現金・現金同等物は、2026年3月31日時点で3,973億ドル。日本円にして約60兆円です。2025年末の約3,730億ドルから、さらに増えました。

いっぽうでバフェット指数(株式市場の時価総額をGDPで割った数値)は約227%。200%という水準は、以前から警戒ラインとして語られてきた目安ですが、2026年5月時点ではそこを大きく超えています。

株は高いまま、現金は過去最高。この2つが同時に起きている、というのが今の状況だと私は受け止めています。

バークシャー・ハサウェイとはどんな会社か

バークシャー・ハサウェイは、ウォーレン・バフェットが率いてきた、たくさんの会社と株式をまとめて持っている会社です。

保険会社、鉄道会社、電力会社を丸ごと持ち、アップルやコカ・コーラの株も持っています。日本では五大商社(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)の大株主でもあります。

巨大な現金と、たくさんの事業を同時に抱えている会社、という見方をすると分かりやすいと私は思っています。

現金3,973億ドル(約60兆円)はどれくらいの規模か

金額が大きすぎて実感がわかないので、ほかのものと並べてみました。

比較対象 金額
バークシャーの現金(2026年3月31日時点) 約60兆円
日本の国家予算(一般会計) 約115兆円
トヨタ自動車の時価総額 約50兆円
バンク・オブ・アメリカの時価総額 約56兆円

バークシャーが持っている現金は、長年の投資先であるバンク・オブ・アメリカ(時価総額3,700億ドル)、コカ・コーラ(3,360億ドル)、アメリカン・エキスプレス(2,170億ドル)といった会社の時価総額を上回ります。

つまり、手元の現金だけでトヨタ自動車が丸ごと買える規模です。この数字を見たとき、私は「待つ」という行為にもこれだけの元手が要るのだと感じました。

なぜ現金を短期の米国債で置いているのか

現金のまま置いておくのはもったいないので、短期のアメリカ国債を買っている――という見方は、2026年もそのとおりでした。

バークシャーの2026年3月31日時点のバランスシートを見ると、現金等のうち満期3か月以内の米国短期国債(Tビル)が197億ドル含まれていると明記されています。全体の水準としても、過去の記録の中でも最高水準に達しています。

短期国債で待つ利点は、私の理解では3つです。

  • 銀行の経営不安に左右されにくい
  • 待っている間も利息がつく(2026年5月時点では4%台)
  • 必要なときにすぐ現金に戻せる

「待っている」のではなく「利息を受け取りながら構えている」という形になっているのだと受け止めました。

ウォーレン・バフェットがいま考えていること

ウォーレン・バフェットは最近のCNBCのインタビューで、自分がバークシャーを引き継いでから株価が3回、50%以上下がったと語っています。そのうえで、2008年の金融危機やコロナショックのように、流動性が枯れて資産価格が本来の価値から大きく離れる瞬間を待っている、という趣旨を示しました。

2026年1〜3月期、バークシャーは株式を81億ドル分、ネットで売り越しています。これで14四半期連続の売り越しです。CEOを引き継いだグレッグ・アベル氏も、焦らず適切な価格の案件を待つ姿勢を続けていると説明されています。

私がここから受け取ったのは、「少し下がった」程度では安いとは判断していない、ということでした。ただ、本人の頭の中は本人にしかわからないので、断定はできません。

ITバブル崩壊(1999〜2002年)のとき何をしたか

1999年、世界中がインターネット関連(ヤフー、AOL、シスコなど)に熱狂していたころ、ウォーレン・バフェットはテクノロジー株を買いませんでした。

その結果、1999年のバークシャーは19.9%の下落。いっぽうS&P500は21%の上昇で、差し引き40%以上の負けです。1999年12月27日にはバロンズ誌が「ワレン、何が悪いの?(What’s Wrong, Warren?)」という記事を載せ、魔法の力を失ったのかもしれないとまで書かれました。

2001年、ITバブル崩壊のピーク時に、バークシャーが持っていた現金は680億ドル。当時の同社の時価総額の半分以上にあたる金額です。

そして暴落後に買ったのは、レンガ、カーペット、断熱材、塗料といった地味な会社でした。

結果として2000〜2002年の3年間で、S&P500は37.6%の下落、バークシャーは29.7%の上昇。3年の累計で60%以上の差がつきました。

運動会の徒競走にたとえると、ピストルが鳴ってみんなが走り出したのに、ひとりだけスタートラインから動かないような姿でした。周りからは笑われる。でもみんなが走っていった先に落とし穴があって、結果として悠々とゴールしていた――私にはそんなふうに見えます。

私がここで一番おどろいたのは、1年だけ見れば大負けに見えていたという点です。目先の1年で判断していたら、きっと途中でやめていたと思います。

リーマンショック(2008年)のとき何をしたか

2007年末、アメリカの住宅バブルが崩れかけていた時点で、バークシャーの現金は470億ドル。2008年に入る時点で約440億ドルでした。

2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻し、株価は連日大きく下げます。その8日後、2008年9月23日に動きました。

ゴールドマン・サックスが銀行持ち株会社になった2日後、バークシャーは50億ドルの優先株を購入。年10%の配当がつき、さらに1株115ドルで普通株を50億ドル分買える新株予約権(ワラント)も取得しています。経営陣が自分たちの株を売らないという縛りもつけました。

条件を整理すると、こうなります。

  • 50億ドルの優先株から、毎年5億ドル(年10%)の配当が入る
  • 株価が上がれば、追加で50億ドル分を1株115ドルで買える権利がついている
  • 経営陣が持ち株を売らないという約束も取りつけている

2008年には、リグレー、ゴールドマン・サックス、GEに対して合計145億ドルの債券投資を実行しました。年次報告書では、これらは高い利回りを持ちそれ自体で十分満足できる投資だが、3つの購入すべてで、ボーナスとして相当な株式参加権も取得した、と説明されています。

多くの投資家が慌てて売っていたなかで、バークシャーが投じた金額は200億ドル以上。バーリントン・ノーザン鉄道、コノコフィリップス、USバンコープへの増資も行っています。

結果として、ゴールドマン・サックスとの取引だけで次のようになりました。

  • 2011年、優先株が償還され、37億ドルの利益
  • 2013年、ワラントを行使して20億ドル相当の現金と1,320万株のゴールドマン株を取得
  • 配当だけで、毎日140万ドル(約2億円)が入ってきた

この1件で、合計60億ドル超(約9,000億円)の利益になりました。

当時、誰もが銀行はもう終わりだと言っていた時期です。それでも買えたのは、手元に440億ドルの現金があったからだと私は受け止めています。

コロナショック(2020年)のとき何をしたか

2020年は、少し意外な動きでした。株価が底をつけた3月、バークシャーはほとんど買っていません。

理由は、FRBが非常に速いペースで利下げと量的緩和に踏み込み、株価がV字で戻ってしまったため、「安い」と思える期間が短すぎたからだと説明されています。2020年5月時点の現金は1,370億ドル。株主総会では、30億、40億、50億ドルでも投資する用意はあるが、まだ何も見ていない、という趣旨の発言がありました。航空株については全株を売却しています。

いっぽうで、すでに持っていたアップル株が大きく育ちました。バークシャーのアップル株は、2020年3月の市場の底値から400億ドル(約6兆円)の含み益になり、アップルはポートフォリオの40%を占める柱になりました。保険やエネルギー部門が打撃を受けるなかで、会社全体を支えたのはこの保有分でした。

新しく買えなかった代わりに、すでに持っていた会社が育った。私はここから、「持ち続けること」も「新しく買うこと」と同じくらい効いてくるのだと受け取りました。

3回の暴落での現金比率と行動

暴落 直前の現金 直前現金/時価総額 暴落時の行動 主な利益
ITバブル(2000〜2002年) 680億ドル(2001年) 時価総額の50%超 レンガ・塗料・カーペット会社の買収 3年でS&P500に60%差
リーマン(2008年) 440億ドル(2008年初) 約25% ゴールドマン・GE・リグレーに145億ドル ゴールドマンだけで約60億ドル
コロナ(2020年) 1,280億ドル 約25% 航空株を売却、新規購入は控えめ アップル含み益+400億ドル
現在(2026年3月) 3,973億ドル 約36% 14四半期連続の売り越し まだわからない

3回とも、暴落の「前」から現金が積み上がっていた、という共通点があります。暴落してから慌てて現金を作ったわけではない、という点が私には一番こたえました。

なぜ「みんなが恐怖のとき」に買えるのか

いつでも動ける現金を持っているから

2008年の年次報告書には、現金は事業にとって人間の酸素のようなものだ(Cash is to a business as oxygen is to an individual.)という趣旨の記述があり、あわせて、株主・格付け会社・自分自身に対して、バークシャーを常に十分な現金で運営すると誓った、明日の義務を果たすために他人の親切に頼ることは決してしたくない、と書かれています。

米国債という待機場所があるから

巨額の現金は、紙幣や銀行預金ではなく米国短期国債として持たれています。これによって、銀行の取り付け騒ぎのような事態の影響を受けにくくなります。

「価値」を見ているから「価格」に振られにくいから

判断の軸 よくある反応 バークシャーの考え方
価格が下がったとき 怖いので売る 価値より価格が低いので買う
周りの動き みんなが買っているから買う みんなが売っているから買う
見ている期間 短期の値動き 10年後の利益

2008年9月にゴールドマン・サックスを買ったとき、10年後にその会社が消えている確率と、いまの株価を比べて判断したのだろうと私は受け止めています。

政策の方向を見ていたから

金融危機調査委員会で、ゴールドマン・サックスへの投資について、当時のFRB議長バーナンキと財務長官ポールソンが経済を安定させるために何でもするという賭けだった、と証言しています。

この記事で使った数字と出典

項目 数値 出典
1999年のバークシャー成績 ▲19.9% Rutgers
2000〜2002年のS&P500 ▲37.6% Rutgers
2000〜2002年のバークシャー +29.7% Rutgers
2001年の現金 680億ドル British Brief
2008年初の現金 440億ドル Validea
2008年のゴールドマン投資 50億ドル優先株(年10%) Goldman Sachs
2008年の債券投資(計) 145億ドル バークシャー年次報告書
2008年の投資総額 200億ドル超 MarketWatch
ゴールドマン優先株の償還益 37億ドル Yahoo Finance
ワラント行使分 20億ドル相当 ValueWalk
2020年5月時点の現金 1,370億ドル バークシャー株主総会
2020年の航空株 全株売却 バークシャー株主総会
アップル含み益(2020年3月〜) +400億ドル CNBC
2026年3月末の現金 3,973億ドル 10-Q
うち3か月以内のTビル 197億ドル 10-Q
株式売り越し(2026年1〜3月) 81億ドル 14四半期連続
バフェット指数(2026年5月初旬) 約223〜227% GuruFocus ほか
過去54年の中央値 約97% Trendonify

現金を持つことは「何もしていない」ことではない

私はずっと、現金を置いておくのはもったいない、フルポジションでなければ機会損失だと思っていました。

でもウォーレン・バフェットは2026年5月時点で資産の約36%を現金で持っています。世界で一番有名な投資家が、です。

現金は何もしていない状態ではなく、次の機会を待っている状態なのだと、私は考え方を変えました。

場面 以前の私 いまの私
お金が入ったとき 全部を投資に回していた 一定割合は現金で置いている
相場が大きく下げたとき 買いたいのに資金がなかった 待っていた分で買い増せる
配当が入ったとき 全部を再投資していた 一部は現金のまま置いている

配当は暴落のときの支えになっている

ウォーレン・バフェットが買ってきた会社を並べると、ある共通点が見えてきます。

  • コカ・コーラ ― 60年連続の増配
  • アメリカン・エキスプレス ― 高い配当
  • 日本の五大商社 ― 高い配当
  • アップル ― 自社株買いと配当

株価が下がっても配当は入ってくる会社、という選び方です。

リーマンショックのとき、株価は半分近くまで下げました。けれど財務の良い高配当株の配当は、5〜10%程度の減少にとどまったと言われています。株価が半分になっても配当は9割残る、という形です。

場面 売却でお金をつくる形 配当でお金を受け取る形
株価が半分になったとき 資産が半減して売れない 配当が9割残り生活は続く
暴落時の買い増し 資金が足りない 配当で買い足せる
気持ちの面 動揺しやすい 落ち着いていられる

私は配当を年金の代わりに育てていくつもりで持っているので、この違いは自分にとって大きいところです。

「待つ」ことと、3つのものさし

バークシャーは過去4年間、大型のM&Aを1件も行っていません。買うものがない、と言いながら現金を貯め、短期国債を買い続けています。世界で一番有名な投資家が、です。

この姿を見ていて、私は3つのものさしを自分のために書き出しました。

  • 現金 ― いつでも動けるお金を手元に置いておく
  • 価値 ― 会社が10年後にいくら稼ぐかを自分で考える
  • 時間 ― 10年、20年という単位で見る

ITバブルの前も、リーマンの前も、コロナの前も、現金は暴落の何年も前から積み上がっていました。嵐が来てから傘を探すのではなく、晴れているうちに用意してあった、ということだと私は受け止めています。

投資の前に、生活を守るお金から

2008年の年次報告書にある「他人の親切を当てにするな(Never count on the kindness of strangers.)」という言葉は、会社の生き残りについての話です。それでも私は、自分の家計にも当てはまると感じました。

私は順番をこう決めています。

順番 やること 目安
1 生活防衛資金を確保する 生活費6ヶ月〜1年分
2 近いうちに使うお金を分ける 別口座で確保
3 そこから先を投資に回す 生活に影響しない範囲で

ひとつの収入源、ひとつの会社、ひとつの投資先に頼らないようにしています。JALの破綻を経験して、絶対に大丈夫というものはないと身をもって知りました。だから分散して、現金を持って、配当で備える。私にとってはそれだけです。

業績が根本から崩れて配当が減配や無配になったときは、手放すこともあります。それは負けではなく、次に向けた資金の回収だと自分では考えています。

まとめ:私が自分のために決めた3つのこと

長くなったので、私が自分のために決めたことだけ書いておきます。

  • 自分のポートフォリオの現金比率を計算して、定期的に確かめる
  • 配当を全部再投資せず、一部は下げたときのための現金として別口座に置く
  • 配当が出続けている会社に絞る。私の基準は、配当利回り3%以上、PBR2倍以下、自己資本比率50%以上、流動比率200%以上です

ウォーレン・バフェットがやっていることは、私の目にはとてもシンプルに見えます。現金を持つ。じっと待つ。下げたときに買う。配当を受け取り続ける。間違いに気づいたら認める。

違うのは金額だけで、やり方のほうは真似できる部分があると私は思っています。私は、良い企業を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない。この3つを守るだけにしています。

ここに書いた数字は2026年5月時点のもので、これから変わります。現金比率も指数も、そのときどきで確かめ直すつもりです。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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