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先に結論です。高配当の会社に投資するやり方と、インデックスの投資信託を積み立てるやり方は、どちらが優れているかという比べ方ができません。目的が違うからです。資産の金額を大きくしたいならインデックス、今使える現金を増やしたいなら配当。私は50代で、取り崩すときの気持ちを考えて配当を厚くしました。全員に当てはまる正解があるとは思っていません。
私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私自身の考えと記録であり、特定の商品・投資行動をおすすめするものではありません。数字や制度の内容は2026年2月時点のものです。
目的が違うので、同じ物差しでは比べられません
この2つはよく「ニワトリと金の卵」で例えられます。
- インデックスの投資信託|ニワトリそのものを大きく育てるのが目的です。資産の総額(トータルリターン)を増やすことを狙います。
- 高配当の会社に投資する|ニワトリに金の卵を産んでもらうのが目的です。今使える現金を増やすことを狙います。
どちらが儲かるかという質問には答えられません。増やしたい金額を見るのか、毎年入ってくる現金を見るのかで、同じ成績の見え方が変わってしまうからです。
私が自分に聞いている4つの問い
迷ったとき、私は自分にこう聞いています。
- 資産の総額を効率よく増やしたいか。そうならインデックスのほうが合います。
- 今の生活にゆとりが欲しいか。そうなら配当のほうが効きます。
- 下がった日に持ち続けられるか。私は配当が入ってくると持ち続けやすくなりました。
- 効率も欲しいけれど投資そのものを楽しみたいか。私はこれで、両方を持つ形になりました。
インデックスの投資信託について私が思っていること
インデックスの投資信託は、日経平均やS&P500のような株価指数と同じ動きを目指す商品です。私が良いと思っている点はこうです。
- 世界経済の成長をまるごと受け取れる|一部の会社がだめになっても、他の会社が埋めてくれます。
- 手間がかからない|一度積立を設定すれば、中身の入れ替えは自動です。私が決算を読む必要がありません。
- 中身が入れ替わる|時価総額で組み入れが決まるので、伸びた会社の比率が上がり、落ちた会社は外れていきます。個別の会社だと、不祥事や業績の悪化で脱落するところまで自分で見なければなりません。
- 大きく動く数日を取り逃がさない|1年の上昇の多くはごく少ない日数で起きると言われます。常に持っていれば、その日も持っていることになります。
「理論的に最も合理的」と言われることもありますが、私はそこまで断定できません。長期の平均で見て理にかなっている、という程度に受け取っています。
高配当の会社に投資するほうを、私が選んだ理由
私が配当を厚くしたのは、効率で勝てると思ったからではありません。取り崩すのが自分にはできないと気づいたからです。
インデックスで増やした資産を、70代になって毎月売って生活費にする。その場面を想像したとき、暴落している月に売る自分が想像できませんでした。配当なら、会社が出してくれるものを受け取るだけなので、売る判断をしなくて済みます。私の場合はこれが一番大きい理由です。
もう一つは、配当が入ってくると下がった日に持ち続けられるという点です。評価額が減っても、口座に入金がある。それだけで私は眠れました。
弱点もはっきりしています。会社を自分で選ぶ必要があり、利回りが高いだけで中身が傷んでいる会社を避ける手間がかかります。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、決算を自分で読む、わからないものは買わない、という形でそこを補っています。それでも外すことはあります。
年代による配分の目安について
よく「若いうちはインデックス、年を重ねたら配当」と言われます。目安として知られている形を下に並べますが、これは私が集めた一般的な言われ方で、誰かにおすすめしているものではありません。実際の配分は、その人の収入、家族、使う予定のお金で変わります。
| 年代 | よく言われる配分の目安 | そう言われる理由 |
| 20代 | インデックス中心 | 時間が一番長い。再投資に回しやすい。 |
| 30代 | インデックス多め | 積立が中心。少額の配当で感覚をつかむ時期。 |
| 40代 | インデックス寄り | 教育費や住宅ローン。配当が家計の支えになり始める。 |
| 50代 | 半分ずつ | 増やす時期から、守りながら使う準備へ移る。 |
| 60代 | 配当多め | 取り崩す負担を減らしたい時期。 |
| 70代以降 | 配当と現金 | 効率より、管理の手間と相続のしやすさ。 |
私は50代で、表の50代よりも配当側に寄せています。効率ではなく、自分が続けられるかどうかで決めました。元の原稿ではこの表に「推奨戦略」という見出しが付いていましたが、私が人に配分をすすめる立場ではないので、言い方を変えました。
新NISAでどちらを入れるか
私の使い方は、つみたて投資枠はインデックスの投資信託、成長投資枠に高配当の会社、という分け方です。配当には通常およそ20%の税金がかかるので、非課税の枠に配当を入れると受け取る金額がそのまま残ります。
ただ、これも私の都合に合わせた分け方です。資産の総額を最大にしたい人なら、枠全部をインデックスで埋めるほうが筋が通ります。どちらが正しいという話ではありません。
私が最初に決めた3つのこと
どちらから始めるか迷っている方に向けてというより、私が自分に課したことを書きます。
- 少額から実際に買う|私は想像だけで半年くらい悩みました。100円でも1,000円でも買ってみると、悩んでいた内容が具体的になりました。
- 手数料の高いものは選ばない|買付手数料や信託報酬は、自分で確認すれば数字で比べられます。窓口ですすめられたものを、名前だけで買わないようにしています。
- 読むのと買うのを同時にやる|本を読んでから買うのではなく、買ってから読むほうが私には身につきました。
インデックスで土台を作りつつ、余った分で高配当の会社を持つという両方の形もあります。私も結果的にはこれに近い形です。
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私がこの2つを比べられるようになったのは、投資信託と個別の会社を同じ口座にまとめて、合計の金額と毎月入ってくる配当を同じ画面で見られるようにしてからです。1株から買えるので、配当側を少額で試すこともできます。私が使っている口座を置いておきます。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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