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わたしは2022年、大腸がんのステージ3で、お医者さんから「余命5年です」と言われました。
……で、もうすぐその5年が経ちます。見てください、このお腹。最近の健康診断でコレステロールが基準値オーバーでした。理由は、パート先のコロッケの食べすぎです。死ぬどころか、太っています。
こんにちは、バフェットかおるです。元JALの国際線客室乗務員として約30年働き、48歳から投資を始めました。今日は「死ねなかった私」が4年かけて気づいた、50代60代の本当のリスクについてお話しします。読み終えるころには、「あ、わたしが本当に怖かったのはこれだったんだ」と気づいていただけるかもしれません。
余命5年と言われた日、1億円のインデックス投資を全額解約しました
告知の日、まっさきに頭に浮かんだのは「10年後」でした
2022年、がんの告知を受けた日、わたしは一人でした。家族にも友達にも言いませんでした。一人で乗り越えたかったからです。
お医者さんから「5年」という言葉を聞いたとき、まっさきに頭の中で計算していたのは、体のことでも家族のことでもありませんでした。
「あ、S&P500のインデックス投資って、10年15年が前提だよね」「今増やしても、それが増えたところに、わたしはもういない」
普通なら、まず体のこと、家族のことを考えると思います。でも、わたしは違いました。
1600万円の税金を払って、現金に換えました
その日の帰り道、まっすぐ家に帰って何をしたと思いますか。1億円に膨らんでいたインデックス投資を、全額解約したんです。1600万円の税金を払って、現金が手に入りました。
がんの告知を受けた日に、真っ先にやることが株の解約。われながら、金の亡者です。オリンピックがあったら金メダルが取れそうです。でも、あの日のあの判断が、わたしのその後を変えました。
あれから4年、わたしは死ねませんでした
1年経っても、再発しない。2年経っても、転移しない。3年経っても元気。4年経っても、ピンピンしている。そしてもうすぐ5年です。
がんの場合、5年間再発も転移もないことが、治療がうまくいったかどうかの一つの目安とされるそうです。最近の健康診断は、コレステロール以外オールAでした。そのコレステロールも、パート先でいつも買って帰るコロッケのせいです。1日くらいご飯を抜いても全然痩せませんし、むしろ食欲は旺盛で、「ダイエットしなきゃ」と言いながら黒糖をかじる日々です。
そんなある日、ふと気づいてしまいました。
「あれ……わたし、これからまだ30年、40年生きてしまうかもしれない」
50代60代の本当のリスクは「早く死ぬこと」ではなく「長く生きること」
あっちもこっちも痛い。この痛みが解消されることはなく、なんなら痛いところは増えていく。そして、できることは少しずつ減っていく。その状態で、30年、40年。
怖かったのは、死ぬことではありませんでした。お金が先に尽きることでした。これが、わたしの言う「長生きリスク」です。
取り崩し(4%ルール)が、わたしには怖くなりました
インデックス投資は、老後は資産を取り崩して使っていくのが基本です。でも取り崩しの最中は、資産が減っていく恐怖と向き合うことになります。インフレも為替も株価も予想できないので、いつ尽きるかは誰にも分かりません。90歳で尽きるのか、95歳か、100歳か。
その不安を抱えながら、70歳、80歳になった自分が、毎年きちんと4%を計算して淡々と売却できるだろうか。わたしには、できる自信がありませんでした。だから高配当株に切り替えました。
配当は「雑草」だと思っています
高配当株からの配当は、雑草みたいなものだと思っています。抜いてもまた生えてきて、どんどん広がっていく。しかも、配当を受け取るために株を売る必要がありません。
生活に必要とされるものを本業で稼いでいる企業は、日本だけでなく世界中で24時間働き続けてくれます。わたしが90歳になっても100歳になっても、ちゃんと配当を出してくれると信じています。だからこそ、増配を続けていて、自己資本比率が高く、本業できちんと稼いでいる企業を選ぶ必要があると思っています。
切り替えたあとは、先輩投資家のブログをお手本にしながら、毎日毎日、四季報とIR資料と有価証券報告書を読み続けました。
お金の余裕ができたら、夫との関係が変わりました
経済的な余裕ができて変わったのは、資産額だけではありませんでした。
それまでのわたしたちは、いつも不安で、その不安をわたしは夫に八つ当たりしていました。お金のこと、子育てのこと。毎日ピリピリしていたんです。
でも、配当が安定して入ってくるようになってから、そういう喧嘩がなくなりました。「今までどれだけお世話になっていたか」「自分だけが全部やっているというのは間違いだった」「なんなら、わたしより夫のほうが子育ても仕事も大変だったんじゃないか」——そう気づけたんです。
今までの喧嘩は、お金の不安が原因だった。あとから、そう分かりました。夫に感謝できる心を、お金で買えたんです。いやしい話ですが、本当のことです。
母親として失格だったわたしが、残せるもの
これは話すのが少し辛いのですが。わたしは子育てに自信がなくて、仕事に逃げていました。
自分に自信がないから、大事な子育てを自分のせいで台無しにしてはいけない。どうしたらいいか分からなくて、「JALのCA」というレッテルがあれば、いい言い訳になると思って逃げていたんです。料理はとことん下手で、台所に立つと腰が痛くなる。そうやって、幼い子どもたちにすごく寂しい思いをさせてしまいました。
母親としては失格です。だからせめて、その代わりに残せるものがあるとしたら、生きた証であるYouTubeとブログ、そして高配当株なのかなと思っています。
この仕組みを理解しておけば、インフレが来て物価が上がっても、お金のことでギスギスせず、余裕をもって好きなことをやりながら暮らしていける、とわたしは考えています。
50代60代の方へ。48歳から始めたわたしが伝えたいこと
ここまで読んで、「もう遅いんじゃないか」と思った方がいるかもしれません。
大丈夫です。わたしが投資を始めたのは48歳ですよ。高配当株に切り替えたのは2022年、50代に入ってからです。50代でも60代でも、全然遅くありません。
ただし、一気にやろうとしないでください
1銘柄1万円から、で大丈夫です。高配当株投資は、分散と長期がなによりも大事です。増配を続ける財務の安定した優良企業が、割安になったときに買う。ウォーレン・バフェットのような投資です。実際、わたしが持っている企業の中には、5大商社や東京海上のように、バフェットが投資する前から並んでいた会社もありました。
コツコツ、自分で選んだ会社を、少しずつ下がったタイミングで買い増していく。それを5年、10年続けると、本当に景色が変わります。告知を受けた日のわたしが今のわたしを想像できなかったように、今のあなたも5年後の自分を想像できないと思います。でも、その5年後に「やっておいてよかった」と言えるかどうかは、今日決まります。
よくある質問
Q. 50代60代から高配当株を始めるのは遅いですか?
わたしが投資を始めたのは48歳、高配当株に切り替えたのは2022年、50代に入ってからです。大切なのは早さより、分散と長期、そして途中で売らないことだと思っています。
Q. インデックス投資と高配当株、どちらがいいのですか?
どちらが優れているという話ではありません。わたしの場合は、老後に自分で取り崩す作業を続けられる自信がなかったので、配当という形で自動的に入ってくる仕組みに切り替えました。判断の基準は「増える速さ」ではなく「自分が続けられるか」でした。
Q. いくらから始められますか?
1銘柄1万円からで十分です。一度に大きな金額を入れないこと、そして銘柄と時間を分けることを、わたしは大切にしています。
これから口座を作る方へ
高配当株もNISAも、まずは証券会社の口座がないと始まりません。わたしは口座を作ったら、二段階認証を必ず設定して、ログインは公式アプリか自分で保存したブックマークからにしています。証券口座の乗っ取りやフィッシング詐欺が増えています。自分のお金は、最後は自分で守るしかありません。
私が使っている証券口座【PR】
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私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
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2022年、わたしは「あと5年で死ぬ」と思っていました。今は「あと30年、40年生きるかもしれない」ことが怖い。人生は本当に、何が起きるか分かりません。
だからこそ、配当という「毎月の安心」を作る。病気になっても、ボケても、年金が減っても、配当だけは振り込まれる。これが、余命5年と言われてもわたしが投資を続けてきた理由であり、今もコロッケでコレステロールを上げながら投資を続けている理由です。
※本記事は個人の体験と考えの記録であり、特定の銘柄や金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。運営者は投資助言・代理業などの登録事業者ではなく、個別の投資相談・助言には応じられません。また、病気や治療に関する記述はあくまで個人の経験であり、医学的な助言ではありません。健康に関する判断は必ず医師にご相談ください。株式投資は元本を割り込む可能性があります。本記事にはアフィリエイトプログラム(PR)によるリンクが含まれます。


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