※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
ライブ配信でいただいた質問にお答えします。先に結論です。配当を目的に企業に投資するという枠で考えるなら、私は税引前の配当利回り3.75%を自分の区切りにしています。2026年2月時点の商社は利回りが2%前後まで下がっているので、私はこの枠では買い増さず、待つという判断にしました。これは私自身の基準で、正しい水準という意味ではありません。そのうえで、少しずつ買い足していく形、新NISAの枠の使い分け、J-REITのETFを積み立てるかどうかについて、私がどう考えているかを順番に書きます。
私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私自身の考えと記録であり、特定の会社・商品・投資行動をおすすめするものではありません。会社名は私が実際に見ている例として挙げているだけで、推奨ではありません。数字は2026年2月時点のものです。税金の扱いについては、具体的な判断は税理士や税務署にご相談ください。
質問:利回りが2%を切っている商社に、今から少しだけ買うのはどうか
持っていない商社が欲しいのですが、下がるのを待っていると買えないので、とりあえず少しだけ買いたい。でも利回りが2%を切っているものは買わないのでしょうか。特定口座の場合、値上がりして3%ないものは買わないほうがいいですか。
まだ弱小投資家ですが、まだなんとかなりますか。
なんとかなります。私も2,000万円から始めました。
私の場合は、特定口座で3%を切るものは急いで買いません
配当を受け取ることを目的にした枠では、私は税引前で3.75%以上という基準を自分に置いています。この基準に照らすと、2026年2月時点の商社は配当目的の対象から外れます。
かつて5大商社の利回りは4〜5%ありました。特に2020年から2021年ごろは、三菱商事などが5%を超える利回りのまま放置されていた時期がありました。そこからウォーレン・バフェットが日本の5大商社を買い増したことが知られて世界中から買われ、株価が上がった結果として利回りが下がりました。良い会社であることと、今の値段が自分の基準に合うことは別の話だと私は考えています。
なので私の答えは「商社が悪い」ではなく「配当目的の枠で見ると、今の私の基準には合わない」です。成長を見込んで持つという別の目的なら、見え方は変わると思います。
少しずつ買い足していく形について
一度にまとめて買おうとすると「今が天井かもしれない」と怖くなります。私は個別の会社でも、時間を分けて少しずつ買い足す形を取っています。個人投資家が持っている一番の利点は、いつ買うかを自分で決められて、何年でも待てるところだと思っています。
ウォーレン・バフェットのやり方で私が真似しているのは、事業の中身が変わっていないことを決算で確かめたうえで、株価が下がったら喜んで買い増すという部分です。逆に、中身が変わっていたら買い増しません。ここを確かめる作業を省くと、ただ下がったものを買っているだけになってしまいます。
「今の利回り」と「自分だけの利回り(YOC)」の違い
YOC(Yield on Cost)は、今の株価ではなく自分が買った値段に対して、今の配当が何パーセントになっているかを見る数字です。買った値段は変わらないので、会社が増配していけばYOCは上がっていきます。ウォーレン・バフェットがコカ・コーラを数十年持ち続けて、投資した金額に対して大きな割合の配当を受け取っているのはこの考え方です。
元の原稿には、2010年に三菱商事を50万円買っていたらYOCが何パーセントになり、累計配当がいつ元本に達するか、という表が入っていました。1株配当の数字の出どころを私が確かめられなかったので、その表は削除しました。YOCの仕組みそのものについては、別の記事で私の口座の数字を使って書いています。
未来を当てる代わりに、今見える数字で決めています
1年後の株価が上がっているか下がっているかを当てられる人はいません。私も持っていません。だから私は、期待ではなく今の配当利回り、今のPBR、今のキャッシュフローという、動かない数字を積み上げて決めるようにしています。
投資の目的によって同じ数字の見え方が変わります。10年後に大きく育つことを狙う人と、老後に受け取る現金を作りたい人では、利回り2%の会社の意味がまったく違います。私の目的は後者なので、今の利回りが低いものは私の枠には合わない、という整理になります。
元の原稿には、商社の今後について上昇シナリオと下落シナリオを並べて未来を予測した部分と、特定の会社名を挙げて「こちらを選ぶ合理的な理由」を説明した部分がありました。私が検証できない予測と、個別の会社についての投資判断になってしまうので、どちらも削除しました。
新NISAの枠を、私はこう使い分けています
NISA枠はインデックスが良いのではなかったですか。先に値上がり益で資金を増やして、その後に配当に移るほうがよいのでは。
資産の金額を最大にする効率だけで言えば、インデックスを積み立てるやり方が王道だと私も思います。全世界株や米国株のインデックスファンドは手数料が安く、中身の入れ替えも自動です。つみたて投資枠はこれで埋めるという考え方には、私も納得しています。
そのうえで、私は成長投資枠に高配当の会社を入れています。理由は配当にかかる約20%の税金が非課税になるからです。土台をインデックスで作り、受け取る現金が欲しい部分を非課税の枠に入れる、という使い分けです。
ただし、どちらが正しいかという話ではありません。理論上の最適と、自分が続けられる形は別です。私は配当が入ってくるのを見ないと続けられない性格だったので、こうなりました。
値上がり益と配当は、リンゴの木で考えています
- 値上がり益(キャピタルゲイン)|育てた木そのものを、買ったときより高く売って得る利益です。売らない限り確定しません。インデックスや成長株の主な狙いはこちらです。
- 配当(インカムゲイン)|木を売らずに、毎年実るリンゴを収穫して受け取る利益です。売らなくても現金が入ってきます。高配当の投資の狙いはこちらです。
若いうちはインデックスで枠を埋めて増やし、引退のときに売って高配当に乗り換える。これが計算上は効率のよい順番だと言われます。私はそれを知った上で、途中でやめてしまわない形を選びました。
J-REITのETF(1343)を積み立てるかどうか
1343(NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信)の積立を始めましたが、どう思いますか。
私は、J-REITは全世界株のインデックスとは性質が違うので、同じ積立の感覚ではなく値段を見て買う形のほうが自分には合うと考えています。理由を2つ書きます。
| 項目 | 全世界株インデックス | J-REIT(1343など) |
| 主な目的 | 世界経済の成長(値上がり益) | 安定した分配金(賃料収入) |
| 値動きの性格 | 長期の右肩上がりを前提に待つ | 一定の範囲で上下しやすい |
| 分散の幅 | 世界の数千社 | 日本の不動産という1つの分野 |
1. 不動産には純資産という物差しがある
J-REITにはNAV倍率という、1口あたりの純資産に対して価格が何倍かを見る指標があります。1.0倍を下回っていれば純資産より安く買えている状態、上回っていれば高く評価されている状態という見方ができます。毎月決まった額を積み立てる形だと、高く評価されている時期にも同じだけ買うことになります。
2. 私が今の価格をどう見ているか
2026年2月時点でJ-REITが売られている理由は、金利が上がり始めたことだと私は理解しています。J-REITは借り入れで物件を持つ仕組みなので、金利が上がると利払いが増え、分配金への不安が出ます。一方で東京のオフィスの空室率は下がり、賃料は上がる方向にあると報じられています。
ただ、ここから価格が戻るかどうかは私にはわかりません。元の原稿には「今は割安です」「海外から資金が入ってくる可能性があります」と書いた部分がありましたが、私が確かめられる話ではないので断定をやめました。
3. 私なら積立と待ちを分けます
- 市場から離れないために、積立は少額で続けます。
- 金利の動きで大きく売られる場面を待ちます。私は分配金利回りが4.5%を超えてくるあたりから見始めます。
- 1343は投資信託ではなくETFなので、指値注文ができます。納得できる価格を指定して待つという使い方ができます。
1343自体は、日本の多くの不動産に少額から分散できる商品だと思っています。私が気にしているのは商品の良し悪しではなく、買う値段のほうです。
米国株・米国債の税金について(成立済みのルール)
ここは制度としてすでに決まっている部分だけを書きます。検討段階の話は含めていません。
- 米国の個別社債・国債の利子|日米租税条約により、利子は居住している国で課税されるため、米国側での源泉徴収はかかりません。外国税額控除を申請する必要もありません。
- 外国株の売却益|米国側では課税されません。日本の証券会社を通していれば、かかるのは日本の税金(約20%)だけです。
- 米国株・米国ETFの配当|こちらは米国で先に10%が引かれ、その残りに日本の税金がかかります。確定申告で外国税額控除を使えば、二重に取られた分の一部を取り戻せる場合があります。
新NISA口座の場合、日本の税金はかかりませんが、米国の10%は引かれます。そしてNISAは非課税なので外国税額控除も使えません。この点は私も最初に勘違いしていました。具体的な申告の判断は、税理士や税務署に相談してください。
なお元の原稿には、SNSでの収入の話や、幼少期の環境と金銭感覚の話が続いていました。この記事の内容から離れていたので、別の記事に分けるつもりで削除しました。
商社の利回りが自分の基準に戻るまで、待ちながら試せる口座【PR】
※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。
商社のように人気が集まっている会社は、まとまった株数で買うと金額が大きくなります。私は1株から買える口座を使って、待つ期間も少しだけ持っておくという形を取りました。J-REITのETFを指値で待つのも同じ口座です。
私が実際に使っているのは次のとおりです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品やポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る
※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎晩のライブ配信で、こうした質問にそのまま答えています。https://www.youtube.com/@buffettkaoru
無料でお配りしているもの
高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。
- 【完全無料公開】高配当株・銘柄選びチェックリスト ― 会社選びの基準を1枚に整理しました。
- 【無料配布】高配当株ポートフォリオ管理シート ― 保有株と配当金を「見える化」して、続けられるようにするシートです。
- 【無料】高配当株 配当管理シート(CSV対応) ― SBI証券のCSVを読み込んで、配当金をまとめられるシートです。
- 私の保有している会社の一覧 ― 私が実際に持っている会社と、取得単価・評価損益を公開しています。
あわせて読みたい関連記事
それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


コメント