※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
私が投資する会社を選ぶとき、最初に見ているのは配当利回りです。理由は単純で、配当金は実際に自分の口座へ振り込まれる現金であり、人の気分では動かない数字だからです。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良いと思える会社を割安なときに買って長く持つことを続けていますが、その入口として配当利回りを使っています。この記事では、私がなぜ配当利回りを軸にしているのか、その考え方を順番に書いていきます。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。記載の数字は2026年10月時点のものです。
私が配当利回りを軸にしている理由
投資を始めると、いろいろな数字が出てきます。PERが15倍を下回っているから割安だ、PBRが1倍を割っているから買いだ、という判断もよく見かけます。私も最初はそうした数字を追いかけていました。
ただ、しばらく続けてみて気づいたのは、PERやPBRは「いまその会社がどれくらい人気か」を映した数字でもあるということです。人気は、世界中の投資家の気分次第で明日にでも変わります。自分の判断の土台をそこに置くと、相場が荒れたときに手が止まってしまいました。
その点、配当金は逃げも隠れもしません。会社が実際に稼いだ現金から支払われ、自分の口座に入金として残ります。私は配当利回りを「その会社の財務が本当に大丈夫なのかを確かめるための入口」として見ています。
配当利回りの計算と、株価が下がると利回りが上がる仕組み
配当利回りは、1株あたりの年間配当金を現在の株価で割って100を掛けたものです。投資した金額に対して、1年でどれくらいの配当金を受け取れるかの割合を示します。
たとえば株価が1,000円で、1株あたりの年間配当金が30円なら、30円を1,000円で割って100を掛けて3パーセントです。
ここで覚えておきたいのは、配当金の予想額は会社が発表するもので、短期間では大きく動かないという点です。一方、株価は毎日動きます。つまり株価が下がると、分母が小さくなるので利回りは上がります。相場が怖くなっている局面で利回りが跳ね上がって見えるのは、この算数の結果にすぎません。だからこそ、利回りの数字をそのまま信じず、その裏側を見る必要があると私は考えています。
PERとPBRを私がどう見ているか
配当利回りを軸にしているとはいえ、PERとPBRを見ないわけではありません。私は次のように整理して、参考程度に使っています。
PERは、その会社の利益に対して何年分の値段が付いているかという数字です。15倍なら、いまの利益水準が続けば投資したお金のもとを取るのに15年かかる、という見方になります。30倍なら将来大きく伸びると期待されている状態、5倍なら市場から見放されているか、何か理由があって安く放置されている状態、というふうに読んでいます。
PBRは、会社が持っている資産を全部お金に換えたときの価値と、株価を比べた数字です。1倍なら資産とほぼ同じ値段、1.5倍なら資産以上の価値があると認められている状態、0.5倍なら資産の半値で買える計算になります。ただ、安いときには必ず理由があるので、私はPBRが低いことだけを根拠にはしません。
PERとPBRが気分で動いてしまうという弱点
PERとPBRがやりにくいのは、分母や分子の片方が市場の評価そのものだという点です。この会社はすごそうだと多くの人が思えば、中身が変わっていなくても数字は跳ね上がります。逆にもうだめだと思われれば、同じ会社なのに一気に下がります。
私はこれを、自分の判断を人に預けている状態だと感じました。他人の評価が変わるたびに自分の結論も変わってしまうなら、長く持つことはできません。
配当金はそこが違います。会社が実際に稼いだお金から支払われ、入金という形で手元に残ります。株価が下がって多くの人が逃げている時期でも、配当が維持されているかどうかは自分で確認できます。私にとってはそこが一番の安心材料です。
配当を出し続けられること自体が、財務の裏付けになる
配当金を出すということは、その分だけ会社から現金が出ていくということです。それでも経営が揺るがないのは、土台がしっかりしているからだと私は考えています。配当を長く続けている会社を見ていると、だいたい次のようなことが言えます。
- 帳簿の上の利益だけでなく、実際に使える現金が手元に入ってきている
- 本業で継続して稼げている(本業が弱いと、配当を出し続ければすぐに現金が足りなくなります)
- 借入を返してもなお余裕がある程度の自己資本がある
- 資産が不動産などに偏っておらず、すぐに支払いに回せる現金を確保できている
逆に言えば、配当を減らしたり止めたりしたときは、このどこかが崩れたというサインとして受け止めています。
私が配当利回りと一緒に確認している数字
配当利回りだけを見て決めることはありません。私は決算資料を自分で開いて、次のような数字を合わせて確認しています。いずれも私が自分で決めた目安で、正解というものではありません。
- ROE(自己資本利益率)… 預かったお金をどれだけ効率よく利益に変えているか。私は8パーセント以上あれば合格、10パーセントを超えていれば優秀という見方をしています
- 自己資本比率 … 会社が自分のお金をどのくらい持っているか。私はできれば50パーセント以上をひとつの目安にしています
- 営業利益率 … 本業できちんと稼げているか。配当の原資がどこから出ているかを確かめるために見ます
- 流動比率 … 短期の支払いに回せる資産がどれだけあるか
投資会社のように利益の出方そのものが特殊な会社では、こうした数字の読み方も変わってきます。私は自分で仕組みを説明できない会社には手を出さないようにしています。
利回りが高いだけでは買わないようにしている
配当利回りを軸にしていると言うと、利回りの高い順に買っているように聞こえるかもしれませんが、私はそうしていません。利回りが高く見える理由には、大きく二つあります。ひとつは、良い会社が一時的に売られて安くなっている場合。もうひとつは、業績の悪化や減配がこの先ありそうだと市場が織り込んでいる場合です。
後者を買ってしまうと、配当が減らされて株価も下がるという一番つらい形になります。だから私は、利回りの数字を見つけたあとに、必ず決算資料を開いて、その配当がどこから出ているのかを自分で確かめるようにしています。借入や資産の売却でまかなっているのか、本業の現金で出せているのかで、まったく話が違ってきます。
年金だけでは足りないと知ってから、配当を軸にした
私がここまで配当にこだわるようになったのは、自分が受け取る予定の年金額を確かめたときでした。長く働いてきたつもりでしたが、その金額だけで暮らしていくのは難しいとわかり、正直なところ気持ちが沈みました。
そこから、インデックス投資で増えた分を少しずつ配当を出す会社に移していきました。毎月いくら入ってくるかが見えると、将来のことを数字で考えられるようになり、相場のニュースに振り回される時間が減りました。配当利回りを軸にしているのは理屈だけの話ではなく、自分が安心して続けられる方法だったから、というのが正直な理由です。
これは私がそう決めたという話で、同じやり方が誰にでも合うとは思っていません。インデックス投資を続ける方が合う方もいると思います。
配当金が実際に振り込まれるところまで自分で確かめるために【PR】
※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。
配当利回りを自分で確かめるには、決算資料を開いて数字を追い、実際に入金されるところまで見届ける必要があります。私はその確認のしやすさで口座を選んできました。参考までに、私が実際に使っているものを挙げておきます。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る
※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
無料でお配りしているもの
高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。
- 【完全無料公開】高配当株・銘柄選びチェックリスト ― 会社選びの基準を1枚に整理しました。
- 【無料配布】高配当株ポートフォリオ管理シート ― 保有株と配当金を「見える化」して、続けられるようにするシートです。
- 【無料】高配当株 配当管理シート(CSV対応) ― SBI証券のCSVを読み込んで、配当金をまとめられるシートです。
- 私の保有している会社の一覧 ― 私が実際に持っている会社と、取得単価・評価損益を公開しています。
それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


コメント