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結論から書きます。2026年1月のダボス会議で日本の財務大臣が何を話したかを調べてみましたが、私が公表資料で確かめられたことは、思っていたよりずっと少なかったです。そして確かめられた範囲では、私の口座の中身を変える理由は見つかりませんでした。だから私は、何も売らず、何も買い増しませんでした。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。政策や税制の内容は変わります。具体的な判断は税理士や所轄の税務署にご相談ください。記載の内容は2026年10月時点のものです。
この記事から、確かめられなかった部分を外しました
先にお断りしておきます。この記事はもともと、片山さつき財務大臣のダボス会議での発言を紹介し、「史上最強の財務大臣」「日本はもう一度、世界の主役になる」といった言葉でまとめたものでした。書き直すにあたって、その部分を外しました。
理由は2つあります。1つは、スピーチの中身や人物評を、私が一次資料で確かめられなかったことです。実在の方の発言や人柄について、確かめないまま言い切るのは避けたいと思いました。もう1つは、「海外からお金が集まるようになります」「若者が未来に期待できます」といった先の話が、起きたことのように書かれていたことです。これは誰にもわかりません。
残したのは、話題として報じられた枠組みと、そこから私が自分の口座について考えたことだけです。
ダボス会議とは、何が決まる場なのか
ダボス会議は、スイスのダボスで毎年1月に開かれる、世界経済フォーラムの年次総会です。各国の政治のリーダーや大きな会社の経営者、研究者が集まって話をします。
私が調べていて一番はっきりしたのは、ここは条約や法律を決める場ではない、ということでした。国際会議という言葉の響きから、何かが決まる場だと思っていましたが、話し合いと発信の場です。
だから、ここで誰が何を言ったかは、その国が「これからこうしたい」と考えていることの手がかりにはなります。ただ、決まったこととは別です。私はここを分けて読むようにしました。
「成立済み」と「検討段階」を分けて読む
政策の話を投資に結びつけるとき、私が必ずやるのが、この2つに分けることです。
成立済みというのは、法律が通って施行日が決まっているもの、あるいは制度として動き始めているものです。これは企業の業績に効いてきます。
検討段階というのは、大臣が意欲を示した、審議会で議論されている、要望が出ている、という段階のものです。形が変わることも、立ち消えになることもあります。
今回の話題のなかで、円やドル、ユーロのステーブルコインを交換しやすくする構想や、暗号資産の税金の扱いを見直すという話が出ていました。私が調べた範囲では、これらは検討段階の話でした。施行日が決まっているものではありません。
暗号資産の税金については、ご自身の申告に関わる話なので、私の記事ではなく税理士や所轄の税務署でご確認ください。私は税の専門家ではありません。
「日本が評価された」というニュースで、私が売買しない理由
海外の会議で日本が前向きに語られると、気持ちは明るくなります。ただ、私はそれを理由に買うことをしていません。
理由は、私が買うときに見ているものが、その会社の決算だからです。売上と利益が何年分か並べられるか。配当を出し続けられているか。借入が増え続けていないか。この3つは、会議で何が語られても、その日には変わりません。
反対のときも同じです。海外で日本について厳しいことが言われた日に、私は売りませんでした。会社の中身が変わっていないのに手放すと、あとで買い直す値段のほうが高くなることが多かったからです。
ウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つ、ということをしています。この型でいくと、ニュースで動かす場面はほとんどありません。
政策が本当に効いてきたかを、私はどこで確かめているか
とはいえ、政策が業績に効くことはあります。私がそれを確かめているのは、ニュースではなく決算の説明資料です。
会社は、制度が変わって追い風になったとき、たいてい説明資料にそう書きます。「制度改正により受注が増えた」という一文が出てきたら、そのとき初めて数字として確かめられます。
逆に、ニュースで何度も取り上げられても、説明資料に出てこない話もあります。私が過去に何度も空振りしたのは、そちらでした。期待の段階で買って、業績に出ないまま値段が戻っていく、という形です。
だから私は、政策の話は手帳に書いておくだけにして、買うかどうかは決算が出てから決めるようにしています。遅いやり方ですが、空振りが減りました。
ニュースを読むときに、私が自分に課している3つの線
経済のニュースは毎日出てきます。私は50代で、残りの時間が無限ではないので、読み方に線を引くことにしました。
1つ目は、誰が言ったことなのかを確かめる、という線です。本人の発言か、報じた人の要約か、切り抜きの要約か。段を重ねるほど、元の言葉から離れます。
2つ目は、決まったことか、これからの話かを分ける、という線です。先ほどの成立済みと検討段階の話です。
3つ目は、数字が出ているか、という線です。数字のない話は、良い話にも悪い話にも書けます。数字が出ていないときは、私は判断を保留します。
この3つを通すと、残るニュースはかなり少なくなります。それでちょうどいいと思っています。私が読むべきなのは、自分が持っている会社の決算と、これから調べたい会社の決算だからです。
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私が政策の話を手帳に置いておけるのは、決算が出たときに1株だけでも買い足せる口座を持っているからです。私が使っているのは次の2つです。
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