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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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中東情勢で株価が全面安|ハメネイ師死亡の報道と原油・インフレ、私が売らなかった理由

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結論から書きます。2026年3月1日から2日にかけて、イランの最高指導者ハメネイ師が米国とイスラエルの攻撃で死亡したと複数の報道機関が伝え、株式市場は全面安になりました。私は保有している会社を売っていません。株価が下がった理由は、会社の稼ぐ力ではなく、原油とインフレへの不安だと考えたからです。

私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。この記事は私自身の考えと保有状況の紹介であり、特定の会社や金融商品を推奨するものではありません。本文の内容は2026年3月2日時点の報道にもとづくもので、その後の経過で事実関係は変わります。最終的な判断はご自身でお願いします。

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何が報じられたのか、どこまで確かなのか

私が確かめられた範囲を書いておきます。ハメネイ師の死亡については、国内の複数の報道機関が2026年3月1日付で伝えていました。資産運用会社が3月2日付で出した市場レポートでも、米国とイスラエルによるイラン攻撃が金融市場に与える影響という形で取り上げられていました。複数の報道機関が同じことを伝えているので、起きた出来事としては受け取っています。

一方で、攻撃の規模や被害の程度については、イスラエル側は大きな損害を与えたと主張し、イラン側は限定的だと主張していると報じられていました。どちらが正しいのかは、私にはわかりません。後継の体制がどうなるのかも、この時点では決まっていませんでした。確かめられていないことを前提にして投資の判断をしないようにしています。

なお、この夜に私が画面で見た米国の株価指数の下落率を記事に書いていましたが、出どころを一つずつ示せないので数字は載せません。主要な指数がそろって下げ、小型株や半導体の指数が特に大きく下げていた、という程度のことです。

なぜ株価が下がったのか

戦争のニュースで株が下がるとき、下がっている理由は会社の中身ではありません。順番に並べると、こうなります。

  • 中東は世界のエネルギー供給の中心にあります。イラン近海のホルムズ海峡で輸送が止まるような事態になれば、原油の価格は跳ね上がります。
  • 原油が上がると、ガソリン代や輸送費が上がり、物価全体が上がります。落ち着きかけていたインフレが、また強くなります。
  • インフレが戻ると、中央銀行は金利を下げられません。金利が高いままだと、お金を借りて商売を広げる会社の負担が重くなります。
  • 先が読めないあいだ、投資家は株を売って現金や金、国債に移します。これが全面安という形で画面に出てきます。

つまり、売られているのは個々の会社の商売ではなく、「わからない」という状態そのものです。私はここを分けて考えるようにしています。

イランの体制と、ハメネイ師という人の位置

ニュースを理解するために、歴史のところを自分で確かめました。

1979年以前のイランはパフラヴィー王朝で、米国を後ろ盾に近代化を進めていました。文化的には今よりも自由な面がありましたが、国王による独裁と貧富の差、秘密警察による弾圧がありました。1979年のイラン革命で王朝が倒れ、最高指導者となったのはホメイニ師です。ハメネイ師は1989年にその後を継ぎ、以後30年以上にわたって最高指導者の立場にありました。

これだけ長く権力の中心にいた人がいなくなると、後継者が決まるまでのあいだ、統治の空白ができます。革命防衛隊の動きや、体制に不満を持つ人たちの動きが同時に強まる可能性があり、イランが支援してきた周辺の武装組織への統制が効かなくなることも心配されています。どれも「起きるかもしれない」という段階の話です。

ルーマニアの例から考えた、自由にも値段があるということ

イランの体制が揺らいだことを喜ぶ声があると知って、少し考えました。自由を制限されている側からすれば、体制が変わることは希望に見えるのだと思います。

ただ、テレビで見たルーマニアの話を思い出しました。1989年にチャウシェスク政権が倒れて自由を手に入れたあと、急な経済の変化で物価が上がり、生活が苦しくなった人たちがいました。何十年たっても「不自由だったが食うには困らなかった」と昔を懐かしむ声があると紹介されていました。

自由には、経済が不安定になるという値段がついてくる。独裁には、精神的に窒息するという値段がついてくる。どちらも値段がある、という見方を私はしています。市場が一番好むのは、法が守られていて先が読める状態だというのも、同じ話なのだと思います。

戦争で株価が動くことを、どう受け止めているか

「戦争は買い」という言葉があります。市場のある面を言い当てているのだと思いますが、人としては受け入れがたい言い方です。その矛盾を抱えたまま、私が考えていることを書きます。

私は、数字が上がることが善で、下がることが悪という物差しを、一度置くようにしています。

私の祖父は二人とも戦争で亡くなりました。一人は空で、一人は原爆で。父は戦災孤児になり、15歳から働いて、どん底から自分の足で立ち上がりました。その底にいたからこそ、父は自衛隊という場所を見つけ、そこで教育を受けて生きる力を得ました。

株価が下がることも、人生が思うようにいかないことも、それ自体は悪ではないと私は考えています。そこからしか見えない景色があります。上げ下げに心を削るより、今自分がどこに立っているかを静かに見るほうが、私には合っていました。

祖父の一人は、妻のお腹にいた初めての息子に会うことなくフィリピンのルソン島で戦死しました。父の「明日」は、そうやって突然断たれた人の無念の上にあります。だから私は、先延ばしにしないことだけは決めています。今日できる最善を今日やる。それが、明日を奪われた人たちへの私なりの返し方です。

投資で得たものを、いつか寄付に回せるくらいの余裕が持てたらと思っています。経営が苦しくなっている記念館のような場所に少しでも渡せたら、祖父たちが生きた証を守ることになります。お金は墓場まで持っていけません。子どもに遺したいのは金額ではなく、どんな時代でも自分の足で立つ姿勢のほうです。

この日、私がしたことと、しなかったこと

売りませんでした。生活防衛資金には手をつけませんでした。新しく大きな金額を動かすこともしませんでした。後継の体制も、原油がどこまで上がるのかも、この時点ではわからなかったからです。

過去の地政学リスクによる下げは、時間がたてば戻ったことが多かった、とよく言われます。ただ今回は原油という世界経済の血の巡りに直接かかわる話なので、同じになるとは思っていません。わからないときに動かさない、というのが私のやり方です。

もとの原稿には、どのセクターが上がってどのセクターが売られるかを並べて、何をいつ買うべきかを書いた部分がありました。私は投資助言の登録を受けておらず、他の人の判断に踏み込む書き方になっていたので削除しました。あわせて、米国の選挙日程について事実と違う記述があったので、これも削除しました。

この記事で触れた資産や会社は、私が保有している、または見ているものの紹介であり、推奨ではありません。中東情勢は日ごとに変わります。実際の判断は、最新の報道をご自身で確かめたうえでお願いします。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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