YouTubeチャンネルはこちら

元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

▶ YouTubeで動画を見る

データセンター・電線関連の意外な12社|AI・半導体を買わない私が調べた記録

スポンサーリンク
1億円への道
この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク

※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

先に結論を書きます。この記事で紹介する12社は、私は1株も持っていません。私はAI・半導体のテーマには投資しない、と自分で決めているからです。それでも調べたのは、「本業と全然違うのに、データセンターの裏方をしている会社」という意外さが面白かったからです。

ですので、この記事は買い推奨ではありません。「こんな会社がここにつながっていたのか」という調べもののメモとして読んでいただけたらうれしいです。私が実際に買っているのは、決算を自分で読んで納得できた高配当の会社だけです。

数字はいずれも記事に書いた時点(2026年5月〜6月の報道・決算ベース)のもので、いまは変わっています。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年6月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

スポンサーリンク

東ソー(4042)|化学会社がAI光ケーブル報道で急騰した

株価が動いた事実

2026年5月7日付の日経新聞朝刊が報じた次世代光ケーブル量産報道を受け、東ソーは前営業日比400円(16.36%)高の2,843円50銭まで買われ、上場来高値を更新しました。東ソーがデータセンター向け製品を手掛けるのは初めてで、成長が期待できるAI関連との見方から買いを集めたとされています。発表後はやや反落し、5月15日時点では2,600円台に落ち着いていました。

報道の中身

東ソーは2029年にもデータセンター向け光ケーブルを量産する、という内容です。慶応義塾大学が開発したもので、通信速度は従来より2倍速い。データセンターは生成AIの普及で取り扱うデータ量が増えている、という背景も報じられています。

技術面では、光ファイバー研究で知られる慶大の小池特任教授の成果を活用するもので、主流のガラスではなくフッ素樹脂でできていて、比較的低コストで量産化しやすいのが特徴とされます。ただし量産は2029年予定で、現時点の業績には一切寄与していません。研究段階で売上はない、という整理になります。

本業の決算と配当

AIテーマで急騰した一方、足元の本業は減収減益でした。2026年3月期決算は、ナフサ価格や海外市況の下落の影響を受け、売上高1兆199億円(前期比4.1%減)、営業利益955億円(同3.4%減)、経常利益1,068億円(同3.6%増)、純利益416億円(同28.3%減)。経常利益は3期連続の増益で、1〜3月期の連結経常利益は前年同期比45.5%増の297億円と、足元は改善傾向でした。

配当は年間100円(中間50円、期末50円)で、次期も同額の年間100円を予定。500億円規模の自社株買いという株主還元の姿勢もあります。

私の受け止め

研究段階の材料で株価が2割近く動くのは、テーマ株の典型だと私は受け止めています。急騰した部分はおまけと割り切って、材料の中身と配当利回りで見る。そう考えると、急騰後の東ソーは私の利回り基準を満たしていませんでした。買っていません。

河合楽器製作所(7952)|ピアノ会社が半導体材料を持っていた

河合楽器製作所は世界2位のピアノメーカーです。「KAWAI」ブランドのグランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノ、チャーチオルガンの製造販売、直営店販売、音楽教室や体育教室などの教育サービスを展開しています。東証プライム上場で、業種は「その他製品」。比較対象はヤマハ、ローランド、カシオになります。

事業は3つのセグメントに分かれていて、主力は楽器教育事業。それとは別に、素材加工事業で金属材料の加工を、その他事業で情報関連事業を手がけています。ピアノ会社のイメージと違うのは、この「金属材料の加工」を持っているところでした。

「電気を通す金属部品」がAI需要につながる

子会社のカワイ精密金属が作っているのは、パワートランジスタ用リードフレームを中心とした半導体材料と、コネクタ材料です。リードフレームは半導体パッケージの内部で電気を通す金属の足、コネクタ材料は機器同士を電気的につなぐ部品、パワートランジスタはサーバーや電源の電力制御に使われる半導体です。

AIが増えればデータセンターが増え、大量の半導体と大量の電力が必要になります。そうなれば「電気を通す金属部品」の需要も増える、という連想で、河合楽器がAIの裏方として語られていました。正確には電線ではなく、半導体・電子部品向けの導電金属材料です。

私の受け止め

おもしろい発見でしたが、「AI関連で急騰した」と断定するのは危ないと思いました。明確なきっかけとなる報道は、私には確認できませんでした。本業は減益で、素材加工は一部門にすぎません。会社全体を動かすほどの規模かどうかは、決算で自分で確認する必要があります。私はここも買っていません。

データセンター・電線関連で「意外」だった10社

東ソー(化学からAI光ケーブル)、河合楽器(ピアノから半導体材料)と同じように、「本業と全然違うのにAI・データセンターの裏方をしている」という切り口で10社を並べました。くり返しますが、私はこの10社も買っていません。株価や指標は調査した時点のもので変わります。

① 三桜工業(6584)|自動車部品メーカーがデータセンター冷却に

自動車の配管部品メーカーです。車の部品の会社がなぜサーバー冷却なのか、というのが意外なところでした。SBI証券の解説では、同社が得意とする配管部品は、狭く温度変化の過酷な環境で大手の信頼を得てきたもので、データセンターのサーバー向け冷却システムも、配管から液体が漏れないことや熱のコントロールが重要なので本業の延長線上にあるとされています。理化学研究所と富士通のスーパーコンピューター「富岳」に冷却配管システムが採用されています。

② キッツ(6498)|バルブの会社がAIデータセンターに

総合バルブの国内トップです。AIデータセンター向けに熱を冷ます水冷用バルブの引き合いが高まっているとされます。冷却水を通す液冷システムで配管の流量を制御するバルブは欠かせない部品で、国内トップシェアのキッツに特需が出ているという見方でした。

③ ニデック(6594)|モーターの会社がサーバー水冷で

2026年6月、日経新聞オンラインが、ニデックはサーバー向け水冷装置事業の売上高を2030年度までに現状の3倍以上の1,000億円規模へ引き上げる目標と報じました。2026年内を目途に最大300キロワットの冷却能力を持つ新型水冷装置の量産を始め、米NVIDIAの次世代サーバーの冷却にも対応するとされています。

④ 富士電機(6504)|重電大手が世界初の冷却技術

変圧器・電源で知られる重電大手です。2026年5月、日経新聞オンラインが、富士電機がデータセンターのサーバー冷却にかかる消費電力を最大85%削減(夏季使用時)できる水冷式の新技術を世界で初めて開発したと報じました。「エジェクタ冷却機」として2026年6月下旬より発売。電源も冷却も両方できるところが強みです。

⑤ 三井金属(5706)|鉱山・金属の会社が銅箔とレアアース箔で

非鉄金属の老舗です。台湾とマレーシアの工場で、高周波基板用の電解銅箔「VSP」の生産能力を2026年9月までに月産840トン体制へ増強するとされ、データセンター需要の恩恵を受ける会社として語られています。さらに2026年6月、北海道大学と共同で、半導体の誤作動を約30%抑える極薄レアアース箔(ガドリニウム箔)を開発したと発表。0.1ミリの薄さで半導体チップに貼るだけで回路を保護できる素材だそうです。

⑥ 日東紡(3110)|ガラス繊維の会社がAI基板材料で世界トップ

ガラス繊維の会社が、AI半導体の基板材料で世界シェアトップを握っています。半導体パッケージ基板の土台に使う特殊ガラスで、AI半導体が増えるほど需要が伸びる素材の上流企業です。

⑦ ユニチカ(3103)|経営再建中の老舗繊維が思惑株に

総合繊維の老舗ですが、電子材料分野でハイエンドの半導体パッケージ基板向けに「超極薄ガラスクロス」を展開しています。2026年1月下旬、米国のAI半導体大手(クアルコム)がデータセンター向け基板のガラスクロス不足を補うためユニチカへアプローチを図っているという観測が報じられ、株価が急騰しました。ただし、あくまで思惑での値動きという位置づけです。私はこういう会社が一番苦手で、手を出しません。

⑧ 東光高岳(6617)|電柱の変圧器の会社が電力網で

東京電力グループの重電メーカーです。変電所向けの大型変圧器から電柱の柱上変圧器、スマートメーター、EV向け急速充電器まで、電力ネットワークに欠かせない機器を製造しています。国内の配電用変圧器でトップクラスのシェアで、老朽インフラの更新需要とAI需要による新規インフラ投資の両方の恩恵を受けるとされます。

⑨ 精工技研(6834)|金型・精密加工の会社が光コネクタで

金属の精密成型・精密加工が本業で、自動車・医療・バイオ向けの高精度成形品や金型を製造しています。その技術を活かして光通信用の接続部品も供給し、光コネクタで大きく成長しました。河合楽器と同じ「精密金属加工から電子・光部品へ」という流れです。

⑩ ニチコン(6996)|コンデンサの会社が電源と蓄電池の二刀流

アルミ電解コンデンサで国内首位。産業用・データセンター用の電源回路の中核部品を供給しています。加えて家庭用蓄電池やV2H機器でも国内シェアトップで、系統用蓄電所事業の運営側にも踏み込んでいるのが、ほかのコンデンサメーカーと違う点です。

12社の「本業」と「データセンターとの接点」一覧

会社(コード) 本業 データセンター・AIとの接点
東ソー(4042) 化学 次世代光ケーブルを2029年に量産予定
河合楽器製作所(7952) ピアノ・音楽教室 子会社が半導体リードフレーム・コネクタ材料
三桜工業(6584) 自動車の配管部品 サーバー冷却の配管システム
キッツ(6498) 総合バルブ 液冷システム用の水冷バルブ
ニデック(6594) モーター サーバー向け水冷装置
富士電機(6504) 重電・電源 水冷式の新しい冷却技術
三井金属(5706) 非鉄金属 高周波基板用の電解銅箔、極薄レアアース箔
日東紡(3110) ガラス繊維 AI半導体向けガラスクロス
ユニチカ(3103) 総合繊維 超極薄ガラスクロス(思惑での値動き)
東光高岳(6617) 配電機器 変圧器・電力ネットワーク機器
精工技研(6834) 金型・精密加工 光コネクタなど光通信部品
ニチコン(6996) コンデンサ データセンター用電源、蓄電池

それでも私がAI・半導体を買わない理由

ここまで12社を並べてきましたが、私は買いません。理由は3つあります。

  • 自分で中身を説明できないから。光ケーブルの材料が5年後にどれだけ売れるのか、私には判断できません。わからないものは買わない、というのはウォーレン・バフェットのやり方で、私が一番真似しているところです
  • いま業績に効いていないから。2029年量産予定の話で今の株価が動いているなら、それは期待の値段です。私は今の決算と今の配当で判断したい
  • 配当利回りが基準に届かないから。急騰したあとの株価では、私が受け取れる配当の割合は下がります。老後を配当で支えるという目的から外れてしまいます

AIが伸びるかどうかを否定しているわけではありません。伸びるとしても、私はその波に乗る技術を持っていない、というだけの話です。

代わりに私がやっていること

私がやっているのは、地味な会社の決算を自分で読んで、配当利回りが基準を満たしたときに1株ずつ買うことです。テーマで急騰した会社を追いかけると、下がったときに持ち続けられません。持ち続けられない会社は、私にとっては買えない会社です。

「種銭は労働、成長は企業、老後は配当」。この順番を守れるかどうかだけを見ています。

まとめ

  • データセンター・電線関連には、本業と全然違う12社の意外な接点がありました
  • ただし私はこの12社を1株も持っていません。AI・半導体のテーマには投資しないと決めています
  • 理由は、中身を説明できない/いまの業績に効いていない/配当利回りが基準に届かない、の3つです
  • 調べること自体は楽しいので、今後もこういうメモは書いていきます(推奨ではありません)

あわせて読みたい関連記事


この記事と重なる話をした動画

この記事の内容は、動画でもくわしく解説しています。サムネイルをクリックするとYouTubeで再生できます。

▶ チャンネル「バフェットかおる」を見る


私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru

無料でお配りしているもの

高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。



テーマ株ではなく、地味な会社を1株から試すために【PR】

※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。

今回の12社のように「気になるけれど自分では中身を説明できない会社」は、私は見送ります。その代わり、決算を読んで納得できた会社を1株から少しずつ買っています。それができているのは、私が使っている次の2つの口座が、どちらも単元未満株に対応しているからでした。

・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る

・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る

※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

1億円への道
スポンサーリンク
シェアして下さい。
フォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました