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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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AIブームに乗らなかった私の株が、なぜ5.3倍になったのか|地味な高配当株の実力

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こんばんは、バフェットかおるです。

今日は、AIブームに乗らなかった私の株がどうなったか、全部公開します。

私はいま85銘柄持っています。この中で一番儲かっている銘柄、何だと思いますか? 半導体? AI関連? ……違うんです。空調工事の会社でした。ビルの中のエアコンの配線や、温度を管理するコンピューターを工事している会社。ニュースにも出ないし、名前もたぶんご存じないと思います。その会社が、5.3倍になっていました。

今日は「なぜ地味な会社が勝ったのか」、そして「私たち50代60代が、安心して市場に居続けるにはどうしたらいいのか」までお話しします。

先に結果発表(1:00〜)

数字を先に全部お見せします。上がった順に4社です。

1社目、日本電技。空調工事の会社です。443円で買って、今2,350円。5.3倍。約3年です。
2社目、ホーチキ。火災報知器の会社。542円が1,959円。3.6倍。約2年。
3社目、沖縄セルラー電話。1,246円が3,820円。3.1倍。約3年。
4社目、日本ケアサプライ。介護用品レンタルの会社。1,356円が3,950円。2.9倍。約1年です。

投資したお金は4社合わせて333万円。それが今、1,212万円。約3.6倍です。

……でもですね。今日の本題は、ここじゃないんです。

本題:配当はどうなったか(2:30〜)

本題はこっちです。配当がどう変わったか

私、この4社を買ってから1株も買い足していません。1円も追加投資していないんです。その状態で——買った当時、配当は年間10万4千円でした。今、年間25万円です。2.4倍。追加投資ゼロで、です。

利回りで言うともっと分かりやすい。買った時の平均利回りは3.1%。今の私の利回りは、7.5%。同じ株をただ持っていただけ。売ってもいない、買い足してもいない。それなのに、私の利回りだけが2倍以上に育っていました。

なぜこうなるのか。理由はひとつだけです。会社が、配当を増やし続けたから。 私は何もしていません。会社が勝手に増やしてくれたんです。

そして、私が買った値段は二度と変わりません。443円で買った株は、株価が2,350円になっても、私にとっては永遠に443円。分母が固定されて、分子だけが毎年増えていく。だから利回りが育つ。

これを「YOC」といいます。取得価格に対する利回り。「自分が買った値段に対して、毎年何%のお金がもらえるか」という数字です。今日は、これだけ覚えて帰っていただけたら十分です。

バフェットのコカ・コーラで説明します(4:30〜)

世界一の投資家、ウォーレン・バフェットのコカ・コーラが、一番分かりやすい実例です。

バフェットは1988年から1994年にかけて、コカ・コーラ株を合計約13億ドル買いました。そしてそれから30年以上、1株も買い足さず、1株も売らずに持ち続けています。買った当時の配当利回りは、今の私たちと同じような3%台でした。

ところがコカ・コーラは、63年連続で毎年配当を増やし続けている、「配当王」と呼ばれる会社です。バフェットが受け取る配当は、こうなりました。

買った当時、年間約7,500万ドル。現在、年間約8億ドル。1年でもらう配当だけで、投資額の6割以上です。

つまりバフェットのYOCは、3%台から約63%まで育った。しかも受け取った配当の合計は、とっくに元本の13億ドルを超えています。投資したお金は、配当だけで全額回収済み。今持っている株は、いわば「タダでもらった金のなる木」なんです。

これを100万円に置き換えてみてください。

100万円を増配企業に投資して、そのあと一切追加投資しない。株価が上がっても下がっても売らない。もらった配当は生活に使ってしまう。それでも——会社が毎年配当を増やしてくれるだけで、最初は年3万円だったのが、やがて年10万円、20万円……バフェットと同じ倍率まで育てば、100万円の投資で、毎年65万円です。

私たちは何もしていないのに、「自分だけの利回り」が勝手に育っていく。これが、増配株を長く持つ人だけが得られる醍醐味です。

4社を1社ずつ見ていきます(6:30〜)

では私の4社を、1社ずつ。共通点を探しながら聞いてください。

1社目、日本電技。証券コード1723。
ビルの空調をコンピューターで自動制御する「計装」という工事の会社です。地味でしょう。でも、ビルは建てたら終わりじゃありません。10年経てば設備が古くなって更新工事が要る。省エネ規制も年々厳しくなる。仕事が途切れないんです。実はこの会社、AIデータセンター向けの工事も好調だと決算に書いてあります。でも順番が大事で、本業はビルの空調更新、そこにAI需要が乗っかっている。ブームが終わっても、土台はなくなりません。
配当は、私が買った時1株15円くらい、利回り3.4%。今は1株56円で、私のYOCは12.6%。年間2万3千円だった配当が、8万9千円になりました。株価が上がりすぎて、2年で株式分割を2回もしています。ただ正直に言うと、今はPBR3倍超え。私の「2倍以下」という基準では、今から買う値段ではありません。私は安い時に買えていた、というだけの話です。

2社目、ホーチキ。コード6745。
社名のとおり、日本で初めて火災報知器を作った会社です。火災報知器って、法律で付けないといけないんです。ビルもマンションも学校も病院も、消防法で義務。定期点検も義務。だから景気が良くても悪くても、仕事がなくならない。不況だからって火災報知器を外すビル、ありませんよね。ここがAI関連との決定的な違いです。
この会社、今年3月に「配当を80円から120円に増やします」と発表しました。一気に1.5倍です。しかも「累進配当」——減配はしない、維持か増配だけ、という方針を掲げています。自己資本比率65%超えの鉄壁財務。私のYOCは1.8%が7.4%に。年間1万4千円だった配当が、6万円です。

3社目、日本ケアサプライ。コード2393。
車椅子、介護ベッド、手すり。介護用品をレンタル事業者さんに卸している、三菱商事系の会社です。親の介護でベッドを借りた、あの世界ですね。この国で一番確実に読める未来は「高齢化が進む」ことです。予測じゃありません。もう生まれている人の話ですから。直近の決算も売上9%増、営業利益26%増。去年、累進配当も導入しました。私のYOCは3.4%が5.5%に。

4社目、沖縄セルラー電話。コード9436。
沖縄だけで携帯電話をやっている、KDDIグループの会社です。県内シェア約5割。県民の2人に1人がauです。そして会社は「26期連続増配を目指す」と宣言しています。四半世紀ですよ。
ひとつ注意点。配当の表を見ると2023年、2024年に減って見えますが、あれは株式分割の影響で、見た目だけです。実際に支払った配当総額は、2010年20億円、2020年37億円、2026年60億円。16年間、一度も減っていません。しかも無借金。携帯代って、毎月必ず入ってくるお金ですから、配当を約束しやすいんです。私のYOCは3.9%が5.6%に。

YOCで4社を並べると(10:30〜)

日本電技12.6%、ホーチキ7.4%、沖縄セルラー5.6%、日本ケアサプライ5.5%。4社まとめて、私の利回りは7.5%です。

今日この4社を買う人の利回りは、平均2.1%。同じ会社、同じ株なのに、3.6倍の差。違うのは買った時期だけです。

そして、YOC12.6%ということは、あと8年持てば配当だけで投資額を全部取り戻せる、ということです。今から2.1%で買う人は、同じことに42年かかります。

正直に言うと、株価5倍はおまけなんです。売らないんですから、株価が上がっても生活は1円も変わりません。本体は、毎年振り込まれて、毎年増えていく現金の方です。

都合の悪い話もします:含み損104万円(11:30〜)

ここまで良い話ばかりだったので、負けている話もします。

85銘柄のうち、7銘柄が含み損です。合わせてマイナス104万円。名前も出します。ニホンフラッシュ、モリ工業、プラネット、アサンテ、MS-Japan、タクミナ、アジア航測。

普通なら落ち込みますよね。でも私、1株も売っていません。なぜか。

この7銘柄が今年生む配当は、年間36万6千円です。104万円を36万6千円で割ると、約2.8年。3年経たないうちに、受け取った配当が含み損を追い越すんです。株価が1円も戻らなくても、です。含み損は、売らなければ確定しません。でも配当は、株価が下がっていても毎年必ず振り込まれます。

しかも面白いことに、株価が下がったことで「今から買う人の利回り」はむしろ上がっている。だから私は含み損の銘柄を見ると、「損した」ではなく「今は安く買い増せる」と考えるようにしています。

ただし、手放しでは褒めません。7銘柄を正直に3つに分けます。

増配を続けている会社が3社。 プラネットは15年間、毎年増配。タクミナは配当が5.4倍になって、しかもPBR1倍割れの割安。アジア航測は配当8.8倍。この3社は何も心配していません。株価が下がっているだけで、会社は増やし続けているんですから。

横ばいが3社。 ニホンフラッシュ、アサンテ、MS-Japan。減っていないのは良いことです。ただ、アサンテは配当性向220%、MS-Japanは134%。つまり、利益より多い配当を、会社の貯金を取り崩して払っている状態です。これは長くは続きません。減配リスクあり、と正直に見ておくべきです。

そして減配が1社。モリ工業。 ステンレスパイプの最大手です。市況が悪くて利益が減り、「業績に応じて配当を決める」という方針どおりに配当を減らしました。ただ、自己資本比率80%の鉄壁財務で、過去には18円の配当を46円まで増やした実績もあります。だから手放しません。でも、稼ぐ力の回復に時間がかかりそうなので、追加投資もしません。
累進配当の会社は、黙って待てばいい。業績連動の会社は、業績を見張りながら待つ。この待ち方の違いが大事だと思っています。

それでも売らない理由(14:00〜)

売らない理由は、85分の7だからです。104万円の含み損は、日本電技1銘柄の利益で軽く飲み込めてしまいます。

私はJALの株で、破綻を経験しました。1社に集中していたら何が起きるか、身をもって知っています。だから分散する。85に分けていれば、7つ外しても平気なんです。1つに集中していたら、外した瞬間に終わりです。

まとめ:流行を追わないことが、老後のお金を守る(14:30〜)

最後に、勝った4社の共通点です。空調工事、火災報知器、介護用品、沖縄の携帯電話。全部AIと関係ない。全部地味。そして全部——「なくならない仕事」なんです。

流行っているから儲かるんじゃない。なくならないから儲かる。 流行は必ず終わります。でも、なくならない仕事は終わらない。だから利益が積み上がり、配当が増え、私だけの利回りが育っていく。

AIが悪いと言っているんじゃありません。素晴らしい技術です。でも私たち50代60代には、失敗をやり直す時間があまりありません。だから私は、地味なものを選びます。

そして今日も、三井物産2株と住友商事4株、1万6千円分買いました。今日の1万6千円は、10年後の私への仕送りです。

派手さはまったくありません。でも、夜よく眠れます。

この動画は私個人の運用記録の共有で、特定の銘柄をおすすめするものではありません。投資はご自身の判断でお願いします。ご視聴ありがとうございました。


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