※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
先に結論を書きます。「2026年中に日経平均が67,000円になる」というのは私の予想ではありません。エコノミストのエミン・ユルマズ氏と、大和証券のチーフテクニカルアナリスト 木野内栄治氏が示している見通しで、私はそれを読んで「そうなる可能性もあるのかもしれない」と受け止めた、という話です。
もちろん、そうならない可能性もあります。相場の先行きは誰にもわかりません。ここでは誰がどう言っているのかを整理して、そのうえで私が何を考え、どう決めたのかを書いていきます。
数字はいずれも2026年5月時点で各氏が公表していた内容です。今後の修正や変更はあり得ます。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年5月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私自身の正直な話から
本題に入る前に、少し個人的なことを書かせてください。
最近、私はやらかしてしまいました。2ヶ月間で含み益が約1,495万円減ったとき、「でも配当は増えました」とだけお伝えしたのですが、実は裏側で1,225万円もの追加投資をしていたんです。生活防衛費600万円、娘の留学費500万円、その他特別費などを投資に回していました。
数字の矛盾を指摘され、全部正直にお話しする謝罪の配信をしました。おかげさまで1日で1.1万回再生という最高クラスの反響をいただきましたが、批判も相次ぎ、月間の収益は20万円から11万円に下がりました。
でも、落ち込んでいても仕方ない。今は気持ちを切り替えて、前向きに歩んでいます。この体験が、今日の記事を書く原動力になっています。「生活防衛費は絶対に別枠で守る」「でも長い目で見れば市場は育ってきた」——この2つを、私自身の失敗を通じてお伝えしたいのです。
コンドラチェフの波とは——景気は50年周期で動くという見方
「コンドラチェフの波」は、ロシアの経済学者ニコライ・コンドラチェフが提唱した約50年周期の景気循環の考え方です。技術革新が起点になって、景気が長い波を描くとされ、現在も多くのエコノミストが参照しています。
実際の歴史を当てはめると、こんな流れになります。
| 波 | 時期 | けん引役 |
|---|---|---|
| 第1波 | 1780〜1840年代 | 蒸気機関・紡績 |
| 第2波 | 1840〜1890年代 | 鉄鋼・鉄道 |
| 第3波 | 1890〜1920年代 | 電気・化学・自動車 |
| 第4波 | 1920〜1980年代 | エレクトロニクス・原子力・航空 |
| 第5波 | 1980年代〜現在 | デジタル技術・バイオ |
| 第6波 | 2025〜2050年 | AI・ロボット・ライフサイエンス |
この区分でいくと、今はちょうど「第6波」の入り口にあたります。蒸気機関が世界を変えたように、電気が、インターネットが世界を変えたように、今度はAIとロボットが世界を変えていく。そしてその波に乗って経済が育っていく、という見立てです。
この「第6波=回復期」が2025〜2050年に来るとエミン氏は述べています。あくまで一つの枠組みであって、そのとおりに進む保証はありません。
エミン・ユルマズ氏の「日経平均30万円」という長期見通し
コンドラチェフの波を日本株に当てはめて独自の分析をしているのが、エコノミストのエミン・ユルマズ氏です。トルコ生まれで、国際生物学オリンピックで優勝し、東京大学を卒業、野村證券出身という経歴の方です。現在は日本に住み、日本経済と日本株の長期見通しを発信し続けています。
エミン氏は日本株の歴史を3つのサイクルに分けて考えています。
- 第1サイクル:戦後〜1985年(戦後復興・高度経済成長)
- 第2サイクル:1985〜2013年(バブル、崩壊、失われた30年)
- 第3サイクル:2013年〜(アベノミクス以降、今まさにここ)
ここで要になるのが「失われた30年」の解釈です。多くの人は「日本がダメになった30年」と見ていますが、エミン氏は「次の上昇のための種まき期間だった」という見方をします。さすがに少し保守的に見ても30万円はいく、というのがエミン氏の主張です。
正直に書くと、私も「さすがに30万円は」と思います。ただ、「日経平均が6万円を超える」という話も、2020年のコロナショックのときには誰も信じていませんでした。それが現実になった、という事実も同時にあります。どちらに転ぶかは、私にはわかりません。
木野内栄治氏(大和証券)の「2026年に68,000円」という分析
もう少し短い時間軸の話です。大和証券のチーフテクニカルアナリスト、木野内栄治氏は、2026年の日経平均が68,000円レベルまで上昇する可能性があると分析しています(2026年5月時点の見解)。
木野内氏が挙げているカタリスト(きっかけ)は主に2つです。
- NVIDIAの新世代半導体「ルービン」——AIの需要を引っ張るNVIDIAが次世代チップを投入することで、半導体やIT関連の会社が再び評価される局面に入るという見立てです。
- 解散総選挙での自民大勝——政治の安定が市場に安心感を与え、海外の投資家の日本株買いにつながるというシナリオです。
また、大和アセットマネジメントは次の予測を維持しています(同じく2026年5月時点)。
- 2026年末:63,000円
- 2027年末:69,000円
いずれも各社・各氏の見通しであって、私が計算したものではありません。前提が変われば数字も変わります。
ほかの予想も「上」を向いている(2026年5月時点)
木野内氏だけではありません。野村證券は2026年末の日経平均を60,000円に上方修正しました(総選挙での自民大勝を受けた修正と報じられています)。また、専門家8人へのアンケートの平均は53,188円でした(2025年12月時点)。
細かい違いはあれど、公表されている見通しが「上」に寄っていたのは事実です。ただ、こうした見通しが外れることは珍しくありません。私はこれを「そういう見方がある」という材料として受け止めているだけで、前提にはしていません。
日経平均のこれまでの歩みを数字で見る
先の見通しの話ばかりでは落ち着かないので、これまでの歩みを数字で並べてみます。
| 時期 | 日経平均 | きっかけ |
|---|---|---|
| 2012年11月 | 約8,700円 | アベノミクス開始 |
| 2013年5月 | 約15,600円 | 半年で+78% |
| 2015年4月 | 約20,000円 | 日銀追加緩和 |
| 2020年3月 | 約16,500円 | コロナショックで約3割下落 |
| 2021年2月 | 約30,000円 | コロナ後の回復+82% |
| 2024年2月 | 約38,900円 | バブル後最高値更新(34年ぶり) |
| 2024年3月 | 約40,000円 | 史上初の4万円台突破 |
| 2025年後半 | 約50,000円 | 5万円台到達 |
| 2026年2月 | 約58,850円 | 中東ショック前の高値 |
| 2026年4月 | 約59,000円 | 6万円突破後に回復 |
8,700円から59,000円へ。約13年で6.8倍です。途中にはコロナショックがあり、リーマン・ショックの傷跡が残っていた時期もありました。それでも長い目で見れば、日経平均はここまで育ってきた。これは過去の事実として確かなことです。
ただし、過去がこうだったことは、これからも同じように育つことの約束にはなりません。そこは分けて考えています。
2026年4月の下落で、私が失敗したこと
2026年4月、中東情勢の緊張が高まり、日経平均は一時50,000円近辺まで下落しました。約9,000円の下落です。このとき、私は追加投資をしました。
結果だけ見れば、投資のタイミングとしてはよかったと思っています。その後、市場は回復してきたからです。でも、生活防衛費を使い切ったのは間違いでした。
「いつ底を打つかわからない」「もっと下がったらどうしよう」「子供の留学費が消えた」。そういうプレッシャーの中で投資をするのは、私には危険だったと思います。
長い目で見れば市場は育ってきた。でも短期的にはいつ何が起きるかわかりません。だからこそ、生活防衛費は別枠で守らなければならない。これが私が身をもって学んだことです。今は、留学費と生活防衛費を貯め直すために、コツコツ頑張っています。
もう9,000円も下落するタイミングは来ないかもしれない。でも、それでいい。身の丈に合った投資を続けることのほうが、ずっと大事だと今は思っています。
長い波に乗るために、私が自分に決めた4つのこと
エミン氏が言う「第6波(AI・ロボット・ライフサイエンスの時代)」は2025〜2050年です。その波に乗れるかどうかはわかりませんが、私は自分の決めごととして次の4つを置いています。
- 余剰資金の範囲で企業に投資する——生活費、生活防衛費(最低6ヶ月分)、近い将来必要なお金は投資に使わない。私自身が一度これを破って痛い目に遭いました。
- 下がったときに売らない——コロナショックのとき日経平均は約3割下がりましたが、翌年には回復しました。私は下落を「安く買える場面」と受け止めることにしています。
- 配当を受け取り続ける——高配当株投資で私が大事にしているのは、値動きに一喜一憂せず、会社が生み出す利益の分け前を受け取り続けることです。含み益が減っても配当は届く、という実感が支えになっています。
- 長く市場に居続ける——コンドラチェフの波は50年スパンの話です。5年10年ではなく、20年30年の視点で居続けること。私はそのつもりでいます。
これは私が自分のために決めたことで、誰にでも当てはまるやり方ではありません。私の投資は、良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない、というウォーレン・バフェットのやり方を真似しているだけです。
まとめ——誰の見通しで、私はどう受け止めたのか
最後にもう一度整理します。
- 「2026年に68,000円」は木野内栄治氏(大和証券)の分析、「将来30万円」はエミン・ユルマズ氏の長期見通しです。どちらも私の予想ではありません。
- 野村證券は2026年末60,000円、大和アセットマネジメントは2026年末63,000円・2027年末69,000円という予測を示していました(2026年5月時点)。
- 私はこれらを「上を向いた見方がある」という材料として受け止めています。そうならない可能性も十分にあります。
- だから私がやることは変わりません。余剰資金で、良い会社を長く持ち、配当を受け取り続ける。生活防衛費は別枠で守る。
短期的には必ず揺れがあります。中東情勢、金利、為替、いつ何が起きるかはわかりません。それでも私は、配当をもらいながら、長く市場に居続けようと思っています。失敗もするかもしれない。そのときはまた正直に書きます。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。
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