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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代・60代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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元CAがJALとANAを比較|CAのメイク・平均年収・社風の違いと、株として見るときの差

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キャビンアテンダントについて
この記事は約13分で読めます。
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結論から書きます。JAL(日本航空)とANA(全日本空輸)は、外から見ると似た会社ですが、成り立ちが違い、お金の集め方の歴史が違い、収益の柱の置き方も違います。私は元客室乗務員なので、機内の空気の違いについては自分の実感で書けます。一方、年収や評価の順位のような数字は、出どころを確かめないと意味がありません。この記事は2025年3月に書いたものを、確かめられた情報だけに整え直したものです。はじめにお伝えすると、これは私の保有状況の紹介であり、推奨ではありません。

筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の金融商品、特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。本記事は2026年10月時点のものです。会社の順位や給与の水準は年によって変わりますので、最新のものは各社の資料でご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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この記事は2025年3月に書いたものを直しました

もとの記事を公開したのは2025年3月24日です。書いたときは、聞いた話や見かけた数字を次々に並べていました。読み返すと、出どころのない数字と、人の見た目についての決めつけと、そこで働く方への失礼な書き方が混ざっていました。

そのままにはできないので、確かめられた情報だけを残し、確かめられなかったものは理由を書いて外しました。外した場所も隠さずに書いています。

JALとANAの客室乗務員の印象の違い

飛行機に乗って「この会社の客室乗務員は雰囲気が違う」と感じることはあると思います。私も、同じ業界にいたころからそう感じていました。

よく言われるのは、訓練のときに使う化粧品の銘柄が会社によって違うという話です。これは業界の中でも以前から聞きます。ただ、会社が公表している決まりとして私が確かめられたものではありません。聞いた話として読んでください。仮にそうした指導があっても、その銘柄を使わなければならないという性質のものではありません。

私の実感として書けるのは、化粧品の銘柄より、その会社が接客で何を大事にしているかのほうが印象を作るということです。落ち着いた丁寧さを前に出す接客と、明るく親しみやすい接客では、声の出し方も歩き方も変わります。顔の印象の違いとして受け取られているものの多くは、たぶんそこから来ています。

もう一つ。機内の照明の色や明るさも、会社や機種によって違います。同じ化粧でも、光が変われば印象は変わります。これは乗務していれば誰でも気づくことです。

「JAL顔」「ANA顔」という言い方について

もとの記事では、JALはこういう顔立ち、ANAはこういう顔立ち、という言い方を動物にたとえて紹介していました。その部分は削りました。

理由は二つです。一つめは、出どころが示せないからです。誰かの書き込みを引いただけで、採用の基準としてそういうものがあると確かめられたわけではありません。

二つめは、実際に働いている方の顔立ちを型にはめる書き方を、私がしたくないからです。私も同じ仕事をしていましたので、顔で選ばれたと言われるのがどういう気持ちか分かります。接客の仕事で評価されるのは、立ち方、声、気づく速さ、そして機内で何かが起きたときの落ち着きです。顔立ちではありません。

会社ごとに雰囲気の違いがあるのは事実だと思っています。ただ、その違いは訓練と接客の方針から来るもので、顔から来るものではない。これが元客室乗務員としての私の考えです。

世界の航空会社ランキングは、年によって変わります

もとの記事には「ANAは世界7位、JALは世界14位」と書いていました。どの調査のどの年のものか私は示せませんでした。そのため、その順位は外しました。

代わりに、出どころが分かるものを置きます。英国の調査会社が毎年発表している世界の航空会社の評価で、確かめられた直近の順位は次のとおりです。

発表年 ANA JAL 首位
2025年 5位 9位 カタール航空(2年連続)
2026年 4位 9位 シンガポール航空(6度目)

どちらの会社も世界の上位に入っています。日本の会社が二社とも十位以内にいるというのは、乗務していた人間としては誇らしい話です。

ただ、投資の判断にこの順位を使うかというと、私は使いません。この評価は乗った人の投票を集めたものなので、サービスの印象を表す数字です。利益とは別のところで動きます。順位が上がった年に赤字だったこともあります。

もとの記事には安全性の順位も書いていましたが、こちらも出どころを示せなかったので外しました。どちらの会社も安全のために大きな費用をかけている、ということは決算資料の整備費や訓練費の項目から読み取れます。順位ではなく、そこを見るほうが私には合っています。

年収の比較は、数字の範囲で変わります

ここがもとの記事でいちばん直したところです。

もとの記事には、JALが約921万円、ANAが約714万円といった平均年収や、職種ごとの金額、賞与の月数、年度ごとの推移の表を並べていました。これらの数字について、私は出どころを確かめられませんでした。そのため、具体的な金額は全部外しました。

外した理由はもう一つあります。この二社の「平均年収」を並べても、同じものを比べていないからです。上場企業が毎年出す有価証券報告書には平均年間給与が載りますが、その数字が対象にしているのは報告書を出している会社そのものの従業員です。JALは航空事業を行う会社が報告書を出しています。一方ANAは、持株会社が報告書を出しています。持株会社に所属している人数は、実際に飛行機を飛ばしている人数よりずっと少ないのが普通です。

つまり、母数の中身が違います。片方は乗務員や整備の方を含み、もう片方は本社の管理部門が中心になる。そこを並べて「こちらのほうが高い」と言うのは、比べ方として正しくありません。もとの記事の私は、そこに気づいていませんでした。

年収を知りたい方には、各社の有価証券報告書を直接見ることをおすすめします。どの会社の、何人を対象にした数字なのかが、そこに書いてあります。

そしてもう一つ、削った部分があります。もとの記事には、管理職になる人の生き方について、会社の言いなりだから昇格する、他にできることがないからその会社にいる、といった書き方がありました。あれは全部削りました。私は人事の仕組みを知りませんし、知らないことで人を評価してはいけませんでした。読んで気分を害された方に、お詫びします。

自分のことなら書けます。私は年収400万円ほどの客室乗務員でした。会社の名前があるおかげで、取引先でも家族の前でも信頼されました。給料の額とは別に、それが支えになっていた時期があります。それは私の話なので、書いてよいことだと思っています。

社風の違いは、成り立ちの違いから来ています

もとの記事には「JALは国営企業としてスタート」と書いていました。これは正確ではなかったので直します。

JAL(日本航空)は1951年に民間の会社として設立されました。その後1953年に、専用の法律にもとづく会社として改めて発足し、国が出資する形になりました。国が全部持っていた会社ではなく、官と民が混ざった形です。そして1987年に完全民営化されています。

ANA(全日本空輸)の前身は、1952年に設立された日本ヘリコプター輸送です。国際線の便名に使われている「NH」は、この社名の頭文字に由来すると会社自身が説明しています。最初から民間の会社として始まり、競争の中で大きくなりました。

項目 JAL(日本航空) ANA(全日本空輸)
設立 1951年 1952年(日本ヘリコプター輸送)
国との関係 1953年から法律にもとづく会社として国が出資。1987年に完全民営化 当初から民間企業
大きな転機 2010年1月に会社更生法の適用を申請。2012年9月に再上場 2021年3月期に当時の過去最大の赤字。2023年3月期に3期ぶりの黒字
よく語られる社風 伝統と格式、丁寧さ 挑戦する姿勢、追いかける側の気質

社風として語られる部分は、数字で確かめられるものではありません。ただ、成り立ちを知ると、なぜそう言われるのかは分かります。国の出資を受けていた会社と、民間で追いかけてきた会社では、積み上がるものが違うのだと思います。

私が乗務していたころの実感としても、機内の空気の違いは確かにありました。それを「どちらが良い」とは言えません。どちらにも、その会社らしさを大事にしている方がたくさんいます。

それぞれの強みと弱み(私の見方です)

ここからは私の見方です。会社の発表ではありません。

私が強みだと思うところ 私が気になるところ
JAL 国内外に広い路線網がある。2010年の更生手続きで債務が整理され、財務が軽くなった時期がある。接客の評価が安定している 航空事業への寄りかかりが大きい。格安航空会社との競争で、価格の下押しを受けやすい。更生手続きで軽くなった分も、その後の投資で積み上がっている
ANA 国際線と貨物に強みがある。国際的な提携の枠組みを活かした乗り継ぎの広さ。航空以外の事業にも手を伸ばしている コロナ禍で借りたお金の返済が、その後の利益を削る。費用の構造が重いという指摘が以前からある。航空以外の収益がまだ柱になっていない

もとの記事では、JALについて「倒産したことで借金がチャラ」という書き方をしていました。言葉が乱暴でしたので直しました。更生手続きは法律にもとづく整理で、株主も取引先も損失を負っています。軽い話ではありません。

二社を並べて分かるのは、強みと弱みが裏表になっているということです。路線網が広いのは強みですが、広いほど固定の出費も増えます。提携の枠組みが広いのは強みですが、相手の国の事情に左右されます。どちらを選んでも、同じだけの弱点を抱えることになります。

会社として比べるとき、私が見る数字

顔立ちや社風の話はここまでにして、会社として比べるときに私が見ているところを書きます。どちらも決算資料に載っている数字です。

見る数字 なぜ見るのか
搭乗率と旅客数 座席が埋まったかどうかが、そのまま売上になります。便を飛ばす費用はほぼ変わらないので、空席は丸ごと損です
一人あたりの単価 同じ人数でも、安く埋めたのか定価で埋めたのかで利益が変わります。国際線の上級席が戻っているかを見ます
有利子負債と自己資本比率 コロナ禍で借りたお金がどれだけ残っているか。利益より先にここを見ます
航空以外の売上の割合 貨物、旅行、会員組織、整備の受託など。ここが育っていれば、売上の波が小さくなります
配当の方針 私は配当を受け取り続けることを目的にしています。利益が出た年だけ配る会社なのか、方針として続ける姿勢があるのか。ここを見ます

この五つで比べると、顔立ちの話とはまったく違う景色が見えます。そしてこの五つは、どちらの会社も自分の資料で公開しています。誰でも同じ条件で読めます。

私が投資で大事にしているのは、人から聞いた印象ではなく、この並びを自分で埋めることです。埋めてみて、どちらも埋められなかったら、それは私が理解できていないということなので、買いません。

元客室乗務員として、書けることと書けないこと

私は50代で、以前は客室乗務員として働いていました。この記事に書いた会社の数字、順位、成り立ちは、すべて公開されている情報です。在職中に知った事柄は書いていません。

私の体験として書けるのは、機内の空気の違い、訓練で何を求められるか、会社が苦しいときに現場から何が削られるか、といった範囲です。採用の基準や人事の仕組み、他社の社内事情については、私は何も知りません。

この記事を書き直して気づいたのは、元客室乗務員という経歴が話を大きく見せる道具になってしまうということです。「元CAが言うのだから本当だろう」と読まれると、確かめていないことも事実のように伝わってしまいます。だから、どこまでが自分の体験でどこからが公開情報かを、これからは毎回分けて書くことにしました。

私がJALとANAをどう扱っているか

私は、航空会社を資産の中心には置いていません。働いていた業界だからこそ、売上が外の事情で止まるのを見てきました。感染症、災害、燃料の値段、為替。会社がどれだけ頑張っても、どうにもならないところで利益が決まります。配当を受け取り続けることを目的にしている私のやり方には合わない、と判断しました。

私のやり方は、ウォーレン・バフェットの考え方を真似しているつもりのものです。自分で中身を説明できる会社を、割安だと思えるときに買って、長く持つ。決算は自分で見る。分からないものは買わない。私は原油の値段も為替も予想できないので、そこに利益が左右される会社は、私にとって分からないものに入ります。

それでも両社の決算は毎回読んでいます。自分がいた業界を数字で冷静に見られるかどうかは、よい訓練になるからです。愛着がある会社を正直に評価できなければ、他の会社も正直に評価できません。

繰り返しになりますが、ここに書いたのは私の保有状況の紹介であり、推奨ではありません。同じ情報を読んでも、年齢も生活も違えば結論は変わります。私は自分の分だけを決めています。

もし航空会社に投資するなら、私はこう考えます

私は中心に置いていませんが、持たないほうがよいという話ではありません。持つなら、私はこう考えます。

まず、配当を目的にするなら、赤字の年にも配れる体力があるかを見ます。利益が出た年だけ配る会社だと、いちばんお金が欲しい時期に配当が止まります。私の場合、生活の足しとして受け取る前提なので、そこが止まると困ります。

次に、買う量を決めておきます。業績が大きく振れる業種なので、資産の中で占める割合を自分で上限として決める。私なら、ひとつの会社で数パーセントまでです。

そして、買う理由を一行で書いておきます。新しい事業に期待して買うのか、いまの配当のために買うのか。書いておかないと、下がったときに理由を後から作ってしまいます。私は過去にそれをやって、持ち続ける判断を誤ったことがあります。

この記事を書き直して決めたこと

この記事は、私が書いた記事の中でいちばん手を入れたものになりました。直しながら決めたことを三つ書いておきます。

一つめ、人の見た目について書かない。会社ごとの雰囲気の違いは接客の方針の話として書けますが、顔立ちの型は書きません。

二つめ、数字を書くときは、どの会社の、どの範囲の、いつの数字かを添える。それが書けない数字は載せません。平均年収の比較で間違えたのは、範囲を確かめなかったからです。

三つめ、知らない立場の人の事情を推測で書かない。管理職の方の生き方について書いた部分は、私が知りようのないことでした。元客室乗務員だから何でも分かるわけではありません。

この三つを守っていれば、少なくとも人を傷つける記事にはならないと思っています。

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この記事で書いた搭乗率も有利子負債も、全部その会社の決算資料に載っています。私は気になった会社を1株だけ買って、決算が出るたびに自分の口座で数字を並べて見るようにしました。1株から買えて、投資信託の積立も同じところでできる口座を選んでいます。

私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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