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緊急避妊薬が処方箋なしで買えるようになった、というニュースで名前が挙がる会社は二つです。市販薬としての承認を取ったのがあすか製薬ホールディングス(4886)、店頭で売るのが第一三共ヘルスケア(第一三共(4568)の子会社)です。よく一緒に語られる武田薬品工業(4502)は、今回の承認と販売の当事者としては出てきません。以下は私が調べた会社の紹介であり、どの会社も推奨するものではありません。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄を推奨するものではありません。記載の数字は2026年2月時点のものです。薬の使い方や体のことは、薬剤師や医師にご相談ください。
処方箋なしで買えるようになった、という話の中身
これまで日本では、緊急避妊薬は医師の処方が必要でした。それが、薬局やドラッグストアで薬剤師から説明を受けて買える形になりました。報道によれば、承認が下りたのは2025年10月で、国内では初めての切り替えです。実際の販売は2026年2月に始まり、価格は1回あたり7,480円と伝えられています。
取り扱いが始まったのは全国で約7,000の薬局・ドラッグストアで、地域によって店の数には偏りがあると報じられています。第一三共ヘルスケアは、取扱店舗を探せる検索の仕組みも用意しています。
承認を取った会社と、店頭で売る会社は別
ここが私もいちばん取り違えていたところでした。整理すると、役割はこう分かれています。
- あすか製薬ホールディングス(4886)|薬の製造販売承認を持つ側。今回、市販薬としての承認を取りました。産婦人科の領域に強い、規模としては中堅の会社です。
- 第一三共ヘルスケア|店頭で売る側。市販薬の販路を持っているので、全国の薬局に置くところを担います。親会社は第一三共(4568)です。
なお、証券コードについて私は以前「あすか製薬ホールディングスは4554」と書いていました。これは誤りで、4554は富士製薬工業です。あすか製薬ホールディングスは4886です。お詫びして訂正します。
なぜ「武田薬品」の名前が一緒に語られやすいのか
このニュースが出たとき、武田薬品工業(4502)の名前を挙げる声をいくつか見かけました。ただ、各社の発表を読むかぎり、今回の承認と販売に武田薬品は出てきません。
以前の記事では、過去の流通の提携関係を理由として説明していましたが、一次資料で確かめきれなかったので、その説明は取り下げました。確かめられないことを理由にして会社の名前を並べるのは、私のやり方に合いません。
ニュースの大きさと、会社の業績に効く大きさは別もの
報道の量は、その会社の利益にそのまま比例しません。ここを混ぜると、私はよく失敗します。
あすか製薬ホールディングスは、売上の規模が大きい会社ではありません。だから一つの製品が売れたときの効き方は、相対的に大きく出やすい性質があります。一方で第一三共は会社全体が大きいので、市販薬の一つが加わっても、連結の数字の中では小さく見えるはずです。
どちらがどれだけ儲かるのかは、私には計算できません。計算できないものは、私は買いません。この記事では、以前載せていた「関連度」の評価表を外しました。会社に記号で点をつけて並べるのは、登録のない私がやってよいことではないと考えたからです。
一回分の値段と、売れる場所の広がり方
私が数字として追えると思ったのは、二つだけでした。一回あたりの値段と、置いてある店の数です。
値段は1回7,480円と伝えられています。置いてある店は約7,000店。この二つが、これから増えるのか、横ばいなのかは、会社の決算説明資料と月次の開示を見ていけば、素人の私でも追えます。
逆に、これが何年でどこまで伸びるかという予想は、私には立てられません。製薬の世界は、承認の時期や販売の条件が変わるだけで数字が動きます。
私がこの手のニュースで買わないと決めている理由
私はウォーレン・バフェットのやり方を真似すると決めました。良い会社を割安なときに買って、長く持つ。決算は自分で開いて読む。わからないものは買わない。この三つです。
新しい制度や新しい売り方のニュースは、たしかに会社の売上を変えます。ただ、変わり方の大きさが決算に出てくるまでには時間がかかります。ニュースの日の値段は、その時間を飛び越えた期待で決まっていることが多い、と私は感じています。
だから私は、こういうニュースでは手を動かしません。気になった会社は名前だけメモして、次の決算短信が出たときに、売上と利益がほんとうに動いたかを見ます。動いていたら、そこから調べ始めます。
この記事から削った記述と、その理由
以前の内容から、次の三つを削りました。
- 会社ごとの「関連度」を記号で並べた評価表|点をつけて並べる形は、投資助言に近づきます。私は登録を持っていないので、やめました。
- 新薬のピーク時売上の見込み額|数千億円という規模の予想が書かれていましたが、どこの試算なのかをたどれませんでした。出典が示せない金額は載せません。
- 「今の株価は割安だ」という言い方|割安かどうかは買う人が決めることで、私が言うことではないと考え直しました。
繰り返しになりますが、この記事は私が調べた会社の紹介であり、どの会社の売買も勧めるものではありません。制度や薬のことは各社の発表と公的な案内を、投資の判断はご自身でお願いします。
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新しい制度のニュースが出た日は、私はいつもより落ち着きません。だからこそ、1株から買える口座で小さく確かめられる形にしておきました。私が実際に使っている2社を置いておきます。
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