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為替ヘッジあり・なしはどちらがいいか|私が長期のお金でヘッジなしを選んでいる理由

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投資信託を選ぶときに出てくる「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」。私は、15年、20年という長さで持つつもりのお金については「為替ヘッジなし」を選んでいます。理由は二つです。ヘッジには日米の金利差ぶんの費用が毎年かかること。そして、私の給料も年金も貯金もすべて円なので、円以外のものを少し持っておきたいこと。ただしこれは私の決め方で、使う時期が決まっているお金なら別の答えもあると思っています。

※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や投資信託を推奨するものではありません。記載の数字や金利の状況は2026年2月時点のものです。

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「為替ヘッジ」は、料金のかかる保険のようなもの

為替ヘッジありというのは、円高になったときの目減りを埋め合わせてくれる仕組みが付いている状態です。保険に入っているようなものだと考えると、私にはわかりやすかったです。

ただ、保険には保険料があります。投資の世界では、これをヘッジコストと呼びます。目に見える手数料とは別に、じわじわと利益から引かれていく費用です。

ヘッジコストは「日本とアメリカの短期金利の差」でほぼ決まる

このコストは固定ではありません。だいたい、日本とアメリカの短期の金利の差で決まります。アメリカの金利が高く、日本の金利が低いほど、コストは大きくなります。

2026年2月の時点では、アメリカの政策金利のほうが日本よりかなり高い状態が続いています。そのため、年率で数パーセントという水準が目安として語られています。

以前この記事に「年率4〜5%」「将来は6%、7%になる可能性」という具体的な数字を書いていましたが、どの時点のどの資料に基づく数字なのかをたどれませんでした。確かめられない数字は載せないことにしたので、削りました。実際の水準は、各投資信託の運用報告書や月次レポートで、そのファンドのものを確かめるのが確実です。

大事なのは、上限が決められている費用ではないということです。金利の差が開けば、コストも開きます。

その保険が実際にしてくれることは「為替レートの固定」

為替ヘッジの仕事は、一言でいえば為替レートを固定することです。1ドル150円のときに米国の会社の株を買ったとして、1年後に為替が動いたらどうなるか。二つの場合に分けて見ます。

円高になった場合(1ドル100円になったとする)

  • ヘッジなし|ドルが安くなった分、円に直したときの評価額が減ります。
  • ヘッジあり|為替予約という仕組みで、為替で目減りした分が埋め合わされます。株価の動きだけが残るので、円高の影響をほとんど受けません。

円安になった場合(1ドル200円になったとする)

  • ヘッジなし|ドルが高くなった分、円での評価額が増えます。
  • ヘッジあり|為替で得た分も、同じ仕組みで打ち消されます。円安になっても、そのぶんは手元に残りません。

つまりヘッジありは、費用を払って円高の目減りを防ぐかわりに、円安の恩恵も手放す仕組みです。守るだけの道具ではなく、両側を平らにする道具だと私は理解しています。

長く持つお金については、毎年かかる費用のほうが気になった

15年、20年先に増えていればいいというお金の場合、私がいちばん気にしたのは、毎年確実に引かれていく費用でした。相場が上がるか下がるかはわかりませんが、ヘッジコストは金利差があるかぎりかかり続けます。

だから私は、長く持つつもりの部分についてはヘッジなしを選びました。費用を払わずに、企業が稼ぐ力の積み上がりをそのまま受け取りたかったからです。

円しか持っていないことも、それ自体が偏りになる

私の給料も、年金も、貯金も、全部円です。これは「円に全部賭けている」状態でもあります。

もし日本が弱くなって大きく円安になったら、輸入するものの値段が上がって、手元の円で買えるものが減ります。そのときに、ヘッジなしで海外の会社を持っていれば、円安のぶんだけ評価額が上がって、少しは釣り合います。私はこれを、儲けるための仕掛けではなく、偏りをならすためのものとして見ています。

それでもヘッジありを考える場面があるとしたら

ヘッジなしが誰にとってもよい、とは私は思っていません。使う時期が決まっているお金なら、話が変わります。

たとえば3年後に住まいの修繕をするためのお金を海外の資産で持っていて、ちょうどその年に大きな円高が来たら、取り崩す額が足りなくなります。そういうお金まで為替に任せる必要はない、と私は考えています。

私の中の線引きは、使う時期が決まっているかどうかです。決まっていないお金はヘッジなし。決まっているお金は、そもそも海外の資産で持たないか、持つなら円高の影響を抑える形にする。そう整理してから、迷う回数が減りました。

ウォーレン・バフェットのやり方を真似して、私が落ち着いた考え方

私は、良い会社を割安なときに買って長く持つ、というやり方を真似しています。その見方でいくと、為替は会社の稼ぐ力そのものではありません。会社が10年、20年かけて利益を積み上げたかどうかに比べれば、為替は上下に揺れるだけの部分です。

だから私は、為替を当てにいくのをやめました。当てにいかない代わりに、当てにいくための費用も払わない。それがヘッジなしを選んだ、いちばん大きな理由です。

これは私の決め方であって、正解がひとつあるという話ではありません。投資信託を選ぶときは、目論見書でそのファンドのヘッジの方針と費用を確かめたうえで、ご自身で決めていただければと思います。

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当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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