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結論から書きます。私は、自分が前に買った値段を見て買い増しを決めていません。見ているのは、いまの配当利回りです。特定口座なら表面利回り3.75%、新NISAの枠が残っていれば3.0%。この線を超えていれば、前回より高くても買い足します。配当にかかる税金が20.315%なので、表面3.75%で手取りが約3.0%になるからです。
※この記事は私(バフェットかおる)の考え方の記録です。私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていないため、個別の会社や商品をおすすめすることはできません。利回りの基準は私が自分で決めた線で、誰にでも当てはまるものではありません。数字と制度は2026年2月時点のものです。
「買った値段より高いのに、なぜ買い増すのですか」という質問
視聴者さんから、こんな質問をいただきました。「購入した株価より高くても買っているのが、株を始めたばかりの私には不思議な光景です。利回りがいいときに買うのを優先するなら、買値より高くても買っていくものなのでしょうか」。
私も最初は同じところで止まっていました。前に1,000円で買った会社を、1,200円では買いたくない。損をした気分になるからです。
自分の買値は、その会社の価値とは関係がありません
よく考えると、私が前にいくらで買ったかを、その会社は知りません。会社の利益も配当も、私の買値とは無関係に動いています。
それなら、判断に使うのは「いまの値段といまの配当」になります。前の買値は、自分の記録としては意味がありますが、これから買うかどうかの材料にはなりませんでした。私はここを切り離すのに何年かかかりました。
「二度と安い値段には戻らない」とまでは言えません
以前の記事では、見出しに「もう二度と日経平均が7,000円台には戻りません」と書いていました。これは言い過ぎだったので直します。
日経平均は1989年末に38,915円をつけたあと、同じ水準に戻るまでに34年かかりました。戻ったのは2024年です。「下がった値段には戻らない」どころか、「上がった値段に戻らないまま何十年も過ぎる」ことも、実際に起きています。
私が言いたかったのは、「安くなるのを待っているあいだ、何も買えないまま時間が過ぎることがある」という一点でした。断定の形はやめて、そこだけ残します。
物の値段が上がれば、株価の数字も大きくなります
卵も牛乳も、昔の値段には戻っていません。会社の売上や利益も、物の値段が上がれば数字としては大きくなります。配当の金額も同じです。
だから「前より株価の数字が大きい」ことは、それだけでは割高の証拠になりません。逆に、数字が小さいから割安ということもありません。私は数字の大小ではなく、その値段に対して配当がいくら出るかで見ることにしています。
私が使っている線は、表面利回り3.75%です
特定口座で配当を受け取ると、20.315%の税金が引かれます。手取りで3.0%を残したいので、3.0%を0.8で割って3.75%。これが私の線です。
新NISAの枠で買う場合は、国内の会社の配当に税金がかからないので、表面で3.0%あれば手取りも3.0%です。だからNISAのときは線を下げています。
なぜ手取り3%かというと、株価が一度も上がらなかった場合でも計算が立つ水準だからです。値上がりを前提にした計画は、私には立てられませんでした。
72の法則の使い方を間違えていたので直します
以前の記事で「72÷3=約24年で、配当金だけで元本を回収できる」と書いていました。これは二つの話を混ぜていました。
72の法則で出てくる約24年は、年3%で複利運用したときに「元のお金が2倍になる」までの年数です。元本の回収とは別の計算になります。配当を再投資せずに受け取るだけで、手取り3%で元本と同じ額を受け取るなら、単純計算で約33年です。お詫びして訂正します。
それでも私がこの基準を使っているのは、増配があるとこの年数が短くなっていくからです。受取額が増えれば、同じ元本に対する回収は早まります。ただし増配が続くかどうかは、その会社の業績次第です。
連続増配を見る理由は、配当が現金だからです
利回りだけでなく、配当を増やし続けてきた会社かどうかも見ています。理由は単純で、配当は現金を実際に払い出すものだからです。手元に現金がなければ払えません。
そのため、増配の履歴は、本業で現金を稼げているかどうかの手がかりになります。ただし「増配してきたから今後も安全」ということではありません。減配した会社も実際にあります。だから私は、増配の履歴を見たうえで、自己資本比率や営業利益の推移も自分で決算資料を開いて確かめています。
削除した部分について
以前の記事には、産業革命からAI革命、宇宙開発までを並べた長い解説と、「この条件で選んだ会社は最高の金の卵を産むニワトリになる」「確実に資産は積み上がります」といった書き方が入っていました。確実と言える話ではないので削除しました。
あわせて、数式が崩れたまま残っていた箇所と、私が書いた文章ではない部分(下書きに使った道具の出力がそのまま混ざっていました)も取り除いています。読みにくいまま公開していて、申し訳ありませんでした。
いま私が決めていること
買値は見ない。いまの利回りを見る。特定口座なら3.75%、新NISAなら3.0%。線を超えていなければ、その月は買わずに現金のままにしておく。買ったら売らない。私はこの形にしました。
この基準は、私が自分の生活と年齢(50代)に合わせて決めたものです。ウォーレン・バフェットのやり方を真似して、自分が理解できる会社だけを買うという前提の上での線なので、同じ数字が誰にでも合うとは思っていません。
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50代から始めても、60代、70代になったときに「あのとき始めてよかった」と思える日が来ると、私は思っています。私は、買ったら売らないと決めました。配当を信じて持ち続ける、というやり方です。
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利回りは株価が動くたびに変わるので、口座の画面で今の数字を見るのが一番早いです。1株から買える口座なら、線を超えた月だけ少しずつ足すこともできます。私が使っているのは次のとおりです。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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