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結論から書きます。私が自分年金の土台にしているのは、日本の暮らしを支えている会社です。銀行、損害保険、不動産、タイヤ、リース、商社、化学、卸売。景気が悪くなっても需要が消えにくい業種を、セクターごとに比率を決めて持っています。この記事では、いま私が持っている11の投資先と、その比率をなぜそうしたのかを書きます。
これは私の保有状況の紹介であり、買うことをおすすめするものではありません。同じものを同じ比率で持つことをすすめる意図はありません。
当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。特定の銘柄の売買を勧めるものではなく、最終的な判断はご自身でお願いいたします。記事中のPBRや配当利回りは2026年3月時点で私が確認した概算で、現在の数値とは異なります。必ず最新の決算資料と各証券会社の画面でご確認ください。
株価が揺れている今、私がどう考えているか
株価が落ち着かないとき、私はまず「会社の中身が悪くなったのか、それ以外の理由で売られたのか」を分けて考えます。世界のどこかで起きた出来事や、金利の見通しが変わったという話で下がっているなら、その会社の稼ぐ力は変わっていないことが多いからです。
私は投資の専門家ではありません。50代になってから、ウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない、という3つを守ってきました。下がった日は、安く買える日として受け止めるようにしています。
私が自分に課している3つの約束
1. 最終的には30社以上に分ける
いま挙げる11は、私にとっての途中経過です。見ていただくとわかるとおり、金融と不動産に寄っています。ここから食品、通信、医薬品を加えて、30社、50社と広げていくつもりです。1社に何かあったときに、配当が一度に減らないようにしておきたいからです。
2. 会社を選ぶときに見ている数字
私が使っているチェックの基準は、投資ブロガーのこびと株さんが公開されている手法を参考にさせていただいたものです。自分で考えたものではありません。
- 配当利回り|税引き前で3.75%以上。高いというより、割安なタイミングかどうかの目印として見ています。
- PBR|0.5〜1.5倍くらい。会社の持っている資産に対して、株価が高すぎないかを見ます。
- 稼ぐ力|営業利益率10%以上、自己資本比率50%以上。ただし銀行や保険、リースは 事業の形が違うので、この基準をそのまま当てません。
- 伸びているか|売上と1株あたりの利益が、何年か通して増えているか。
この基準を全部満たす会社はそう多くありません。私は満たさない項目があるときは、なぜ満たさないのかを決算資料で確かめて、それでも持つかを決めています。
3. 動かさない
私が自分に言っているのは「動けば動くほど、お金は減る」ということです。売買のたびに手数料と税金がかかります。外の騒ぎで下がった日は買い、それ以外の日は何もしない。配当を受け取りながら、5年、10年と持ち続ける。これが私のやり方です。
セクターごとの比率を、こう決めました
銘柄の名前より先に、業種の割り振りを決めました。一つの業種に寄ると、その業種が苦しくなった年に配当がまとめて減るからです。
| 業種 | 比率 | 私が入れている理由 |
| 金融(銀行・保険) | 20% | お金と保険は、景気が悪くても必要とされます |
| 不動産 | 20% | 住む場所と働く場所の家賃を、受け取る側に回ります |
| 製造 | 15% | 繰り返し買い替えられる消耗品を作っている会社 |
| リース・信販 | 15% | 設備と買い物の支払いを支える仕組み |
| 商社 | 10% | 資源と食べ物を日本に運んでくる役 |
| 化学 | 10% | あらゆる製品の材料を作っている |
| 卸売 | 10% | 住まいの内側で使われるものを流している |
今後ここに食品、通信、医薬品を足して、比率を下げていく予定です。
私が持っている11の投資先と、その理由
繰り返しになりますが、これは私の保有状況の紹介で、推奨ではありません。数字は2026年3月時点で私が確認した概算です。
金融|合わせて20%
- 三井住友フィナンシャルグループ(10%)|PBR 約1.3倍、配当利回り 約3.1%。日本の決済を支えている銀行です。金利がある時代に戻ってきたことで、貸し出しの利ざやが取りやすくなっています。配当を増やしてきた実績があるので、私は配当の柱として置いています。
- MS&ADインシュアランスグループ(10%)|PBR 約1.4倍、配当利回り 約3.7%。事故や災害のときに支払う損害保険の会社です。保険料が毎年入ってくる仕組みなので、売上が急に消えにくいところを私は評価しています。
不動産|合わせて20%
- J-REIT(15%)|分配金利回りは平均で4%台という見方がありました。不動産そのものを持つ代わりに、家賃収入を分配として受け取る形です。自分で物件を買うのは私には難しかったので、ここで家賃の枠を作っています。
- 野村不動産ホールディングス(5%)|PBR 約1.2倍、配当利回り 約3.8%。街をつくる側の会社です。J-REITと組み合わせて、不動産の中でも性格の違うものを持つようにしました。
製造|15%
- ブリヂストン(15%)|PBR 約1.2倍、配当利回り 約3.7%。タイヤは必ず減って、必ず替えることになります。車が走っているあいだは需要が続く商売です。世界で売っている会社なので、円安のときに助かる面もあります。
リース・信販|合わせて15%
- オリックス(5%)|PBR 約1.2倍、配当利回り 約3.3%。設備を貸す仕事から始まって、いろいろな事業を持っています。中身が広いので、一つの業種が悪くなっても全体が止まりにくいところを見ています。
- 三菱HCキャピタル(5%)|PBR 約1.3倍、配当利回り 約3.5%。飛行機や鉄道、社会のしくみを支える設備を貸しています。配当を長く増やしてきた会社です。
- ジャックス(5%)|PBR 約0.6倍、配当利回り 約4.9%。買い物の分割払いを扱う会社です。PBRが1倍を割っていて、利回りも高めでした。ただし信販は景気が悪くなると貸し倒れが増える商売なので、比率は小さくしています。
商社|10%
- 住友商事(10%)|PBR 約1.4倍、配当利回り 約2.5%。資源から食べ物まで、日本に運んでくる仕組みを持っています。利回りはこの中では低めですが、事業の幅があることを理由に入れています。
化学|10%
- 東ソー(10%)|PBR 約0.9倍、配当利回り 約4.2%。工業製品の材料を作っている会社です。PBRが1倍を割っていました。ただし素材の会社は景気の波と原料の値段に左右されるので、業績の上下は大きくなります。
卸売|10%
- サンゲツ(10%)|PBR 約1.6倍、配当利回り 約4.9%。壁紙や床材など、住まいの内側で使われるものを扱っています。建て替えやリフォームが続くかぎり需要が残ります。PBRは1.5倍を超えていて、私の基準の上限に近いところです。
この構成の弱いところを、先に書いておきます
- 金融と不動産で4割|金利が大きく動く局面では、この2つが同じ方向に振られます。私はこれを承知のうえで持っていますが、気持ちのよいものではありません。
- 景気に左右される業種が多い|化学、信販、商社は景気の波を受けます。食品や医薬品のような、景気と関係なく売れるものが足りていません。
- 利回りの高さは、安心の証ではありません|利回りは配当を株価で割った数字です。会社が苦しくて株価が下がっただけでも大きくなります。私は利回りの数字より、配当を払い続けられる稼ぎがあるかを決算で見るようにしています。
- 減配はあります|どの会社も、業績が悪くなれば配当を減らします。11社しかない段階では、1社の減配が全体に響きます。だから30社を目指しています。
この比率で100万円を入れたら、配当はいくらになるか
比率の話だけではわかりにくいので、自分で計算してみました。各社の利回りを比率で加重すると、全体ではおおよそ年3.8%前後になりました。2026年3月時点の概算です。
| 投資した金額 | 税引き前の年間配当(概算) | 税引き後(約20%引かれた場合) |
| 100万円 | 約3万8,000円 | 約3万円 |
| 300万円 | 約11万4,000円 | 約9万1,000円 |
| 500万円 | 約19万円 | 約15万1,000円 |
| 1,000万円 | 約38万円 | 約30万2,000円 |
NISAの枠で持てば、この20%が引かれません。私は配当を受け取る目的のものから順にNISAに入れるようにしました。ただし枠には上限がありますので、入りきらない分は課税口座に置いています。
この表を作って思ったのは、金額を大きくしないと配当は増えない、ということです。利回りを上げようとして無理のある会社に手を伸ばすより、時間をかけて金額を積むほうが私には合っていました。
買う順番について、私がしていること
11社を同時に買うお金は、私にもありませんでした。私がしているのは次のような進め方です。
- 比率から一番遠いところを足す|毎月買うときに、決めた比率よりも足りていない業種を選びます。安いものを探すのではなく、崩れているところを埋めます。
- 1株ずつ買う|単元未満株なら、数千円から足せます。100株そろえてから次に行くと、いつまでも1社だけになってしまいました。
- 下がった日に足す|外の騒ぎで下がっている日は、同じお金で多く買えます。ただし決算を見て、会社の中身が悪くなっていないかを先に確かめます。
- 売らない|比率が崩れても、売って調整することはしていません。足して直すだけにしています。売れば税金がかかるからです。
まとめ|私がこの11から始めた理由
- 業種の割り振りを先に決めた。会社の名前より、どの業種に何%かを決めるほうが先でした。
- 暮らしに必要なものを選んだ。景気が悪くなっても、お金を借りる人、保険に入る人、家に住む人、車に乗る人はいなくなりません。
- 外の騒ぎで下がった日に買う。会社の中身が悪くなったのか、それ以外の理由かを分けて考えます。
- 11はまだ途中。食品、通信、医薬品を足して、30社以上に広げていきます。
私は、買ったら売らないと決めました。配当金を信じて持ち続ける、というやり方です。50代から始めても、60代、70代で受け取る配当は積み上がっていきます。
最後にもう一度書いておきます。ここに挙げた会社は私の保有状況の紹介であり、買うことをおすすめするものではありません。PBRや配当利回りは2026年3月時点の概算で、今は違っています。ご自身で最新の決算資料を確かめて、ご自身の判断でお願いいたします。
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業種を分けて持つには、少しずつ買えることが前提でした。私が使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、比率を崩さずに少しずつ足していくことができます。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。
この記事の話は、動画でもお話ししています。


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