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結論から書きます。話題になっている「クロード・ミトス」は、誰でも使える便利AIではありませんでした。Anthropicが公開している説明では、サイバーセキュリティと生物学の研究に特化した、審査を通った組織だけが使えるモデルです。私のような個人が契約して使えるものではありません。調べてわかった範囲を、できるだけやさしく説明します。
当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。本文中の情報は2026年10月時点でAnthropicの公式サイトで確かめられた範囲のもので、それ以外の仕様・性能・価格の話は出どころを確かめられなかったため書いていません。個別の判断はご自身の責任でお願いします。
クロード・ミトスとは何か
「ミトス」はギリシャ語で「神話」という意味の言葉です。
Anthropicの公式の説明によると、クロード・ミトスは「サイバーセキュリティと生物学の研究について、同社で最も能力が高いモデル」と位置づけられています。一般に公開されているクロードとは、中身が同じでも制限のかけ方が違う、という作りになっていました。
同じ中身で、安全のための制限をかけた一般向けのものが「クロード・フェイブル」です。フェイブルは2026年6月から誰でも使えるようになりました。一方のミトスは、その制限を外したもので、使える相手が限られています。
私はここを読み違えていました。「すごいAIが出た、誰でも使える」という話ではなく、「危ない使い方ができてしまうので、相手を選んで渡している」という話でした。
公式の説明で確かめられたこと
Anthropicのサイトで確かめられたのは、次のことだけでした。それ以外に出回っていた機能や性能の話は、出どころを確かめられなかったので書きません。
- 得意分野は、サイバーセキュリティと生物学の研究だと説明されている
- タンパク質の設計や創薬の研究でも成績が良いとされている
- 使えるのは審査を通った組織だけで、申し込みの窓口が分野ごとに分かれている(セキュリティの担当者向けと、生命科学の研究者向け)
- 一般の有料プランには入っていない
- 組織向けの料金は、入力100万トークンあたり10ドル、出力100万トークンあたり50ドルから(2026年10月時点)
当初私が見かけた「写真を送れば修理の予約まで進めてくれる」「スライドを完成させてくれる」といった話は、公式の説明には見つかりませんでした。そういう作業は、一般に使えるクロードやクロード・コードでできることと混ざって伝わっていたのだろうと受け止めています。
出典:Anthropic公式サイトのClaude Mythosおよび製品発表のページ(2026年10月時点)。出典を確認できない発言は引用していません。
なぜ安全の話が先に出てくるのか
サイバーセキュリティに強いということは、コンピューターの弱いところを見つける力も強いということです。建物で言えば「ここの壁が薄い」という場所を、人間よりずっと速く見つけられてしまう。守る側が使えば頼もしい話ですが、悪いことを考える人が使えば逆になります。生物学の分野も同じで、研究に役立つ力は、使い方を間違えると危ないほうに働きます。
そのためAnthropicは、一般向けのフェイブルには、セキュリティや生物・化学の際どい質問を別のモデルに振り分ける仕組みを入れたと説明しています。影響が出るのは全体の5%未満だとされていました。ミトスは、その仕組みを外した版を、審査を通った相手にだけ渡す形になっています。
私は、この「相手を選んで渡す」という順番のほうに感心しました。性能の数字よりも、そこをどう設計したかのほうが、会社の姿勢が出ると思っています。
50代・60代の仕事と暮らしへの影響
仕事の内容によって、影響の出方が変わると言われています。減っていくのではないかと挙げられていたのは、電話の問い合わせ対応、決まった書式の書類作成、決まった手順のプログラム作成、旅行の定型手配といった仕事です。手順が決まっているものほど置き換わりやすい、という整理でした。
逆に出番が増えると挙げられていたのは、AIを動かす電気を作る会社、AIによる攻撃を防ぐ会社、AIには作れない価値を持つブランドの会社、それにロボットを作る会社です。
投資の目線で私が考えたこと
ここは私の考えですが、「AIを使う会社」と「AIで利益が増える会社」は分けて見たほうがいいと思いました。AIを導入したという発表は、それだけでは利益になりません。導入にかかるお金のほうが先に出ます。
私が見ているのは、AIが広まると売るものが増える会社かどうか、という点です。電気、通信、設備、素材のように、誰が勝っても使われる側にいる会社です。それでも最後は、決算を自分で開いて、売上と利益がほんとうに増えているかを確かめてから決めます。良い会社を割安なときに買って長く持つ、わからないものは買わない。ウォーレン・バフェットのやり方を真似すると決めたので、話題のテーマでも手順は変えません。
これは私がどう考えて何を決めたかという話で、特定の会社をおすすめするものではありません。
AIに作れないもの
最後に、調べながら思ったことを書きます。AIがどれだけ賢くなっても、私の顔のシミは消えませんし、ほうれい線も消えません。それに、私が経験してきたことは作れません。30年の乗務で見てきた景色や、飛行機が好きだという気持ちは、どこからも出てきません。
「この人が言うなら聞いてみよう」と思ってもらえる信頼も、同じだと思います。これまで生きてきた時間は、持っていかれない財産なのだと考えています。つらかったことも含めて、です。便利な道具は味方にして、残りは自分の経験で持っていくつもりです。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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