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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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インデックス投資は売らない|タイミングは74%当てないと届かないという話

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1億円への道
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先に結論を書きます。私は、売り買いのタイミングを当てにいくのをやめました。ノーベル経済学賞を受けたウィリアム・シャープ氏の1975年の論文では、タイミングを計って買って持ち続ける方法に勝つには、74%以上の確率で当て続ける必要があるとされています。私にはできないと思いました。

さらに、モーニングスターの「Mind the Gap」という調査では、日本の投資家が実際に受け取った成績は、ファンドそのものの成績より年間平均で1.1%低かったと報告されています。この差は、売ったり買ったりしたことから生まれていました。この記事では、その数字と、私が「売らずに持つ」を選んだ理由を書いていきます。

この記事は、私が調べたことと自分で決めたことの記録です。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。記事中の数字は2026年10月時点で私が確認できたもので、将来の運用成果を予測したり保証したりするものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

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私が頻繁な売買をやめた理由

株式投資の世界には、大きく分けて2つの戦略があります。

  1. バイ&ホールド戦略:一度買ったら、何があろうとひたすら持ち続ける

  2. タイミング戦略:チャートを読み、「安い時に買い、高くなったら売る」を繰り返す

パッと見ると、タイミング戦略の方が効率よく儲かりそうですよね。

暴落の前に売り抜け、底値で買い直す。これが完璧にできれば、資産は爆発的に増えるはずです。

タイミング投資を重視する人から見れば、ただ持っているだけのバイ&ホールド勢は「何も考えていない思考停止状態」に見えるかもしれません。

「こんなに割高なのに、まだ持ってるの?」

「暴落が来るって予測が出ているのに、なぜ逃げないの?」

そう感じる方もいると思います。それでも、私が選んだのはバイ&ホールドのほうでした。理由を順に書いていきます。

モーニングスター社のレポート「Mind the Gap(マインド・ザ・ギャップ)」の日本版調査結果に基づき具体的数値」と「日本市場特有の事例」をまとめました。

投資家が受け取った額は、ファンドの成績より年1.1%低かった

日本の投資信託を対象にした調査でも、同じ傾向が出ています。

過去10年間(2023年末まで)のデータを見ると、投資信託そのものの収益率(ファンドリターン)に対し、実際に投資家が手にした収益(投資家リターン)は、年間平均で「1.1%」も低かったのです。

「たった1.1%?」と思うかもしれませんが、これは本来受け取れたはずの利益の約15%にあたる計算になります。

値動きが激しいファンドほど、差が大きくなっていた

なぜタイミングを計ると失敗するのか、そのメカニズムを「値動きの大きさ」と絡めて説明します。

特に注意が必要なのは、値動きの激しいファンド(レバレッジ型や特定のテーマ型など)に投資しているケースです。

レポートによると、値動きが激しいものほど、このリターンの「差(ギャップ)」が広がる傾向にあります。

株価が急騰すると「乗り遅れるな!」と飛びつき、急落すると「これ以上損したくない!」とパニック売りしてしまう。この「感情に任せた頻繁な売買」が、資産形成の足を引っ張る最大の原因

良いファンドを選んでも、売買のしかたで結果が変わる

「何を買い続けるか」だけでなく「どう持つか」の重要性

どんなに世界的に評価の高い「良いファンド」を選んだとしても、投資家本人が「頻繁な売買」をしてしまえば、そのパフォーマンスを十分に享受することはできません。

投資の成績を決めるのは会社や商品の選び方だけではなく、「いかに市場に居続けられるか」という自分自身の忍耐力です。

上がった数日を逃すと、どうなるか

実際、最新の「Mind the Gap」調査でも、日本の投資家はタイミングを計ろうとして年間平均1.1%ほど差が出ていると報告されています。

特に、S&P500のような「右肩上がりだけど一時的にガクンと下がる」相場で、怖くなって売ってしまう人が一番損をしています。 モーニングスターの調査では、値動きが激しいファンドほど、投資家がタイミングを外しやすい傾向が出ています。

つまり、「優れた商品を選んでいる」だけでは不十分。それを「ただ持ち続ける」ことができて初めて、本当のリターンが手に入るということです。


タイミングを当てる確率は、74%ないと届かない

タイミング戦略で「バイ&ホールド」の成績を上回るには、どれくらいの確率で「売買のタイミング」を的中させる必要があると思いますか?

まず、40%。これは論外ですね。予想のほとんどが裏目に出るわけですから、資産はどんどん減ってしまいます。

次に、50%。半分当たるならトントンな気がしますが、実はこれでもバイ&ホールドには勝てません。何もしないのと同じか、手数料分だけ負けてしまいます。

では、55%はどうでしょう?「半分以上の確率で当たるなら勝てるはず!」と思った方……残念ながら不正解です。

いくつかの研究では、5割を少し超える程度の的中率ではバイ&ホールドに届かない、とされています。

私が調べたかぎりでは、約74%とされています。

ノーベル経済学賞を受けたウィリアム・シャープ氏が1975年に発表した論文では、バイ&ホールドを上回るには少なくとも74%の確率で当て続ける必要があるとされています。私はこの数字を見て、自分には無理だと思いました。


なぜタイミングを計るのが難しいのか、3つの理由

「半分以上当たれば十分じゃないの?」という直感に反して、なぜこれほど高い的中率が求められるのでしょうか。主な理由は3つあります。

1. 取引コストが積み重なる

売買を繰り返すたびに、証券会社への「手数料」が発生します。さらに、利益を確定させるたびに約20%の「税金」が引かれます。何もしなければ運用に回せていたはずのお金が、ゴリゴリと削られていくのです。

2. 「2回」連続で当てる難易度

タイミング投資の落とし穴は、「売り」と「買い」の2回セットで当てなければならない点です。

暴落前に売り抜ける(1回目)ことができても、その後の回復局面で「いつ買い戻すか」(2回目)に失敗し、上昇相場に置いていかれるケースが非常に多いのです。

3. 「稲妻の輝く瞬間」を逃すリスク

市場の長期リターンの大部分は、1年のうちの「わずか数日間」の急騰によって生み出されます。

JPモルガンのデータによると、過去20年間で「もっとも上昇した10日間」を逃すだけで、最終的な資産額が半分近くまで減ってしまうという驚きの結果も出ています。

モーニングスターの「Mind the Gap」調査(2025年公表分)でも、タイミングを計ろうとした投資家は、年間平均でリターンの約15%分(1.1%相当)を損していることが明らかになっています。


プロでも難しいことは、私はやらないことにした

ここまでを整理します。タイミングを計って勝つには、こういうことになります。

  • 50%程度の的中率は無理

  • 60%でもまだ足りない

  • 74%を超えて、ようやくバイ&ホールドと並ぶ

  • 結論:一般の投資家には、ほぼ不可能!

明日以降の株価を7割以上の精度で当て続けられるなら、話は別だと思います。でも私にはできませんでした。だから、当てにいかないほうを選びました。

まとめ|私が決めたこと

市場が荒れている時や、逆に浮かれている時は、私もつい売買したくなります。それでも私が続けているのは、次のやり方です。

バイ・アンド・ホールド

S&P500や全世界株式(オルカン)のような、広く分散されたインデックスファンドを信じて、ひたすら積み立てる。そして、何が起きても売らずに放置する。

私はこのやり方で、15年後に「やっていてよかった」と思えたらいいと考えています。もちろん、将来の成果が約束されているわけではありません。

私はどっしり構えて、続けていくつもりです。


投資の元本は労働だと、私が思う3つの理由

ここまでは「売らずに持つ」という話でした。もう一つ、私が大事だと思っていることを書きます。投資の元本は、働いて得たお金だということです。


1. 投資に回すお金は、働いて得た分から生まれるから

投資を始めるには、まず手元に資金(種銭)が必要です。宝くじに当たったり遺産を相続したりしない限り、その資金は「働いて得た収入」から「生活費」を差し引いた残りからしか生まれません。

  • 入金力の正体: 投資の成果は「元本 × 利回り」で決まります。利回りをコントロールするのは難しいですが、元本(入金力)を増やすのは自分の「労働」と「節約」次第です。

  • 蛇口の理論: 投資口座を「バケツ」だとすると、労働は「蛇口」です。蛇口をひねって(働いて)水を流し込まない限り、バケツの中身が増えることはありません。

2. 自分自身が、いちばん大きな資産だから

経済学の世界では、私たちが働いて将来稼ぐお金の総額を「人的資本」と呼びます。

  • 自分は「債券」と同じ: 例えば、毎月20万円の給料を得ている人は、年利3%で8,000万円を運用しているのと同じ価値の「稼ぐ力」を持っていると見なせます。

  • 投資効率: 若いうちなら、10万円を株に投資して数千円の利益を狙うよりも、自己投資をしてスキルを磨き、月収を3万円上げる方が、生涯のリターン(投資効率)は圧倒的に高くなることが多いです。

3. 働いて入ってくるお金が、気持ちを落ち着かせてくれるから

投資には必ず暴落のリスクが伴います。この時、労働による安定したキャッシュフローがあるかどうかが、投資の成否を分けます。

  • 損切りを急がない: 毎月の給料があれば、株価が半分になっても生活に困ることはありません。「来月も給料が入るから、このまま放置しておこう」とどっしり構えることができます。

  • 暴落時こそ「労働」が光る: 相場が悪い時こそ、労働で得た現金で「安くなった株」を買い増すチャンスが生まれます。これを可能にするのは、市場の動きに関係なく発生する労働収入です。

「投資の元本は労働」という言葉の真意は、「まず自分の稼ぐ力を大事にして、そこから余ったお金を市場に入れていく。私にはこれがいちばん続けやすかった」ということです。

「投資で一発逆転」を狙うのではなく、働いて守りを固めて、投資で少し加速させる。私にはこのバランスが合っていました。

最後に|私のやり方

私の投資は、ウォーレン・バフェットのやり方を真似しています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない。タイミングを当てにいかないのは、この3つ目に近い考え方です。上がる日と下がる日を当てる方法は、私にはわからないので、やらないことにしました。

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本記事は公開情報にもとづく事実の整理であり、特定の銘柄や投資信託の売買を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業者(投資助言・代理業)の登録を受けていません。記事中の数字は2026年10月時点で私が確認できたもので、将来の運用成果を予測または保証するものではありません。株価が下落し元本を割り込む可能性があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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