※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
先に結論を書きます。私が持っているオカムラ(7994)を例に、100万円分を買って30年持ち続けたらどうなるかを、自分の手で計算してみました。配当利回り4.54%・年7%増配・30年という前提で置くと、受け取る配当の累計は約424万円になりました。元本の4倍を配当だけで受け取る計算です。
ただしこれは前提を置いた試算であって、約束された未来ではありません。増配が止まればこの数字は崩れます。以下は私の保有状況の紹介と、私が自分で確かめた計算の過程です。
私はウォーレン・バフェットのやり方を真似して、良い企業を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で見る、わからないものは買わない、という三つだけを守っています。オカムラもその物差しで見た会社です。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。ここで挙げるオカムラは私の保有状況の紹介であって、購入をおすすめするものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年9月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
この記事の内容は、YouTubeの動画でもお話ししています。
オカムラ(7994)の2026年9月時点の数字
私が見ている数字を並べておきます。すべて2026年9月時点のものです。
- 株価:2,312円
- 予想1株配当:105円(2027年3月期予想)
- 予想配当利回り:4.54%
- 予想PER:10.37倍/実績PBR:1.07倍
- 直近の配当性向:43.9%(2026年3月期)
試算の前提条件(ここを読み飛ばさないでください)
この記事の数字は、次の前提を置いた単純計算です。前提が変われば結果も変わります。
- 投資額:100万円を一度だけ。その後の追加投資はゼロ
- 買付株数:100万円 ÷ 2,312円 = 約432株(単元は100株なので現実には400株=約92.5万円ですが、わかりやすさを優先して「100万円分=約432株」で計算しています)
- 初年度の1株配当:105円
- 増配率:年7%で一定。過去実績は年15〜18%ですが、未来を過去の勢いで延ばすのは誠実ではないので、半分以下に落として置きました
- 期間:10年・20年・30年
- 税金・再投資:考慮していません。配当は受け取ったまま(再投資なし)、税引き前の金額です
- 株価:後半で「30年で2倍」という仮定を置いていますが、これは根拠のある予測ではなく、あくまで置いた数字です
過去30年、会社の株価はどう動いてきたか
30年のチャートを見ると、オカムラは長期では右肩上がりでした。ただし途中で何度も大きく下げています。
- 1996年頃:約900円
- 2011年頃(リーマンショック後の底):約500円
- 2026年現在:約2,312円
ざっくりした目安として、こうなります。
- 約15年前(2011年・500円)に買っていたら、現在は約4.6倍
- 約10年前(2016年・900〜1,000円)なら、約2.3〜2.5倍
- 約5年前(2021年・1,200〜1,300円)なら、約1.8倍
30年前ちょうど(1996年・約900円)からだと株価自体は約2.6倍ですが、その間に何度も上下しています。きれいな右肩上がりではなかった、というところは自分に言い聞かせています。
増配の歴史|14年で配当が10倍になった会社
私がこの会社を見ていて一番驚いたのは、株価ではなく配当の伸び方でした。
| 年度 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2012/03 | 10円 | 25% |
| 2016/03 | 24円 | 29.2% |
| 2020/03 | 32円 | 35.8% |
| 2022/03 | 40円 | 26.4% |
| 2023/03 | 55円 | 33.7% |
| 2024/03 | 86円 | 40.1% |
| 2025/03 | 94円 | 40.4% |
| 2026/03 | 104円 | 43.9% |
| 27/03予 | 105円 | – |
事実として、2012年の10円から2026年の104円へ、14年で約10.4倍になっています。年平均に直すと約18%、直近10年に絞っても年15%を超えていました。
配当性向はまだ44%程度です。ここを私はこう受け止めています。稼いだ利益の半分以下しか配当に回していないのだから、利益が伸びなくても配当を増やす余地がまだ残っている、と。ただし性向を上げて配当を保つのは一時的な策なので、私が見たいのはあくまで利益そのものの伸びです。
過去に買っていたら、配当だけでいくら受け取れたか
2012年(株価約700円)に100万円を投じていたら、約1,428株です。実際に支払われた配当をそのまま積み上げると、こうなりました。
- 2012年(10円):約14,280円
- 2016年(24円):約34,272円
- 2020年(32円):約45,696円
- 2023年(55円):約78,540円
- 2025年(94円):約134,232円
- 2026年(104円):約148,512円
2012年から2026年までの14年間の累計配当は、およそ99万円でした。配当金だけで、投じた100万円をほぼ全額回収していた計算になります。
株価も700円から2,312円へ約3.3倍になっているので、株式の評価額は約330万円。合わせると約429万円、元本の約4.3倍です。
もちろんこれは後から振り返っているだけで、2012年の時点でこうなると分かっていた人はいません。私が学びたいのは倍率ではなく、「配当を増やし続けられる会社を持っていると時間が味方になる」という形のほうです。
これから100万円分を買ったら|10年・20年・30年の配当試算
先に書いた前提(432株・初年度105円・年7%増配・再投資なし・税引き前)で計算しました。
| 経過年数 | 累計受取配当(概算) | その時点の1株配当 |
|---|---|---|
| 10年後 | 約62万円 | 約193円 |
| 20年後 | 約184万円 | 約380円 |
| 30年後 | 約424万円 | 約747円 |
30年後の累計配当は約424万円。元本100万円の約4.2倍を、配当だけで受け取る計算です。
ここに「株価が配当の伸びについていって30年で2倍(4,600円)になっていたら」という仮定を足すと、株式の評価額は約200万円。配当424万円と合わせて約624万円、元本の約6.2倍という数字になります。株価の部分はあくまで仮定の置き方ひとつで変わるので、私は配当の424万円のほうを軸に見ています。
元本100万円・追加投資なしで、なぜここまで増える計算になるのか
この試算で私が面白いと思ったのは、途中で一度も入金していないという点です。
- 投じたのは最初の100万円だけ
- その後は一度も追加していない
- それでも配当の累計が元本を超え、評価額も増えていく計算になる
効いているのは増配です。同じ432株のままでも、1株あたりの配当が105円から747円に増えれば、受け取る額は勝手に7倍になります。私が長く持つと決めているのは、この増配を受け取り続けたいからでした。
私がオカムラをどう受け止めているか
私はジャックスも持っていますが、この2社は性格が違うと受け止めています。ジャックスは利回りが高い一方で、増配を続けてきた期間はまだ短い。オカムラには14年分の増配の実績があります。
同じ「高配当」という言葉でも、いま利回りが高い会社と、配当を増やし続けてきた会社は別のものだと私は考えています。30年という時間を前提に置くとき、私が信じたいのは後者でした。
とはいえ、オフィス家具の会社ですから、企業の設備投資が止まれば利益は減ります。増配が止まった時点でこの試算は成り立たなくなる。そこは毎回の決算で自分の目で確かめる、と決めています。
まとめ
- オカムラは2026年9月時点で株価2,312円・予想配当105円・予想利回り4.54%、配当性向は43.9%
- 配当は2012年の10円から2026年の104円へ、14年で約10.4倍(年平均約18%)
- 利回り4.54%・年7%増配・再投資なし・税引き前という前提で100万円分を30年持つと、累計配当は約424万円の計算
- 前提が変われば結果も変わります。増配が止まればこの数字は崩れます
- 私は、増配の実績がある会社を割安なときに買って長く持つ、というやり方を選びました
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この試算は「100万円分=432株」で書きましたが、私が実際に買い始めたときは1株からでした。30年持つつもりの会社なら、まず1株だけ買って決算を追ってみる、という入り方ができたのは、どちらの口座も単元未満株に対応していたからです。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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