YouTubeチャンネルはこちら

元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

▶ YouTubeで動画を見る

配当性向とは|100%超えでも安心な会社の見分け方と伊藤忠の累進配当

スポンサーリンク
1億円への道
Screenshot
この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク

※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

こんにちは、バフェットかおるです。

配当性向という言葉を、私は会社を選ぶときの入口にしています。先に結論を書きます。

配当性向は「30〜40%くらいなら無理していない」が私の目安です。ただし100%を超えていても、貯金(利益剰余金)が分厚い会社なら私は心配しません。逆に、貯金がないのに100%を超えている会社は、配当が止まる日が近いと受け止めています。

この記事では、配当性向の意味から、私が保有している伊藤忠商事の数字、そして配当性向100%超えでも余裕がある会社の見分け方までを書いていきます。数字は2026年2月時点で、私の保有状況の紹介です。

※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年2月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

スポンサーリンク

配当性向とは:稼いだ利益の何割を配っているか

会社が1年で稼いだ利益を、一人の働き手の「手取り給料」だと考えるとわかりやすいと思います。

  • 利益=1年かけて稼いだ手取り
  • 配当金=そこから株主に渡す分
  • 配当性向=手取りの何%を株主に渡しているか

たとえば利益が100万円で配当が30万円なら、配当性向は30%です。残りの70万円は、会社の貯金に回したり、新しい事業や設備に使ったりします。

私が「無理していない」と感じるのは、だいたい30%から40%のあたりです。それを超えてくると、自分の食べる分を削ってでも配っている状態に近づいていきます。

配当性向30%の会社に私が惹かれる理由

  • 30%を配りながら、残りの70%で稼ぐ力を育てられる
  • 来年の利益が増えれば、配当も自然に増えていく
  • だから「配当性向は低いのに、配当額は毎年増えている」という形になる

私はこの形の会社を、いちばん長く持ちやすいと感じています。

配当性向100%超えが危ないとき

利益を全部、あるいは利益以上に配っている会社もあります。これが危ないのは、貯金を取り崩して配っている場合です。いずれ貯金が尽きて、配当がぴたりと止まります。

ただし、同じ100%超えでも、貯金がない会社と、貯金が何十年分もある会社では、持っている側の安心感がまったく違います。ここを見分けるのが、この記事のいちばん大事なところだと思っています。

貯金がある会社と、ない会社の違い

私が決算資料で見ているのは、配当性向だけではありません。次の3つを一緒に見ます。

見る項目 貯金がない会社 貯金が分厚い会社
配当性向 100%(無理して背伸び) 100%以上でも余裕
自己資本比率 低い(借入に頼っている) 80%前後(ほぼ自前の資金)
流動比率 100%以下(自転車操業) 400%(当面の支払いの4倍の現金)
不景気のとき すぐ減配・無配になりやすい 貯金から配当を続けられる

自己資本比率は、会社の資産のうちどれだけが自前のお金かという割合です。流動比率は、すぐに払わなければいけないお金に対して、すぐ使える現金がどれだけあるかという割合です。利益剰余金は、これまで稼いで社内に残してきた貯金です。

この3つがそろっていると、利益が一時的に減っても配当は止まりません。給料で配っているのではなく、資産で配っている状態になるからです。

配当性向100%超えでも私が心配しない2社

IDEC(6652)

IDECの配当性向は、2025年3月期で1株利益60.4円に対して配当130円と、一時的に100%を大きく超えています。数字だけ見ると無理をしているように見えますが、中身は違いました。

  • 自己資本比率 約61.7%:50%を超えていれば十分に厚いと言われる中、6割以上が自前の資金
  • 流動比率:一般的な安全目安(100〜150%)を大きく超える現金を持っている
  • 利益剰余金 約388億円:その年の純利益17.7億円に対して、20倍以上の貯金
  • 年間の配当支払総額 約40.8億円(130円 × 約3,137万株)
  • 貯金だけで配当を続けられる年数 約9.5年

明日から1円も稼げなくなっても、今の配当を10年近く払い続けられる計算です。その間に新しい事業を育て直す時間は十分にあると私は考えました。

ニホンフラッシュ(7820)

  • 自己資本比率 70.7%:借入がほとんどない
  • 流動比率 約264%:当面の支払いの2.6倍以上の現金
  • 利益剰余金 約212.4億円
  • 年間の配当支払総額 約9.0億円(36円 × 約2,506万株)
  • 貯金だけで配当を続けられる年数 約23.5年

20年以上分の配当を貯金で払える計算です。

2社を並べてみる

項目 IDEC(6652) ニホンフラッシュ(7820)
自己資本比率 61.7% 70.7%
流動比率 高い水準を維持 264%
利益剰余金 約388億円 約212億円
予想配当(1株) 130円 36円

この2社は、無理して配っているのではなく、貯金が十分にあるから、あえて多く配っているのだと私は受け止めました。「今年の利益が少ないから心配」と他の人が離れていく場面で、決算資料を自分で見ていれば落ち着いていられます。これが私の言う「握力」です。

ネットキャッシュという見方

貯金の厚さを一つの数字にするとき、私は「ネットキャッシュ」を見ます。

  • ネットキャッシュ = (現金 + 有価証券) - 負債

これが大きくプラスの会社は、今の仕事がゼロになっても、貯金だけで10年から20年は今の配当を続けられる水準にあります。

私が見ているキャッシュリッチな会社

以下は私の関心の紹介で、買うことをおすすめするものではありません。

大和工業(5444)

貯金が会社の値段(時価総額)に近い水準まで積み上がっていた時期が長く続いた、キャッシュリッチの代名詞のような会社です。無借金で、他社の株式などの投資有価証券も多く持っています。本業の鉄鋼が少し不調でも、配当を出す余地があるという安心感があります。

竹本容器(4248)

時価総額は約109億円で、それに対して長年積み上げた利益剰余金が分厚いのが特徴です。化粧品や食品のボトルを作る「金型」を数万個持っていて、取引先が他社に乗り換えにくい構造になっています。私はここを、いわゆるスイッチングコストの強みだと見ています。

ショーボンドホールディングス(1414)

自己資本比率が80%を超えています。橋やトンネルの補修という、景気に左右されにくい仕事で、10年以上増配を続けてきました。

あいホールディングス(3076)

利益剰余金が約828億円。防犯カメラやカードリーダーの分野で強く、キャッシュリッチな会社として注目されています。

暴落のとき、貯金のある会社が立ち上がれる理由

私が過去の暴落を調べていて納得したのは、次の2点でした。

  • 解散価値が底になる:今日で商売をやめて貯金を分けたら、今の株価より多く戻ってくる。そんな水準(PBR1倍割れなど)まで下がると、世界中の投資家が買いに来ます
  • 配当が続く安心感:他の会社が無配になる中で、貯金のある会社は配当を続けます。その安心感で株価が戻りやすくなります

市場全体がパニックになれば、貯金のある会社も一時的に売られます。ただ、ある水準でぴたりと止まる。「株価は下がっているのに貯金は減っていない」と気づいた人が買い戻すからだと私は見ています。

伊藤忠商事の数字を見てみる

私が保有している伊藤忠商事の数字を、同じ見方で並べてみます。

項目 伊藤忠の状態 私の受け止め方
配当性向 20〜30%台で安定 無理のない範囲。残りを稼ぐ力に回している
自己資本比率 約39%(38.9%) 商社で30%を超えていれば十分に厚い
利益剰余金 約6兆円 嵐が来ても配当を続けられる厚み
ROE(稼ぐ力) 15%以上 10%超で優良と言われる中、かなり高い
配当方針 累進配当 減配しない、利益が増えれば増やすという約束

累進配当とは「配当を減らしません。利益が増えたらもっと増やします」という株主への約束です。伊藤忠が資源だけでなく、食品(日本アクセス)や衣料、コンビニといった、不景気でもお金が使われる分野で稼いでいるから続けられているのだと私は理解しています。実際にコロナ禍でも、多くの会社が減配する中で維持と増配を続けました。

私の保有状況:取得単価670円で500株

私が伊藤忠を買ったのは、まだ株価が安かった頃でした。私の保有状況の紹介です。

項目 私の数字
取得単価 670円
保有株数 500株(投資元本 335,000円)
現在の株価 2,215円
予想配当(2026年3月期) 1株42円
年間の配当 21,000円
取得単価に対する利回り 6.26%(42円 ÷ 670円)

今の株価2,215円で買う方の利回りは1.9%程度です。同じ会社でも、いつ買ったかで受け取る利回りが変わる。これが私が「安いときに買う」ことにこだわる理由です。

配当が増えていったら、どうなるか

伊藤忠の配当は、2010年には1株3円でした。それが今は40円を超えています。15年で13倍以上です。

この増配のペース(過去15年で年18%程度)が続いたと仮定して、私の500株で受け取る配当を並べてみました。あくまで過去の実績をもとにした試算で、将来を約束するものではありません。

時点 1株配当(試算) 500株の年間配当
現在 42円 21,000円
5年後 約95円 47,500円
10年後 約217円 108,500円
20年後 約1,130円 565,000円

20年後には、1年分の配当だけで投資元本の33.5万円を上回る計算になります。

累計の配当が元本33.5万円を超えるのは、この前提だと約9年後です。そこから先に受け取る配当と、持っている株そのものの価値は、元本を回収したうえでのものになります。

5年後に利回り10%という言い方について

1株配当が67円になれば、670円で買った私の利回りは10%になります。100円になれば15%を超えます。ただこれは増配が続いた場合の話で、減配すればそうなりません。私は「そうなったら嬉しい」という程度に受け止めています。

伊藤忠が過去の暴落をどう乗り越えたか

危機 最大の下落率 回復までの期間 そのときの動き
ITバブル崩壊(2000年) — 時間がかかった まだ資源に頼る構成で、立ち直りに時間を要した
リーマン・ショック(2008年) 約60% 約4〜5年 1,400円台から500円台まで売られた。「商社はもうだめだ」と言われる中、非資源(ファミリーマートなど)を強化して復活
コロナ・ショック(2020年) 約25% 約半年 2,700円近辺から2,000円前後まで急落。その直後にウォーレン・バフェットが日本の商社株の買いを表明した

暴落を乗り越えるたびに強くなってきた会社だと、私は30年のチャートを見て思いました。

インフレのとき、商社の会社に何が起きるか

私がリンゴで考えるようにしている話です。

  1. 商社は、世界からリンゴ(資源や食べ物)を買ってきて売るのが仕事です
  2. インフレでリンゴの値段が100円から200円に上がります
  3. 100円で売っていたときより、200円で売るときのほうが、会社に入る金額は大きくなります
  4. 1万円札の価値は下がっても、リンゴそのものや、それを運ぶ船、売る権利の価値は下がりません

株というのは、会社が持っているものと稼ぐ力を小分けにしたものです。だからお金の価値が下がる局面では、会社の持つものの価値や値上げで増えた利益に合わせて、株の値段も付いてくると私は理解しています。

安いときに買えているというのは、将来100円になるリンゴの木を30円で買ったようなものです。木が育って毎年リンゴ(配当)を届けてくれるので、目先の株価を見て慌てないでいられます。

暴落のときに私が思い出す3つのこと

  1. 配当は画面の数字ではなく現金:株価は画面上の数字ですが、配当は口座に入る現金です。入ってくる現金が変わらないなら、株価の下落は期間限定の安売りだと受け止めます
  2. インフレは味方になりうる:現金の価値が下がる局面では、ものを扱う会社の価値は上がります。持ち続けることが、お金の価値が下がるのを防ぐ側にまわります
  3. ウォーレン・バフェットも持っている:彼は一生持つつもりで日本の商社の会社を買っています。同じ船に乗っているという気持ちで、私は握力を保っています

まとめ

  • 配当性向は、稼いだ利益の何%を株主に配っているかという割合。30〜40%なら無理をしていないと私は見る
  • 100%を超えていても、自己資本比率・流動比率・利益剰余金が厚ければ私は心配しない
  • IDECは貯金だけで約9.5年、ニホンフラッシュは約23.5年、今の配当を払える計算だった
  • 伊藤忠は配当性向20〜30%台、利益剰余金約6兆円、ROE15%以上、累進配当
  • 私の取得単価670円に対する利回りは6.26%。同じ会社でも、いつ買ったかで受け取る利回りが変わる

配当性向が低いのに配当額が増えている会社は、稼ぐ力そのものが伸びている会社だと私は考えています。私が長く持ちたいのは、そういう会社です。

あわせて読みたい関連記事

バフェットかおる厳選ツール・無料配布中



50代から始めても、60代、70代で「あの時始めてよかった」と思える日が来ると、私は思っています。私は、買ったら売らないと決めました。配当金を信じて持ち続ける、というやり方です。

私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru

決算資料の数字を自分で確かめるために【PR】

※ここから先は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。

配当性向や利益剰余金は、証券口座の中から決算資料やIR情報をたどって確かめています。私が使っているのは次の2つで、どちらも1株(単元未満株)から買えるので、気になった会社を少しだけ持って様子を見ることもできます。

・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る

・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る

※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

1億円への道
スポンサーリンク
シェアして下さい。
フォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました