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結論から書きます。私は1株ずつ買うとき、原則として「寄り付き」で注文しています。スプレッドという見えないコストが乗らないからです。ただ、これは私が買う日を急がないやり方をしているからで、同じ買い方が誰にでも合うとは思っていません。コストの中身を知ったうえで、自分で選べる状態にしておくのが大事だと思っています。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。手数料やスプレッドの条件は変更されることがあります。記載の内容は2026年10月時点で私が確認したものですので、注文の前に各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
1株から買えるのに、注文画面で手が止まる理由
「1株から買えます」と聞いて口座を開いて、いざ注文画面を開いたら「リアルタイム」と「寄り付き」という2つのボタンが出てきて止まった。私も最初はそうでした。
どちらを押しても同じ会社の株が1株買えます。違うのは、値段の決まり方と、そこに乗っているコストです。私はここを知らずにしばらくリアルタイムを押し続けていました。数十円の話ですが、何十回も買っていると気になります。
寄り付きとは、朝9時に市場が決めた最初の値段のこと
寄り付きというのは、証券取引所が朝9時に開いた瞬間に、売りたい人と買いたい人の注文が突き合わされて決まる、その日の最初の値段のことです。難しい言葉ですが、中身は「みんなの注文で決まった、朝一番の値段」です。
この値段で買うときは、証券会社が値段に何かを乗せるということがありません。市場で決まった値段そのままで買えます。そのぶん、買い値に含まれる見えないコストはありません。
代わりに、いくらで買えるかは翌朝9時にならないとわかりません。前の晩に注文を出しておいて、朝起きたら約定している、という買い方になります。
スプレッドとは、今すぐ買うために乗っている差額のこと
もう一方の「リアルタイム」は、画面に出ている値段で、その場で買えるやり方です。便利なぶん、市場の値段に少し差額が乗っています。これをスプレッドと呼びます。
楽天証券の単元未満株のリアルタイム取引では、私が確認した時点で、この差額が0.22%と案内されていました。買うときは市場の値段より少し高く、売るときは少し安くなる、という形です。
金額にすると、株価5,000円なら11円前後、5万円なら110円前後です。1回あたりは小さい金額です。隠されているわけではなく、各社の手数料のページに書かれています。ただ、注文画面では「手数料0円」と見えるので、ここが乗っていることに気づきにくいとは思います。
数字は変わることがあります。いまの条件は公式サイトで確かめてください。
私が寄り付きを選んでいる理由と、選ばない日
私は、良い会社を割安なときに買って長く持つ、というやり方をしています。ウォーレン・バフェットのやり方を真似しているつもりです。このやり方だと、今日の午前に買うか明日の朝に買うかで結果が変わることは、ほとんどありません。
だから私は寄り付きを使っています。急がない買い方をしているのに、急ぐための差額を払う理由がないからです。毎月の買い増しは、夜のうちに注文を出しておくだけで済んでいます。
一方で、リアルタイムを使う日もあります。相場が大きく崩れた日に、今日のこの値段で1株だけ押さえておきたいと思うときです。そういうときは差額を払います。朝まで待って、戻ってしまったら買えないからです。
つまり私は、急ぐ理由があるかどうかで分けています。急ぐ理由がない日が、年のほとんどです。
0.22%という数字を、私はどのくらい気にしているか
ここは正直に書きます。私は0.22%を、気にするけれど悩まない数字として扱っています。
月に3万円を1株ずつ買うとして、全部リアルタイムで買えば差額は年に800円弱です。寄り付きにすればそれが要りません。800円は、私にとっては小さくない金額です。
ただ、この800円のために注文を何日も先延ばしにしたことが、以前ありました。そのあいだに買いたかった会社の決算が出て、値段が上がってしまいました。差額よりそちらのほうが大きかったです。
なので私は、どちらにするかを毎回考えないことにしました。寄り付きを既定にして、急ぐ日だけ変える。決めておけば、迷う時間がなくなります。コストを下げるより、迷って止まる日を減らすほうが、私には効きました。
注文を出す前に、私が毎回見ている3つのこと
寄り付きかリアルタイムかより前に、見ているものがあります。
1つ目は、その会社の利益と配当が何年分か並べられるかどうかです。並べられないうちは買いません。わからないものは買わないと決めています。
2つ目は、1社に入れる金額の上限を超えていないかです。買い増しを続けると、知らないうちに1社が膨らみます。
3つ目は、同じ月に同じセクターばかり買っていないかです。銀行をまとめて3社買ってしまった月があって、それ以来、注文を出す前に口座の一覧を一度見るようにしました。
注文方法は最後です。順番を逆にすると、コストの話で時間を使って、会社を見る時間がなくなります。
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注文画面の作りや、スプレッドの案内の書き方は会社ごとに違います。私は2社の画面を並べて見比べられるようにしています。私が使っているのは次の2つです。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
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・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
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