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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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48歳から積立投資4年で1億円|へそくり2000万円をS&P500に入れた全記録と、全額解約した理由

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へそくり2000万円をS&P500に入れた4年間の記録 1億円への道
この記事は約11分で読めます。
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※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。

結論からお伝えします。30年間JALの国際線客室乗務員として貯めたへそくり2,000万円に、生命保険の解約返戻金と退職金、病気のときに受け取ったお金を足して、S&P500に投資しました。投資に回したお金は全部で約3,640万円。2018年に始めたこのインデックス投資は、2022年に1億円を超えました。

そしてその年、私はがんの告知を受け、その日のうちにこの1億円のインデックス投資を全額解約しました。

約3,640万円が1億円に。ただし正直に申し上げると、これは私の腕がすごかったわけではありません。S&P500そのものの成長と、円安という2つの追い風のおかげです。しかも、これは税引き前の金額でした。

この記事では、48歳・働けない体・余命宣告という状況から何をどう買ったのか、いつ・いくら入れたのか、なぜ増えたのか、なぜ全額解約したのか、そしてこれから始める50代60代に気をつけてほしいことまで、数字を全部公開します。

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なぜ48歳で投資を始めたのか

きっかけは、夫との関係が悪化して離婚を本気で考えるようになったことでした。当時の私は、くも膜下出血の後遺症で働けない体でした。離婚したら一人で生きていけない。老後のお金は大丈夫なのか。とても不安だったんです。

「こんなんじゃだめだ、自分一人の力で生きていけるようにならなくては」。そう思ったのが2018年でした。その年に証券口座を開いてインデックス投資を始め、翌2019年4月からは毎月の積立額を大きく増やしました。

そのとき私は48歳。投資を始めるには遅いと言われる年齢です。普通なら積み上げてきた資産を切り崩していい年齢だと知りました。でも、人生100年時代。これから先50年あるかもしれない。そう気持ちを切り替えました。

積立を始めてすぐ、コロナが流行しました。世間では「株式投資は終わった」「安全資産の金を持とう」「米国株オワコン」と言われている時期でした。でも私は、ジェレミー・シーゲル氏の本を読んでいました。株価は暴落と回復を繰り返しながら、長い年月をかけて右肩上がりになる。下がったら買い増していく。その基本を知っていたので、積立を続けられました。

何を買ったのか|eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1本

買ったのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1本です。銘柄を選んだわけでも、売買のタイミングを当てたわけでもありません。

なぜ全世界株式ではなくS&P500だったのか。理由は当時48歳の私に時間がなかったからです。若くて投資期間が20年30年ある方には、働く力と時間という最大の武器があります。でも私は遅く始めた分、年平均リターンの高いほうを選びました。加えて、ドル建て資産を持つことで通貨を分散できるという狙いもありました。結果的に、この円安局面では大きなメリットになっています。

これは私の選択であって、S&P500をおすすめするものではありません。ご自身で調べて判断してくださいね。

いつ、いくら入れたのか|投資約3,640万円の内訳を全公開

ここが今日の本題です。私は「早く、まとめて」入れました。結果的にこれが、すべてを決めました。

① 2019年4月〜2020年2月|毎月の積立

  • 旧NISA積立枠:毎月33,333円(年40万円の満額)
  • 特定口座:毎月30万円
  • 合計:毎月333,333円

11か月で約367万円です。

② 2020年3月|コロナショックの底で一括投資800万円

へそくりから800万円。S&P500が34%下落した、まさにその底でした。

なぜ一括で入れたか。山崎元さんが「一括投資のほうが最終的にリターンが高い場合が多い」と本に書いていたからです。正直、手が震えました。世界中が「もう終わりだ」と言っているときに、800万円をボタン一つで入れる。眠れませんでした。でも、ここがすべての分かれ目でした。

③ 2020年3月ごろ|コロナ禍の底値で、生命保険の解約返戻金900万円

コロナショックで株価が大きく下がっていた時期に、夫と私の生命保険を解約し、その解約返戻金(夫600万円、私300万円)を投入しました。今から思えば、信じられないくらい安く買えていました。

④ 2020年3月|コロナの底値で退職金500万円

JALの退職金500万円も、コロナショックの底値のタイミングで投入しました。狙ったわけではなく、ちょうど手元にお金があっただけです。

⑤ 2020年4月〜2022年3月|積立を継続

毎月の積立額を20万円に落として継続。約480万円です。

⑥ 2022年|へそくりの残り353万円

353万円を投入。これでへそくり2,000万円は使い切りました。

⑦ 病気になってからの追加資金 約240万円

体が動かなくなってからも、少しずつ足しました。

  • 傷病手当金の余剰分:月17万円のうち、生活費10万円を引いた月7万円
  • 失業給付の余剰分:傷病手当金が終わったあと、月13万円のうち月3万円
  • パート収入:週20時間未満、時給1,170円。月2万円

合計で約240万円です。

※傷病手当金は「働けない状態」、失業給付は「働ける状態」が条件なので、同時には受け取れません。私は傷病手当金が終わってから切り替えました。詳しくは年金事務所やハローワークでご確認ください。

総投資額は約3,640万円

資金の出どころ 金額
へそくり(30年間のCA生活で貯めたお金) 2,000万円
生命保険の解約返戻金(2020年・夫と私の分) 900万円
退職金 500万円
傷病手当金・失業給付・パート代 約240万円
合計 約3,640万円

この約3,640万円が、2022年には1億円を超えました。

なぜ約2.7倍になったのか|2つの追い風

追い風その1|S&P500そのものの成長

私が買ったのは主に2019年から2020年。S&P500は3,000ポイント前後で、コロナショックの底では2,200ポイント台まで下がっていました。それが2022年の年明けには4,800ポイント近くまで上がり、史上最高値を更新しました。

追い風その2|円安

もう一つが為替です。私の平均の買付レートは約108円。2022年は円安が一気に進み、10月には一時1ドル150円を超えました。150 ÷ 108 = 約1.4倍。

つまり、S&P500が1ミリも上がっていなかったとしても、円安になっただけで資産が約1.4倍になっていたということです。

2つが重なった結果

S&P500の成長と円安、この2つが重なって、約3,640万円は2022年に1億円を超えました。これが1億円の正体です。(買った時期ごとに価格が違うことや、分配金の再投資分もあるため、単純な掛け算とは一致しません)

私の投資がすごかったわけじゃありません。貯金として置いていたお金を、市場というリスクにさらしただけ。そこに、たまたま円安という追い風が吹いた。それだけなんです。

1億円を超えた日と、全額解約した日

1億円を超えたのは2022年でした。2018年に始めて、4年です。

証券口座の画面を開いて9桁の数字が並んでいるのを見たとき、正直、実感がありませんでした。嬉しいというより、怖かったんです。「これ、明日には半分になるかもしれない」。そう思いました。

そしてその年、私はがんの告知を受けました。「余命5年です」。その日の帰り道、私はこの1億円のインデックス投資を全額解約しました。S&P500は、10年、15年と持ち続けることが前提の投資です。増えたところに、私はもういないかもしれない——そう考えたからです。

解約して現金に換え、そこから私は日本の高配当株への投資に切り替えました。この日のことは、余命5年と言われた私が1億円のインデックスを全額解約した理由に詳しく書いています。

正直に言います|為替は両方向に動きます

ここは絶対に言っておかなければいけません。私は円安に助けられましたが、円高になれば、まったく逆のことが起きます。

たとえば1ドル150円が120円に戻れば、それだけで資産は2割減ります。1億円なら8,000万円になるということです。だから私は「円安のおかげで儲かった」部分を、自分の実力だとは1ミリも思っていません。運です。

そして、1億円という数字は税金を引く前の金額でした。特定口座で増えた分には売却時に約20%の税金がかかります。NISA分は非課税ですが、全部が手取りになるわけではありません。私も全額解約したときに、多額の税金を払いました。画面の数字がそのまま使えるお金になるわけではない、ということも正直にお伝えしておきます。

S&P500の実績データ|暴落と回復の記録

年次リターン(ドルベース)は次のとおりです。

  • 2019年:+31.5%
  • 2020年:+18.4%(※3月に一時34%下落しましたが、年間ではプラスで着地)
  • 2021年:+28.7%
  • 2022年:−18.1%
  • 2023年:+26.3%
  • 2024年:+25.0%

過去の大暴落も見ておきましょう。

暴落 下落率 回復までの期間
コロナショック -34% 同じ年のうちに回復
リーマンショック -57% 約5年
ITバブル崩壊 -49% 約7年

株式市場が暴落すれば元本割れもします。でも、インデックス投資の基本は長期投資です。私自身は「15年後、20年後にどうなっているか」で考えるようにしていました。含み損の時期があっても、それだけで落ち込まずに済んだのは、この考え方があったからです。

夫への気づき

資産が増えていく過程で、私はあることに気づきました。夫の扶養に入っていなかったとはいえ、家の電気ガス水道代も、子どもの教育費も、実は夫に依存していたということです。

これだけ順調に投資に回せて、冷暖房の効いた部屋で安心して生きていられるのは、夫のおかげだったんです。それがわかってから、私の心はすうっと落ち着いていきました。

最悪の夫婦関係と、絶望の病気。この2つの危機があったからこそ、今の私があります。もし夫と仲が良くて病気にもならず、平穏な毎日を送っていたら、きっと投資なんて始めていなかったでしょう。

そして今、私が高配当株をやっている理由

「1億円まで増えたインデックスを、なぜ手放して高配当株にしたの?」と思われた方もいると思います。きっかけは余命宣告でしたが、理由はそれだけではありません。インデックスは増やすためのもの、高配当株は使うためのものだからです。

1億円あっても、それを毎月生活費として取り崩すのは精神的にすごくしんどいんです。相場が下がっているときに売るのは、本当につらい。でも配当なら、株を1株も売らずに毎年お金が入ってきます。

種銭は労働、成長は企業、老後は配当。私はこの順番で来ました。48歳から50代前半までは「増やすフェーズ」、そこから先は「受け取るフェーズ」。だから今は日本の高配当株を分散して持っています。2026年のイランショックで相場が荒れたときも、追加資金の1,000万円は一度に入れず、分割して高配当株に投資しました。どちらが正しいという話ではなく、年齢と目的で使い分けているということです。

退職金世代の方へ|これだけは気をつけて

これから退職金が入ってくる世代の方に、どうしても伝えたいことがあります。投資詐欺のターゲットになります。

自分の大切な資産を人に任せたり、何に投資しているかわからないのにリターンだけを強調してくる商品には、本当に気をつけてください。私は、対面の銀行や対面の証券会社、無料のFPさんには相談しませんでした。今は情報がいくらでも手に入る時代です。自分の生きる力で精査して、老後の安心を手に入れてください。

よくある質問

50代・60代から積立投資を始めても遅くないですか?

私自身が48歳スタートです。人生100年時代なら、60歳でも20年、30年という時間があります。ただし私のように短期間で約2.7倍になったのは円安という追い風があったからで、再現性があるとは思わないでください。期間が短いほど、暴落に当たったときに戻す時間が足りなくなるという点は必ず意識してください。

一括投資と積立投資、どちらがいいですか?

私は「早く、まとめて」入れました。ただ、それは相場の底と重なったからうまくいっただけで、逆に高値で全額入れれば数年間は含み損を抱えます。眠れなくなる金額を一度に入れないこと。これが私の実感です。

S&P500と全世界株式、どちらを選べばいいですか?

私は残り時間が短かったのでS&P500を選びました。1本で世界中に分散したい方、米国一極集中が不安な方は全世界株式が選択肢になります。どちらも低コストなインデックスファンドがあり、正解はご自身の目的と期間次第です。

1億円は全部使えるお金でしたか?

いいえ。特定口座の利益には売却時に約20%の税金がかかるため、税引き後の手取りはこれより少なくなります。私も全額解約したときに、多額の税金を払いました。また円高になれば評価額も下がります。

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※本記事は筆者個人の体験談であり、特定の金融商品の推奨や投資助言ではありません。筆者は投資助言業の登録を受けていません。記載の金額・指数・為替レートは執筆時点のもので、将来の運用成果を保証するものではありません。株式・投資信託は元本割れの可能性があり、為替は円高・円安いずれの方向にも動きます。税制や社会保険給付の取り扱いは制度改正により変わる場合がありますので、最新の情報は金融機関・年金事務所・ハローワーク等の公式情報でご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。なお本記事にはアフィリエイト(PR)リンクが含まれる場合があります。

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1億円への道
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