※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
かつて世界を変えたと言われたテック企業が、いくつも入れ替わってきました。私がその歴史を読み直して残ったのは、「自分がしくみを説明できない会社は買わない」という一行だけでした。この記事は、消えていった会社の名前を並べながら、私がその基準にたどり着いた道筋を書いたものです。
当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の会社や金融商品の売買を勧めるものではありません。本文の内容は2026年10月時点で私が確かめられた範囲のものです。企業の沿革や業績は各社の公表資料で変わりますので、最終的な判断はご自身でお願いいたします。
消えていった会社のことを、なぜ私が調べたのか
いま名前をよく聞く会社だけを見ていると、その会社が最初からそこにいたような気がしてきます。でも少し前の資料を開くと、同じ分野で先に走っていた別の会社の名前が出てきます。私はそれを知って、少し怖くなりました。いま大きい会社がこのまま大きいとは限らない、ということが、名前の並びだけで分かってしまうからです。
私はウォーレン・バフェットのやり方を真似しています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で読む、わからないものは買わない。この三つめが、昔の会社の歴史を読んでいていちばん効いてきました。以下に挙げる会社は、どれも技術では先を走っていた会社です。それでも持ち続けられたかというと、私には自信がありません。
Palm ― 手のひらのコンピュータを先に出した会社
1990年代、手帳の代わりに予定や連絡先を持ち歩く小さな端末がありました。画面をペンでつついて操作する、いまのスマートフォンの先祖のような製品です。Palm という会社がその分野を引っ張っていました。会社は2010年にヒューレット・パッカードに買収され、ブランドとしては表に出てこなくなりました。
元の記事では、この会社に百万円を入れていたらいくら残ったか、という数字を並べていました。私はそれを全部外しました。株価の下落率も残った金額も、私が一次資料で確かめられなかったからです。確かめられないものを根拠のように見せてしまうのが、いちばんまずいと思いました。
BlackBerry ― キーボード付きの端末で支持された会社
小さな物理キーボードが付いた端末で、仕事のメールを打つ人たちに広く使われた会社です。画面を指で触って操作する端末が主流になったあと、2022年に自社ブランドのスマートフォン事業からは手を引いています。会社そのものはソフトウェアやセキュリティの分野に軸を移して残っています。
誰が使っていたか、どれだけの支持があったかという話も元の記事にはありましたが、私が裏を取れなかったので落としました。
Sun Microsystems ― Java を生んだ会社
プログラミング言語の Java や、サーバー向けの OS を作っていた会社です。2010年にオラクルに買収されて、会社としての名前は残りませんでした。ただ Java という言語は、いまもあちこちで動いています。会社が消えても技術は残る、という例として私はここを面白いと思いました。
Compaq と DEC ― PC とミニコンの名門
Compaq は IBM 互換の PC を作っていた会社で、2002年にヒューレット・パッカードと合併しました。DEC(Digital Equipment Corporation)はミニコンピュータの VAX シリーズで知られた会社で、1998年に Compaq に買収され、その後ヒューレット・パッカードに引き継がれています。
元の記事には「世界シェア1位」「世界第2位のコンピュータ企業」といった順位が書いてありました。どの年の、どの調査会社の、どの区分での順位なのかが分からなかったので、順位もシェアも削りました。それと、どちらの会社についても「対応が遅れた」という評価が書かれていましたが、私が中にいたわけではありませんから、断定の形はやめています。
Yahoo! 米国と MySpace ― 入口を押さえていた会社
Yahoo! の米国事業は、検索やメールやニュースをまとめた入口として広く使われていました。2017年にベライゾンに事業が買収され、その後も何度か持ち主が変わっています。MySpace は大規模な交流サイトとして先に広まったサービスで、いまは音楽寄りのかたちで名前が残っています。
この二社についても、ピークからの下落率として書かれていた数字を落としました。数字の末尾に意味のわからない一文字が混ざっていて、どこから持ってきた数字なのかも追えなかったからです。
技術は残り、会社は入れ替わる
ここまで並べて私が思ったのは、技術と会社は別のものだということです。手のひらで持ち歩く端末という考え方は残りました。Java も残りました。暗号化してメールを扱うという考え方も残りました。けれど、その考え方を最初に形にした会社は、いまの名前の並びには出てきません。
私は「企業に投資する」という言い方をするようにしています。良い技術に投資するのではなく、その技術でお金を稼ぎ続ける会社に投資する、という意味です。この二つを混ぜると、技術が正しかったのに会社が育たなかった、という結果になりかねません。
私が決めたのは「わからないものは買わない」こと
では、どの会社が残るのか。私には分かりません。分からないので、分からないものは買わないことにしました。自分の言葉で、その会社が誰から、何に対して、いくら受け取っているのかを説明できないなら、買わない。これだけです。地味ですが、この一行があるおかげで、話題になっている会社の名前を聞いても、手が止まるようになりました。
昔の会社のことを確かめるときに私が開いているのは、次のようなところです。日本の会社なら金融庁の EDINET で有価証券報告書を探し、「主要な経営指標等の推移」を見ます。米国の会社なら SEC の EDGAR で年次報告書を探します。会社の沿革や合併の経緯は、各社の IR ページにある沿革のページが出発点になります。もう上場していない会社については、買収した側の会社の年次報告書に記述が残っていることがあります。私はこの順番で辿るようにしていて、辿れなかったものは記事に書かないことにしました。
この記事で直したところ
この記事はもともと、会社ごとに「もしこの会社の未来にかけて100万円を投資していたら」という見出しを付けて、株価の下落率と残存価値と損失額を並べる形になっていました。どの時点からどの時点までの数字なのかが書かれておらず、私も一次資料で確かめられなかったので、七社分すべて削りました。あわせて「世界シェア1位」「世界第2位のコンピュータ企業」といった順位とシェア、特定の立場の人が使っていたという話も、裏が取れないので外しています。各社が市場の変化に「対応できなかった」「失敗した」という評価も、私が中を見て確かめたことではないため、断定の形をやめました。
本文の最後に付いていた、外部の対話型AIサービスや作曲サービスへの誘導リンクは、この記事の内容と関係がないので削除しました。特定のネット証券を名指しして断定的に勧めていた一文という一文も、特定の会社を断定して勧める形なので削りました。本文が丸ごと太字で囲まれていた箇所と、編集ツールの残りかす(レイアウト用のクラス指定)も普通の段落に組み直しています。私自身の経歴に関する脱線も、記事の主題から外れるので落としました。
Palm や BlackBerry のような会社を自分の目で見分けるために、米国株の取扱銘柄一覧を開いてみる【PR】
※このセクションには広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。当ブログ経由でお申し込みいただいても、あなたの費用が増えることはありません。
先に走っていた会社が入れ替わっていく話を読むと、名前で選ぶのが怖くなります。私はまず、自分の口座でどの国のどの会社まで買えるのかという一覧を開いて、そこから一社ずつ沿革と決算を読むようにしました。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
・SBI証券|単元未満株「S株」に対応。日本株も投資信託も1つの口座でまとめられます。
▶ SBI証券の公式サイトを見る
・楽天証券のNISA|NISA口座のページです。取扱商品や手数料、ポイントの条件を、ほかの会社と見比べたいときに。
▶ 楽天証券のNISAページを見る
※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
私はYouTubeもやっています。毎日夜9時からライブ配信をしていますので、よろしければ遊びに来てください。チャンネル登録はこちらから → https://www.youtube.com/@buffettkaoru
無料でお配りしているもの
高配当株で資産づくりを始めるなら、この4つが近道です。
- 【完全無料公開】高配当株・銘柄選びチェックリスト ― 会社選びの基準を1枚に整理しました。
- 【無料配布】高配当株ポートフォリオ管理シート ― 保有株と配当金を「見える化」して、続けられるようにするシートです。
- 【無料】高配当株 配当管理シート(CSV対応) ― SBI証券のCSVを読み込んで、配当金をまとめられるシートです。
- 私の保有している会社の一覧 ― 私が実際に持っている会社と、取得単価・評価損益を公開しています。
それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


コメント