※本記事にはプロモーション(PR)が含まれます。
先に結論を書きます。2026年2月9日の日経平均株価は56,363円94銭で引けました。前営業日比で2,110円26銭、約3.9%の上昇です。取引時間中には一時57,337円07銭まで上がりました。前の週末に行われた衆議院総選挙で自民党が単独316議席を取ったことを受けた動きです。
ただ、同じ月の統計を並べてみると、実質賃金は11か月続けてマイナスでした。株価の数字と暮らしの数字が噛み合っていない月だった、というのが私の受け止めです。私はこういう月こそ、動かす金額を小さくして、配当を出し続けてくれる会社を1株ずつ買い足すやり方に戻すことにしました。ウォーレン・バフェットのやり方を真似しているつもりで、相場の勢いではなく会社の中身を見て決める、という一点だけは崩さないようにしています。
※私は金融商品取引法上の投資助言・代理業の登録を受けていません。この記事は私自身の考えと記録で、特定の会社や商品の売買を勧めるものではありません。本文の数字はすべて2026年2月時点のものです。最終的な判断はご自身でお願いします。
この記事のもとにしたもの
この記事は、YouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」(両学長)の第267回「株式投資に役立つ1月の投資トピック総まとめ」を見たあとで、自分でも気になった数字を調べ直して書いた感想と記録です。動画の内容そのものではなく、私がどう受け取ったかを書いています。元の解説をちゃんと知りたい方は、記事末尾の出典から本家をご覧ください。
日経平均は1月のあいだも最高値を更新し続けた
1月30日時点の年初来騰落率は、日経平均株価が53,323円で+2.87%、TOPIXが3,566ポイントで+2.55%、グロース250連動ETFが555円で+3.87%、一方でREIT連動ETFは2,152円で-1.40%でした。株は強く、不動産は弱い、という分かれ方です。
1月14日には日経平均が5万4,341円まで上がって最高値を更新しています。そして2月8日の総選挙を挟んだ2月9日、終値は56,363円94銭。日経平均の公式記録では、この日の上げ幅は歴代5位にあたる大きさでした。
ここで一つ訂正しておきます。この記事をはじめに書いたとき、私は「2月9日に史上初めて5万7,000円台に乗った」と書いていました。正確には、5万7,000円台をつけたのは取引時間中の一時的な高値(57,337円07銭)で、終値は5万6,000円台です。数字を自分で確かめ直したので直しました。
株価は強いのに、暮らしの指標は弱いまま
株価だけ見ていると分からないので、実体経済の指標も並べておきます。
- 月例経済報告:政府は「景気は緩やかに回復している」という判断を5か月連続で維持
- 景気動向指数:一致指数はこの2〜3年ほぼ横ばいで、拡大しているとは言いにくい。先行指数は半年ほど上向き
- 景気ウォッチャー調査:現状判断は50を下回り、物価高で小売が振るわない。先行き判断は50超え
- 消費者物価指数:コアCPIは前年同月比+2.4%で、上昇幅はやや落ち着き
- 実質賃金:2025年11月時点で前年同月比-2.8%、11か月連続のマイナス(厚生労働省・毎月勤労統計)
- 雇用:完全失業率2.6%、有効求人倍率1.19倍で、雇用そのものは安定
不況の予兆が出ているわけではありませんが、賃金が物価に追いついていないことだけは11か月続いています。私はここを一番重く見ました。相場が上がっても手取りが増えていないなら、生活費の口座と投資の口座は分けたままにしておこう、と考えて、生活費の半年分は現金で置いたままにしています。
衆議院の解散・総選挙と、2月9日の急騰
高市首相が1月23日に衆議院を解散し、2月8日に投開票が行われました。結果は、465議席のうち自民党が単独で316議席。連立を組む日本維新の会とあわせて352議席という大勝でした。立憲民主党と公明党が合流した新党(中道)は、公示前から大きく議席を減らしています。
市場は「責任ある積極財政」が続くと受け取り、週明けの2月9日に買いが集まりました。ここで私が自分に言い聞かせたのは、選挙の結果で会社の中身が一日で変わるわけではない、ということです。上げ幅が歴代5位でも、私が持っている会社の売上や配当方針が一日で良くなったわけではありません。だから買い増しの金額は変えませんでした。
日銀は0.75%で据え置き、為替は157円前後
日銀は1月22日・23日の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%のまま据え置きました(賛成8・反対1)。前年12月の引き上げの影響を見極める、という判断です。金利は上向きの流れにあるので、変動金利で住宅ローンを組んでいる方は返済額の試算を一度やっておくと安心だと思います。私は固定にしてあるので、ここは様子を見ています。
為替は、米国当局がレートチェックをしたという報道で一時1ドル152円台まで円高に振れ、2月9日時点では157円前後に戻っていました。介入をめぐる思惑で振れやすい状態が続いています。円高に振れるたびに積立をやめたくなるのですが、私はそこは触らないことにしています。
海外:S&P500が初めて7,000ポイントを超えた
米国のS&P500は1月28日に史上初めて7,000ポイントを超えました。ただ1月の騰落率で見ると、米国(S&P500 +1.37%)よりも、日本(日経平均 +5.93%)やイギリス(FTSE100 +2.74%)、カナダ(S&P/TSX +0.66%)との差が目立ちます。韓国やトルコ、中南米の国の指数は20%前後上がっていて、米国一本に寄せていた資金が外に広がりはじめたように見えました。
米国の中でも、時価総額の大きい会社中心のS&P500が+1.4%程度に対して、中小型株を含むラッセル2000は+5.31%でした。巨大IT企業以外にも買いが届いた月だった、ということだと思います。
もとの記事には世界の指数を15位まで並べた一覧表を貼っていましたが、順位の表そのものは私が確認した出どころが曖昧だったので外しました。かわりに、自分で確かめられた数字だけを上に残しています。
海外のニュースでは、米国がベネズエラのマドゥロ大統領の身柄を拘束して米国内で起訴したこと、トランプ大統領がグリーンランド取得の意思を示して欧州と対立したことが大きく扱われました。地政学の話題が出ると株を売りたくなりますが、私は会社の決算が変わらないなら動かさない、と決めています。
ゴールドは1月29日の高値から数日で1割を超えて下がった
1月30日、トランプ大統領が次期FRB議長にケビン・ウォーシュ氏を指名しました。金融緩和に消極的と見られている人です。金利が下がりにくくなるなら、利息のつかない金の魅力は相対的に下がる、という連想で金が売られました。
国内の店頭価格でいうと、1月29日の1グラム32,248円という高値から、2月2日には26,057円まで下がっています。4日間で13.9%の下落です(田中貴金属の小売価格)。もとの記事には「1日で10%以上下落」「シルバーは35%下落」と書いていましたが、この日割りの数字は出どころを確かめられなかったので外しました。
私は金を資産の一部に少しだけ置いています。金額を決めて、それ以上は増やさない。値動きが速い資産で売買のタイミングを当てにいくと、私は必ず負けるので、最初からやらないことにしています。
米国の高配当株ETFは、利回りが過去平均より下がっている
2月9日時点で、VYMの分配金利回りは約2.29%(過去平均はおおむね3%前後)、HDVは約2.88%(同3.5%前後)、SPYDは約4.19%(同4%以上)でした。価格が上がったぶん、受け取れる利回りは下がっています。
積立で毎月買っている分はそのまま続けますが、まとまった金額を一度に入れるのは、私は見送りました。これは私の口座の話で、どなたかに勧めているわけではありません。恐怖・強欲指数が「強欲」寄りだったのもあって、現金を少し厚めにしておこう、と考えただけです。
「伝統的ポートフォリオは死んだ」と言われた、そのあと
2022年、金利の上昇で債券の価格が下がり、株式60%・債券40%という昔からの組み合わせが大きくマイナスになりました。あのとき「伝統的ポートフォリオは死んだ」という言い方がよく聞かれました。
もとにした動画では、その後の年間リターンが2023年+18.0%、2024年+15.5%、2025年+13.6%と紹介されていました。私はこの3つの数字を一次資料まで追いきれていないので、動画で挙げられていた数字として置いておきます。株式100%のほうがリターンは高かったはずですが、値動きを抑えるという債券の役割は果たしている、という話でした。
私がここから持ち帰ったのは、「◯◯は終わった」という強い言葉が出てきた時期こそ、持っているものを手放さないほうが結果が良かった、ということです。長く残っているやり方には、残っている理由があるのだと思います。
1月を振り返って、私が決めたこと
- 積立の金額と日付は変えない。選挙やFRB人事で止めない
- 高配当株は、利回りが自分の基準まで戻るまで新規のまとめ買いをしない
- 金は金額を決めて、それ以上は足さない
- 生活費の半年分は現金のまま、投資の口座と混ぜない
なお、以前のこの記事には「今年度中に日経平均が6万8,000円になり、2050年までに30万円になると信じています」と書いていました。根拠を示せない相場の予想を数字で言い切るのは私のやり方ではないので、削りました。見通しを当てることではなく、良い会社を割安なときに買って持ち続けることで結果を出したいと思っています。
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出典・参照元:
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YouTubeチャンネル:リベラルアーツ大学
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公式サイト:リベラルアーツ大学公式ブログ
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上げ幅が歴代5位になるような日に、まとまった金額を一度に入れてしまうのが私は一番怖いです。だから私は、1株(単元未満株)から買える口座を使って、金額を小さく刻んで買うようにしています。私が実際に使っているのは次の2つです。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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