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先に結論です。私は50代になってから企業への投資を始めましたが、始める前の数年間、何もしないまま迷っていました。そのとき自分を動かしたのは「やらないと損をする」という脅しではなく、狩りに出た人は獲物が取れなくても地形と天候を覚えて帰ってくる、という単純なたとえでした。私にとっての投資も、うまくいかなかった年に決算の読み方だけは手元に残りました。この記事は、動けなかった私が何を考えて一歩目を踏んだかという、自分の話です。
※本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。筆者は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、個別の銘柄や特定の証券会社の利用を推奨するものではありません。記事中の内容は2026年10月時点の私の考えであり、投資には損失の可能性があります。最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
狩りに出るかどうか、という話に自分を置いてみた
石器時代の狩りは、危険を承知で出かけるか、動かずにいるかの選択だったと言われます。猛獣に襲われるかもしれないし、一日歩いて何も取れないこともある。それでも出かけた人だけが、獲物の居場所と季節の読み方を覚えて帰ってきた。
私がこのたとえを思い出したのは、お金のことで眠れない夜が続いていた時期でした。物質的に飢えているわけではないのに、老後の生活費の計算を何度もやり直して、結論だけが出ない。危険が目に見えないぶん、動く理由も見つからなかったのだと思います。
私が何もしないまま過ごした数年のこと
その数年、私は本を読み、動画を見て、口座の開設画面まで行って閉じるということを繰り返していました。勉強しているつもりでしたが、振り返ると、決められない状態を勉強という言葉でごまかしていました。
何も買わなかった期間、確かに損はしていません。かわりに、自分の判断が当たるのか外れるのかという情報も、ひとつも手に入りませんでした。私にとっていちばん痛かったのはそこでした。お金が減らないかわりに、経験も増えなかったのです。
最初の一歩は、1株だけだった
結局、私が踏み出した一歩目は、よく知っている会社を1株だけ買うことでした。金額としては、外食を一回やめた程度です。それでも、買ったあとに決算短信を開く動機が生まれたのは、持っていたからでした。
持っていない会社の資料は、どうしても他人事として読んでしまいます。1株でも自分のお金が入っていると、売上がなぜ増えたのか、配当の原資はどこから来ているのかを、自分の問題として追いかけられました。私にとってはこの変化が、何冊の本よりも効きました。
勇気だけでは買わない、と決めている
ここは誤解したくないところです。行動が大事だと思ってはいますが、それは「勇気を出してどんどん買う」ことではありません。私はウォーレン・バフェットのやり方を真似していて、良い会社を割安なときに買って長く持つ、決算は自分で読む、わからないものは買わない、という三つを守るようにしています。
とくに最後のひとつは、行動しないことを正しく選ぶための線引きだと考えています。仕組みが説明できない商品を前にして何もしないのは、迷っているのではなく、決めているということです。動かないこと自体が悪いのではなく、決めていないまま時間が過ぎるのがつらかった、というのが私の実感でした。
情報を選ぶ力のほうが、先に必要だった
いまは情報が多すぎて、それ自体が疲れる原因になっていると感じます。私の場合は、見る情報の種類を減らすことで楽になりました。会社のことは有価証券報告書と決算短信、制度のことは官公庁のページ、この二つを先に開く。誰かの予想や目標株価は、後から読むか読まないかにしました。
この順番にしてから、焦って動く回数が減りました。狩りの道具にたとえるなら、新しい槍を増やすより、自分が使い慣れた道具を決めたほうが当たるようになった、という感じです。
この記事から外したもの
書き直したときに、記事の後ろについていた古い宣伝の断片を外しました。どの証券会社が最適かを断定する文と、記事の主題と関係のないサービスの紹介が、崩れた表示のまま残っていたものです。どこが一番かは私には判定できませんし、断定する書き方は私のやりたいことではないので、まとめて削除しました。
あわせて、行動しないことが最大のリスクだと言い切っていた箇所も柔らげました。人によって事情が違うのに、言い切る根拠を私は持っていません。かわりに、自分が何を考えてどう決めたかだけを残しました。
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私が口座の画面まで行って閉じるのを繰り返していた理由のひとつは、最初から何十万円も必要だと思い込んでいたことでした。1株から買えると知ってから、ようやく手が動きました。
私が実際に使っているのは次の2つです。どちらも1株(単元未満株)から買えるので、いきなり大きな金額を動かす必要はありません。
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※手数料・キャンペーンの内容や条件は変更されることがあります。必ず各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておらず、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座開設および投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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