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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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イラン情勢で金が下がる理由|1980年の金暴落と実質金利、私が高配当株をどう見たか

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イラン情勢が緊迫した局面で、株だけでなく金(ゴールド)まで下がりました。有事に強いはずの金が売られる。私はこれを「金の価値が下がった」のではなく「みんなが現金を欲しがった」結果だと受け止めました。似たことは1980年にも起きていて、そのとき金が本当の強気相場に戻るまでには20年近くかかりました。私はこの歴史を、相場を当てるためではなく、自分の買い方を決めるために読みました。

当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。本文中の数字は2026年3月時点のもので、相場の先行きを予想するものではありません。会社名が出てきますが、私の見方の紹介であり推奨ではありません。

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有事なのに金が下がった。私はこう受け止めました

地政学リスクが高まると、ふつうは金が買われます。今回はその金まで売られました。私が読んだ市場のレポートでは、理由として次のような点が挙げられていました。

  • 原油が急騰するおそれがあり、それが落ち着くまで株の底は見えないという警戒。
  • 投資家が現金の確保を最優先にしたため、金や債券まで売られる「投げ売り」の段階にあるという見方。
  • ホルムズ海峡が閉じるリスクが消えない限り、供給網の混乱が続くという懸念。

どれも「底はここ」と言い切る話ではありませんでした。私が受け取ったのは、値段が動いた理由は後から説明できても、底は事前にはわからないということです。だから私は、底を当てて一度に買うのではなく、下がった日に少しずつ買い足す形を崩さないことにしました。

ドバイで金が売られた三つの事情

金の売りが特に目立ったのが中東のドバイだと報じられていました。「世界の金の4分の1が流通する」と紹介されることがありますが、この割合の出どころは私には確かめられませんでした。売られた事情として挙げられていたのは三つです。

  1. 物流が止まる不安からの在庫処分。戦争で荷物が動かなくなることを恐れた業者が、在庫を国際価格より安く手放す動きが出たと報じられていました。
  2. 追証(マージンコール)の支払い。株などで出た損失を埋めるために、換金しやすい金が真っ先に売られます。
  3. 動かせない現物より、逃がせる現金へ。現地の人が金塊を売って米ドルに替え、海外の口座へ送る動きがあったとされています。

三つとも「金が嫌われた」話ではなく「現金が必要だった」話です。私はここが一番大事な区別だと思いました。

1980年、金に何が起きていたか

よく「1980年のイラン・イラク戦争で、開戦当日に金が天井を打った」という形で語られます。ただ、私が調べた範囲では、金の史上最高値はその年の1月の約850ドル(1オンス)で、3月にはすでに約480ドルまで落ちていました。9月の開戦時に一時的に戻った場面はありましたが、1月の高値を超えてはいません。

つまり「開戦が天井だった」というより、天井は開戦の8か月前に来ていて、戦争はその下げ相場の途中で起きたというのが実際の順番でした。元の記事では「開戦当日をピークに約18%下落」と「1月に850ドル、3月に480ドル」という数字が並んでいて矛盾していたので、ここは整理しました。

そのうえで、有事なのに金が下げ続けた理由として挙げられていたのは次の三つです。

  1. 不透明感が消えたこと。「始まるかもしれない」という不安がいちばんの買い材料で、実際に始まって戦況が見えると利益確定の売りが出ます。
  2. とても高い金利。当時の米国はインフレを抑えるために政策金利を20%近くまで上げました(ボルカー・ショック)。利息の付くドルと、利息を生まない金を比べれば、お金はドルへ向かいます。
  3. 現金の確保。他の資産の損失を埋めるために、換金しやすい金が売られました。

金が戻るのに20年近くかかった理由

1980年の下げから金が本当の強気相場に戻るまで、20年近くかかりました。戻るために必要だったとされる条件は三つです。

  • 実質金利(金利からインフレ率を引いた数字)がマイナスになること。これが一番大きな条件です。金は利息を生まないので、現金や債券に実質で負けている間は選ばれません。
  • 強いドルの時代が終わること。プラザ合意のようにドルの向きが変わる出来事が必要でした。
  • 中央銀行が売り手から買い手に変わること。各国の中央銀行が金を売っていた時代が終わり、買う側に回ったことが転換点になりました。

私はここを読んで、金の値段そのものより「実質金利がプラスかマイナスか」を見るようになりました。利息の付く資産が強い間は、金は我慢の時間が長くなるという理解です。

「4月に底」「年内に6万8000円」という話をどう扱ったか

この時期、市場では「騰落レシオの計算上、4月上旬の月曜に底を打つ」「日経平均は年内に6万8000円まで戻る」といった見通しも紹介されていました。SQ週の買い戻しが入りやすいという説明もついていました。

ただ、私にはこれらの出どころを十分に確かめられませんでしたし、日付と値段をピンポイントで当てる話は、外れたときに自分の買い方が崩れます。だから私は予定として受け取らず、「そう見ている人もいる」という程度に置いておきました。当たっても外れても、私のやることは変わらないようにしておきたいからです。

有事のあと、株価は戻ってきたのか

過去の有事を並べると「直後は下げても1年後には戻っている例が多い」という言い方をよく見かけます。元の記事には30例の一覧表が載っていましたが、数値の裏を一つずつ取れなかったので、この記事では表そのものを外しました。

そのうえで私が覚えている例外は1973年から1974年です。第4次中東戦争と石油ショックのあと、米国の株価は1年たっても戻らず、長い下げ相場になりました。有事が長引いたからではなく、インフレと金利が高いままだったからです。有事が一時的なショックで済むかどうかは、戦況よりお金の値段(金利)で決まる。私はそう理解して、ニュースより実質金利の方を見ていました。

売られたお金はどこへ行くのか

金や株が売られたあと、その現金はどこかに置かれます。挙げられていた行き先は四つでした。

  • 利息の付く米ドル預金やMMF。
  • 追証の支払い、つまり借入の返済。
  • 下がったところを買うために待たせておく資金。
  • 地域のリスクを避けるための外貨送金。

二番目と三番目は方向が逆です。返済に回る現金は相場に戻ってきませんが、待機している現金は戻ってきます。どちらが多いのかは私には測れません。ただ、三番目の「待たせておく現金」を自分でも持っておくことはできます。私が有事にやっているのは、結局それだけです。

有事に私が見ていたのは、財務の良い会社だった

相場が荒れると、私は値動きの派手な会社ではなく、借金が重くなくて配当を続けられそうな会社を見に行きます。このとき見ていたのは次のような分野です。

  • 総合商社:資源と供給網の川上にいる会社です。三菱商事は減配しない累進配当を掲げ、三井物産は資源の比率が高いぶん原油やガスの値段が利益に直結します。
  • メガバンク:金利が高いままだと貸出の利ざやが広がります。三菱UFJフィナンシャル・グループは当時連続増配を予定していて、三井住友フィナンシャルグループは配当性向を40%に引き上げる方針を出していました(いずれも2026年3月時点の発表)。
  • 損害保険:物の値段が上がれば保険料も上がり、運用の利息収入も増えます。東京海上ホールディングスは海外の利益が半分近くを占め、政策保有株の売却も進めていました。
  • リース:契約で収入が決まっているので景気の波を受けにくく、長く増配を続けてきた会社があります。
  • 防衛・素材:迎撃技術やレアアース関連で日本製鋼所、三菱重工業、信越化学工業などの名前が挙がっていました。ただ、ここは期待で動きやすく、私はまだ自分で決算を読み切れていません。

これは私がどこを見ていたかの紹介で、買うことをすすめるものではありません。数字は2026年3月時点の発表に基づくもので、方針は変わります。どの会社も、私は決算を自分で読んでから、1株ずつ買い足すかどうかを決めています。良い会社を割安なときに買って長く持つ、わからないものは買わない。ウォーレン・バフェットのやり方のうち、私が真似できるのはこのくらいです。

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50代から始めても、60代、70代で「あの時始めてよかった」と思える日が来ると、私は思っています。私は、買ったら売らないと決めました。配当金を信じて持ち続ける、というやり方です。

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相場が荒れている時期は、動かす金額を小さくしておくだけで気持ちが落ち着きます。私は1株ずつ買い足す形にして、現金を少し残しています。私が使っているのはこの2つです。どちらも1株から買えます。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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