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元JAL客室乗務員バフェットかおるが、50代からでも始められる高配当株投資をわかりやすく解説しています。

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高配当株の分散は何で揃える?配当額・投資額・株数・時価、4つの物差しと私の選び方

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「配当金で揃えるのがよく分からない」というご質問をいただきました。保有株数、配当額、投資した金額、いまの時価。何を基準に「均等」とするかで、同じ分散という言葉でも中身がまったく変わります。結論から書くと、どれかが正解ということはなく、自分が何のために投資しているのかで物差しが決まるというのが私の答えです。私自身は、毎月の生活を安定させたいので配当額で揃えています。

当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けておりません。本文中の数字は2026年3月時点のもので、計算例はわかりやすさのために単純化しています。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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4つの物差しを並べてみる

まず、よく使われる4つの揃え方を並べます。

揃え方 向いている目的 弱いところ
保有株数(100株ずつ) 株主優待を効率よく受け取る 株価差で金額が偏る。1株500円と5,000円を100株ずつ持つと資産の9割が後者になる
配当額(各社から年1万円ずつ) 毎月の生活を安定させる 利回りの低い成長企業を入れにくい
簿価(各社10万円ずつ投資) 資産を効率よく増やす 買ったあとの偏りは直らない
時価(各社が資産の5%になるよう調整) 偏りを常に戻す 手間がかかる。売買が増える

どれも「正しい」方法です。違うのは、何を一番大切にしているかだけでした。

インデックスの世界にも同じ対立がある

この物差しの違いは、個人の工夫というより、すでに指数の作り方そのものになっています。

  • NYダウ:株価の高い会社の影響を強く受ける仕組み(株価平均型)です。保有株数で揃える考え方に近い形です。
  • S&P500やTOPIX:時価総額の大きい会社をたくさん持つ仕組みです。大きい会社ほど多く持つのが市場の答えという立場です。
  • 等金額ウェイト(イコールウェイト):米国のRSPというETFは、500社を常に同じ金額ずつ持つように調整します。巨大IT企業だけでなく、中堅企業の成長も取り込もうという作りです。

プロの世界でも揃え方が分かれているのだから、個人が迷うのは当たり前だと私は思いました。

私が配当額で揃えている理由

私が高配当株を買い始めた頃は、ウォーレン・バフェットのやり方と、こびと株さんのブログをお手本にして、ただ真似をしていました。なぜ投資した金額ではなく、もらえる配当の額を揃えるのか。理由が自分の言葉になったのは、しばらく経ってからでした。

いまの私の言い方だと、特定の一社に自分の生活費を握らせないためです。数字で見るとはっきりします。

利回り10%の会社Aと、利回り2%の会社Bに、100万円ずつ投資したとします。年間の配当はAが10万円、Bが2万円。合計12万円のうち、約83%がAからの入金です。投資した金額は半分ずつなのに、入ってくるお金はAに握られている状態です。もしAが無配になったら、その月から生活が変わってしまいます。

これを「各社から年1万円ずつ」に揃えて30社持っていれば、1社が無配になってもへこむのは全体の3.3%です。1社の失敗が致命傷にならない。配当額で揃える良さは、増やす力ではなく、減り幅を自分で決められることだと私は考えています。

利回りだけで選ぶと何が起きるか

私が気をつけているのは、利回りの高さだけで並べてしまうことです。たとえば配当の内訳が、海運から20万円、銀行から5万円、商社から5万円の合計30万円だったとします。

金額だけ見れば年30万円ですが、景気の波が大きい業種に入金の3分の2を預けている形です。実際にコロナ禍のころは、海運や航空で無配になった会社がありました。そうなると30万円は一気に10万円まで減ります。もし10万円ずつに揃えていれば、同じことが起きても20万円は残ります。

配当の額を揃えるのは、業種の偏りを自分で見つけるための作業でもある、というのが私の実感です。

配当額で揃えることの弱点

いいことばかりではありません。配当額で揃えようとすると、利回りの低い会社を入れにくくなります。

配当を出さずに利益を事業に回して伸びていく会社があります。そういう会社から「年1万円の配当」を受け取ろうとすると、投資額が膨らむか、そもそも入れられません。結果として、高利回りだけど伸びない会社に寄っていくことがあります。大きく育つ会社を取りこぼすという弱点は、はっきりあります。

投資額で揃える人の理屈も筋が通っている

一方、投資した金額で揃える考え方にも理屈があります。

  • 100万円を10社に10万円ずつ分ければ、1社が倒産しても失うのは資産の10%で済みます。配当ではなく資産の側で分散する形です。
  • 金額で管理していると、値上がりしすぎた分を売って下がっている会社を買う、という調整(リバランス)を機械的にできます。
  • 配当を出さずに伸びる会社も同じ金額で持てるので、時代の波に乗れる余地が残ります。

「配当という目先の現金」より「必要なときに現金化できる資産の塊」を優先する、という考え方です。これはこれで一貫していて、私はどちらが正しいとも思いません。

物差しは目的で決まる、という私の結論

整理すると、こうなります。

  • 資産の額を大きくしたいなら、簿価か時価で揃えるのが素直です。
  • 毎月の生活を安定させたいなら、配当額で揃えるのが素直です。
  • 優待を楽しみたいなら、保有株数で揃えるのが素直です。

私は50代で、会社からの給料に代わる入金を自分で作りたいと思って投資しています。だから配当額で揃えています。もし20代で資産を大きくすることが目的なら、たぶん別の物差しを選んでいたと思います。

物差しは道具です。どれを選んだかより、選んだ理由を自分の言葉で言えるかどうかが大事だと私は考えています。理由が言えれば、相場が荒れた日に人の意見でぐらつかなくなります。私は配当額で揃えると決めたので、一社の利回りが高く見えた日も、入金の偏りだけを見て判断するようにしています。

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50代から始めても、60代、70代で「あの時始めてよかった」と思える日が来ると、私は思っています。私は、買ったら売らないと決めました。配当金を信じて持ち続ける、というやり方です。

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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

⚠️ 【投資免責事項】
当ブログで紹介している投資情報はあくまでも参考情報であり、特定の銘柄・投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴います。投資はご自身の判断と責任のもとで行ってください。

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