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結論から書きます。みずほ銀行が2026年2月2日に出したレポートを読んで、私は「円安は日本にとってプラス」という言い方を、自分の家計の話としてはそのまま受け取らないことにしました。輸入にかかるお金は増える一方なので、私の生活費が下がる理由にはならないからです。投資のほうは、何も変えませんでした。
※この記事は、公表されているレポートの内容の紹介と、それを読んだ私(バフェットかおる)の受け止め方の記録です。特定の政党や政治家を支持したり批判したりする意図はありません。私は金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていないため、個別の会社や商品をおすすめすることはできません。数字と出来事は2026年2月時点のものです。
2026年2月2日に出たレポート
みずほ銀行が「みずほマーケット・トピック」として、「高市演説を受けて~危うい現状認識~」という題のレポートを公表しました。衆議院選挙の期間中に、現職の首相の経済に関する発言へ、銀行のエコノミストが正面から異を唱えた形になり、かなり話題になりました。
レポートはみずほ銀行のサイトで公開されています。私も原文を読みました。以下は、その中で私の家計に関係しそうだと思った部分だけを書いています。
問題にされたのは「円安はプラス」という見方
レポートが取り上げたのは、円安は関税の緩衝材になり、外国為替資金特別会計(外為特会)の含み益も増えるのでプラスだ、という趣旨の発言でした。これを「危うい現状認識」としています。
外為特会の含み益が増えることは、私の家計には一円も入ってきません。いっぽうで、輸入される食品や燃料の値段は上がります。私が感じていたのはそこだったので、この指摘は腑に落ちました。
円安は「安売りされている」状態だという見方
レポートの立場は、円安は日本の製品やサービス、そして働く人の時間が、外貨に対して安く評価されている状態だ、というものです。だから「お買い得でよかった」と喜ぶ話ではない、と。
かつては輸出した会社がドルを売って円に替える動きがあったので、円を買う力が働いていました。いまは輸入の支払いなどで円を売る側が勝っているため、円安が止まりにくい、という説明もありました。これは私にも理解できる話でした。
「デジタル赤字」という言葉
もう一つ覚えておきたかったのが、デジタル分野の赤字です。クラウドや検索広告、動画や音楽の配信、スマートフォンのアプリなど、海外のサービスに毎月払っているお金が、国全体で見ると大きな額の外貨の流出になっているという話です。
景気が良くても悪くても払い続けるものなので、円安が進むほど支払額が増えます。私の家計でも、サブスクリプションの明細を見ると、たしかに海外の会社への支払いが並んでいました。
「年間6.8兆円」という数字は確かめられませんでした
以前の見出しには「年間6.8兆円」という数字を入れていましたが、どの年のどの統計の数字なのかを、私のほうでたどれませんでした。年間6兆円を超える規模だという報道は複数ありますが、年によって額が変わるので、断定した数字を見出しに置くのはやめました。
正確な数字は、総務省の情報通信白書や財務省の国際収支統計で確認できます。気になる方はそちらをご覧ください。
SNSとAIで「心地よい話」が広がりやすい、という指摘
レポートと、その前後の発信で触れられていたのが、SNSやAIによって、聞いていて気持ちのいい単純な話が広がりやすくなっているという点でした。「円安は絶対にプラスだ」「借金はいくらしても平気だ」といった言い方です。
私も投資の情報をSNSで見ていますが、同じ意見ばかりが並ぶようになっているのは自分でも感じます。自分に都合のいい話ばかり見えていないか、ときどき疑うくらいしか対策がありません。
あわせて言うと、私自身がこのブログの下書きにAIを使っていて、その出力をそのまま貼ってしまった記事がたくさんありました。この記事もその一つです。人のことを言う前に、自分の記事を直すところからだと思っています。
銘柄の一覧はすべて削除しました
以前の記事には、「デジタル赤字を逆手に取る会社」「インバウンドを裏方で受ける意外な中小型株」として、会社名と証券コードを並べた表が入っていました。「堀がある」「投資家目線の魅力」といった評価つきの一覧です。
これは個別の会社を推奨する形になってしまうため、表ごと削除しました。私は投資助言・代理業の登録を受けていないので、どの会社が有望だという話はできません。「安く拾い続けることが最強の武器になる」といった断定も削っています。
読んだあとに、私が家計でやったこと
投資のほうは何も変えませんでした。為替の見通しで売買すると、私はたいてい逆のことをしてしまうからです。代わりに、家計の側で三つだけやりました。
- 海外のサービスへの毎月の支払いを紙に書き出して、使っていないものを止めた
- 食品と光熱費が上がっても耐えられるか、年金が始まったあとの収支で計算し直した
- 生活防衛費を、投資とは別の口座に分けたままにしておくと決めた
円安が止まるかどうかは私には分かりません。分からないものについては、当たっても外れても困らない形にしておくしかないと思っています。
いま私が決めていること
為替の見通しでは動かない。企業に投資する判断は、その会社の決算でする。生活のほうは、円安が続いても成り立つ形にしておく。私はこの三つにしました。ウォーレン・バフェットのやり方を真似していると書いているのは、こういう「分からないものには手を出さない」という部分です。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。

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