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先に結論を書きます。2026年5月17日(16日付の新聞も含みます)の日経新聞を通して見えたのは、「金利のある世界」と「AI革命」が同時に進んでいるということでした。上場企業の純利益は57.6兆円で6年連続の最高益、5大銀行グループも過去最高益、キオクシアは純利益48倍。一方で紙おむつが値上げされ、米30年国債の利回りは5.1%台まで上がっています。
私はこの流れを見て、現金だけで持っている部分を少しずつ、世界から必要とされる会社に移していこうと考えました。ここでは15本のニュースを影響の大きい順に並べて、それぞれ私がどう受け止めたかを書きます。数字はすべて2026年5月時点のものです。
※本記事は私個人の考えと調べたことの紹介であり、特定の銘柄・商品の購入を推奨するものではありません。当ブログは金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録を受けていません。数字は2026年5月時点のもので変わります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
- この日の全体像:AI・半導体・金利・インフレ・地政学
- 第1位 上場企業が6年連続で最高益、純利益57.6兆円
- 第2位 米30年国債利回りが5.1%台、2007年以来の高水準
- 第3位 5大銀行が最高益、金利ゼロの30年が終わった
- 第4位 キオクシアの純利益が48倍、AI時代は「記憶する半導体」が稼ぐ
- 第5位 TSMC熊本が量産後はじめての黒字
- 第6位 仮想通貨の投信をSBI・楽天が販売へ
- 第7位 バークシャーがアマゾン株を売却し、アルファベットを買い増し
- 第8位 スペースXが史上最大級のIPOへ
- 第9位 米中首脳会談、台湾問題は残ったまま
- 第10位 リクルートHDが最高益、AIを使う会社が勝つ
- 第11位 紙おむつの値上げ、インフレは生活費に届いている
- 第12位 ヤマハ発動機の純利益が35%増、東南アジアの成長
- 第13位 マレーシアのGDPが5.4%増、日本のGDPも上方修正
- 第14位 日本精工と台湾デルタ電子がロボット分野で協力
- 第15位 ツムラが中国料理店と高級スープを開発
- 半導体の会社は値動きが激しい
- 私が長く見ていきたい5つの分野
- まとめ:金利のある世界とAI革命が同時に来ている
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- 金利のある世界で銀行株を1株から見ておくために【PR】
この日の全体像:AI・半導体・金利・インフレ・地政学
15本を並べて見えてきた流れは、AI、半導体、金利、インフレ、地政学リスクの5つでした。老後のお金を守るには、日本の株価だけを見ていれば足りる時代ではなくなったのだと感じます。世界のお金がどこへ向かっているかを知っておきたい、というのがこの日の私の受け止め方です。
第1位 上場企業が6年連続で最高益、純利益57.6兆円
上場企業の純利益が57.6兆円、6年連続の最高益という大きなニュースでした。中身を見ると、AI、半導体、銀行、電力、防衛に利益が集まっています。なんとなく景気が良いという話ではなく、世界の産業の構造が変わってきている証拠だと私は受け止めました。
特に目についたのは銀行です。日銀が利上げをすると、貸出金利は上がり、預金金利は少しだけ上がる。この差が広がるので銀行の稼ぎが増えます。三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGが強いのはそこに理由があります。私も金融の会社を複数持っているので、この構造は自分の配当に直結します。これは私の保有状況の紹介で、買いを勧めるものではありません。
50代の私にとっては、現金だけで持つのではなく、強い会社を持っておく意味を考える時期だと思いました。
第2位 米30年国債利回りが5.1%台、2007年以来の高水準
米30年国債の利回りが5.1%台まで上がりました。2007年以来の高水準です。アメリカの財政赤字や国債の増発、インフレへの不安が強まっているということだと思います。世界でいちばん安全と言われてきた米国債にすら、本当に安全なのかという目が向き始めています。
金利が上がると、株や不動産は揺れます。借金の多い会社も苦しくなります。一方で、銀行や保険、手元に現金を持っている会社には追い風です。最近になって銀行の株が強いのは、ここにつながっています。
金利上昇はインフレの時代とほぼ同じ意味で、現金の価値がじわじわ減っていきます。だから資産の多い人ほど、銀行、商社、高配当の会社、インフラ、AI関連へお金を移しているのだと思います。
第3位 5大銀行が最高益、金利ゼロの30年が終わった
三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなど大手銀行が好調でした。理由は日銀の利上げで貸出金利が上がり、利息収入が増えたからです。30年続いた金利ゼロの世界が終わり、銀行の稼ぐ力が戻ってきています。
ただし記事には、中東リスクに備えて貸し倒れの費用を積むという話もありました。銀行は儲かる一方で、世界の不安も警戒しているということです。ここは私も見落としたくないところでした。安心しすぎないようにしたいと思います。
第4位 キオクシアの純利益が48倍、AI時代は「記憶する半導体」が稼ぐ
キオクシアの利益が大きく伸びました。理由はAI向けのメモリーです。AIは膨大なデータを記憶するので、半導体、メモリー、データセンターが必要になります。
つまり今の世界は、AIを作る会社よりも、AIを支える会社にお金が流れています。AIといえばエヌビディアだと思いがちですが、実際に儲かっているのはキオクシア、TSMC、東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、フジクラといった裏方です。ゴールドラッシュで金を掘る人よりスコップを売る会社が儲かった話と同じだと感じました。
第5位 TSMC熊本が量産後はじめての黒字
TSMCの熊本工場が、量産開始後はじめて黒字になりました。日本で半導体を作ると儲かるということが、数字で証明され始めたということだと思います。
昔の日本の主役は車と家電でした。いまはAIサーバー、半導体、データセンター、電力が世界の中心にあります。半導体は現代の石油だと言われるとおり、AIが増えるほどエヌビディア、TSMC、東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコにお金が流れます。
熊本のTSMCは、ソニーやトヨタ系の会社、そして九州経済まで動かしています。一社の工場が地域全体を豊かにしていく。昔のトヨタの全盛期と似た構図だと感じました。
第6位 仮想通貨の投信をSBI・楽天が販売へ
金融庁が仮想通貨を投資信託に入れられるよう準備を進めており、SBI証券や楽天証券も販売を検討しています。怪しいものから金融商品の一部へ、という歴史的な転換だと思います。世界でお金が刷られすぎたので、円だけ、預金だけでは不安だという気持ちがお金を動かしているのでしょう。
ただし値動きは激しいので、私は自分のお金でやるなら、なくなっても生活に困らない範囲だけにすると決めています。
第7位 バークシャーがアマゾン株を売却し、アルファベットを買い増し
ウォーレン・バフェット率いるバークシャーが、アマゾン、ビザ、マスターカードを売却し、一方でアルファベット(グーグル)を買い増していました。ネット通販や消費、クレジットカードから、AI・データ・検索・クラウド・AI広告へお金が移っている可能性があります。
私が受け取ったのは、有名な会社だから安心ということはない、というメッセージです。時代に合わせて強い会社は変わっていきます。大事なのは10年後も稼ぎ続ける仕組みがあるかどうかで、私はそこを決算で確かめるようにしています。
第8位 スペースXが史上最大級のIPOへ
スペースXが12兆円規模のIPOを計画していると報じられました。しかもマスク氏は強い支配権を維持するとされています。宇宙は衛星通信、軍事、AI、データ通信とつながる巨大なテーマで、昔の道路や鉄道のように次の時代の土台になる可能性があります。
昔は石油、自動車、インターネットが世界を変えました。次は宇宙インフラなのかもしれません。ウォーレン・バフェットも、実は地味なインフラを長く持ってきた人です。私は直接投資はしませんが、宇宙・通信・防衛の流れは見ておきたいと思いました。
第9位 米中首脳会談、台湾問題は残ったまま
米中の会談では、台湾、貿易、安全保障が大きなテーマでした。台湾にはTSMCがあり、もし有事が起きれば世界の半導体の供給に大きな影響が出ます。AI、スマホ、自動車、データセンターはすべて台湾とつながっているので、台湾は世界の半導体工場と言っていい場所です。
米中の対立で、工場が日本、インド、ベトナムへ移る流れも出ています。その恩恵を日本が受けていて、TSMC熊本もその流れの一部です。日本の会社を見るときにも、米中関係は避けて通れないと感じます。
第10位 リクルートHDが最高益、AIを使う会社が勝つ
リクルートは求人サイトIndeedが好調で、最高益の見通しでした。アメリカではAIで採用が減り求人サイトが不況になると言われていましたが、リクルートは逆にAIで仕事探しを簡単にして伸ばしています。
AIは敵ではなく、使い方次第で会社を強くするということだと思います。私が探したいのは、AIに負ける会社ではなくAIを使う側に回れる会社です。これは会社だけでなく、自分自身についても同じかもしれません。
第11位 紙おむつの値上げ、インフレは生活費に届いている
紙おむつや生理用品などが値上げされます。原因は原油由来のナフサ価格の上昇です。中東リスク、原油高、素材高、日用品の値上げが、一本の線でつながっています。
たとえば1000万円を預金しておいても、食品、日用品、医療、介護用品が毎年上がれば、実質的にはお金が減っていきます。これがインフレだと私は理解しています。だから生活費の上昇に負けない資産を作っておきたいのです。
第12位 ヤマハ発動機の純利益が35%増、東南アジアの成長
ヤマハ発動機は東南アジアの二輪車販売が好調で利益が伸びました。ベトナムやインドネシア、タイ、マレーシアで出荷が大きく増え、円安も追い風になりました。
日本は高齢化が進んでいますが、東南アジアは若い人口が多く、バイク、スマホ、銀行、保険、インフラが伸びています。だからヤマハ、トヨタ、ホンダ、三菱商事などは東南アジアへ投資しています。日本の会社の成長が日本国内だけで決まるわけではない、というのがこの記事の要点だと思いました。
第13位 マレーシアのGDPが5.4%増、日本のGDPも上方修正
マレーシアのGDPは5.4%増でした。前期より伸びは鈍りましたが、それでも日本より高い成長です。東南アジアは消費、工場の移転、インフラ投資で中長期の魅力があります。日本の会社がアジアで稼ぐ構造を持っているかどうかは、私が決算を見るときの視点のひとつです。
日本のGDP予測も1.56%増へ上方修正されました。設備投資、AI投資、半導体投資、インバウンドが支えています。いまの株高が、ただのバブルだけではないと言えるのはここです。実際に企業の利益が伸びています。
第14位 日本精工と台湾デルタ電子がロボット分野で協力
日本精工と台湾のデルタ電子がロボット分野で協力します。AIはこれまで頭脳の部分でしたが、次は工場や介護の現場で動くロボットにつながります。ヒューマノイド、自動搬送、工場ロボット、介護ロボットです。
日本は精密機械、モーター、減速機、センサーに強みがあります。地味ですが、ロボット関連は日本の会社が復活する余地のある長期テーマとして見ておきたいと思いました。
第15位 ツムラが中国料理店と高級スープを開発
ツムラは中国料理店と組んで、和漢素材を使った高級スープを開発しました。人参や黒にんにくなど、健康を意識した商品です。高齢化社会では、薬、健康食品、介護、食の安心が大きな市場になります。派手ではありませんが、長く需要が続くテーマだと思います。
半導体の会社は値動きが激しい
この日の新聞には、半導体関連が急落したという記事もありました。AI関連は期待が大きいぶん、少し悪いニュースが出たり利益確定の売りが出るだけで大きく下がります。
上がったところで飛びついて、下がったところで怖くなって売る。私がいちばん避けたいのはこれです。いまの相場は「上がりすぎて、急落して、また戻る」を繰り返しているように見えます。だから私は、決算で稼ぐ力を確かめた会社を、値動きに関係なく淡々と持つようにしています。
私が長く見ていきたい5つの分野
一発逆転を狙うつもりはありません。私が長く見ていきたいのは、世界から必要とされていて、10年後も使われていて、インフレに強い分野です。この日のニュースを並べると、次の5つが残りました。
- 銀行|金利のある世界で利ざやが改善する
- 商社|資源とエネルギー、脱中国の複数のテーマが重なる
- 通信|景気に関係なく使われ続けるインフラ
- 半導体の周辺|AIを支える裏方に利益が集まる
- インフラ・電力|データセンターが増えるほど需要が伸びる
市場は暴落します。それでも世界が成長する限り、お金はまた戻ってきました。だから私は、怖くて何もしないのではなく、世界のお金の流れを知ることを選びました。
まとめ:金利のある世界とAI革命が同時に来ている
この日の新聞を一言でまとめると、「金利のある世界」と「AI革命」が重なって進んでいる、ということでした。
現金だけ、預金だけで持っていると、少しずつ苦しくなります。一方で、強い会社、世界に必要とされる会社、値上げができる会社は、インフレの中でも生き残ってきました。私が会社を選ぶときに見ているのも、10年後も必要とされるか、値上げできる力があるか、配当を続ける力があるか、世界の成長を取り込めるか、の4つです。
市場は暴落します。それでも歴史を見ると、世界を支える会社にはお金が戻ってきました。だから私は、怖がって何もしないのではなく、世界のお金の流れを知っておくことにしました。派手な一発勝負ではなく、世の中の変化を知って静かに準備する。それが私の老後資金の守り方です。
ここに書いた数字と見通しは2026年5月時点のものです。その後の相場や政策は変わっていますので、最新の情報はご自身でご確認ください。
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それでは、またお会いしましょう。バフェットかおるでした。


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