メディアが教えてくれないこと
テレビやネットのニュースを見ていると、「トランプ大統領はめちゃくちゃなことをしている」「世界の経済をこわそうとしている」なんて言われることがあります。
でも、もしかしたら**裏側にはもっと大きな作戦**があるのかもしれない。今日は、そお話をわかりやすく説明します。
石油
石油は、車を動かすガソリンや、電気をつくったり、プラスチックをつくったりするのに使う、すごく大事なもの。世界中の国が「石油がないと国が動かない!」というくらい、なくてはならないもの。
たとえるなら、石油は**世界の「電池」**みたいなもの。電池がなくなったらスマホも動かない? それと同じで、石油がなくなったら国全体が止まっちゃう。
世界の石油はどこからくる?
世界の石油の多くは、**中東。中東には「イラン」「サウジアラビア」「イラク」などの国があり、地面の下に石油がねむっている。
そして、この中東の石油を船で世界中に運ぶときに、必ず通らなきゃいけない海の道が**「ホルムズ海峡」**というせまい海の道。
病院の廊下がたった1本しかないのに、患者全員がそこを通らないと診察に行けない、みたいな感じ。もしだれかがその廊下をふさいだら、みんな診察に行けない
トランプ大統領の「作戦」
JPモルガンという世界的に有名な銀行が「4月半ばまでに世界の石油がなくなるかも」と言ったことがある。これはどういうことかというと、もしトランプ大統領がイランと戦争をしたら、**ホルムズ海峡がふさがれて**、中東から石油が運べなくなるかもしれないということ。
すると、ヨーロッパや中国、日本など、中東の石油に頼っている国は大ピンチになる。
「じゃあ石油はどこから買えばいいの!?」ってなる
ここがポイント。**選択肢は2つしかない。**
1. **ロシアから買う**
2. **アメリカから買う**
でも、ロシアは今いろいろ問題があるから、多くの国は**「アメリカから石油を買うしかない」**という状況になるわけ。
アメリカの「エネルギー大国」作戦
トランプ大統領は、カナダの石油やグリーンランドの資源にも注目している。アメリカのまわりにあるエネルギー資源を全部おさえて、**「石油がほしかったらアメリカから買って」**という状況をつくろうとしている。
これはお店にたとえるとわかりやすい。町に食べ物屋さんが3軒あったとする。でも、2軒がお休みになったら、残りの1軒にみんなが殺到する その1軒がアメリカ。お客さんは値段が高くても買うしかない。
アメリカの借金と各国の関係
実はアメリカは世界中の国からお金を借りている(=国の借金「国債」を買ってもらっている)。その借金を一番たくさん持っているのが、なんと**日本**。次に中国、台湾、韓国、イギリス、フランスなどが続く。
これらの国々は、アメリカに「お金を貸している」立場だけど、同時に**アメリカのエネルギーが必要**という立場でもある。つまり、「お金を貸してるけど、石油も売ってほしい」という複雑な関係
ロシアの例:プーチン大統領がやったこと
実は「エネルギーを武器にする」作戦は、ロシアのプーチン大統領がすでにやっていたこと。ロシアはヨーロッパに天然ガスを売っていて、「言うことを聞かないならガスを止めるよ」と脅した。
また、ロシアは最初イランからドローン(無人飛行機)を買っていたけど、技術を学んで自分たちでつくれるようになり、今では逆にイランに輸出するまでになった。
何が起きているか
トランプ大統領がやっていることを簡単にまとめると
1. **中東の石油ルートを不安定にする**(イランとの対立)
2. **世界の国々が石油を買う先をアメリカにさせる**
3. **アメリカが「エネルギーの王様」になる**
4. **カナダやグリーンランドの資源もおさえる**
一見めちゃくちゃに見えるけど、実は**アメリカを世界一のエネルギー大国にする**という大きな目標があるのかもしれない、という主張。
日本に与える影響
1. 石油の値段が上がる
日本は石油のほとんどを中東から輸入しているよ。もしホルムズ海峡が使えなくなったら、石油が届かなくなるか、ものすごく値段が高くなる。ガソリン代や電気代が上がって、みんなの生活に直接ひびく。もっとひどくなる可能性がある。
2. アメリカから石油を買わなきゃいけなくなる
中東からの石油が来なくなったら、日本は**アメリカの石油や天然ガス(LNG)を買う**しかなくなる。でもアメリカから買うと、船で運ぶ距離が長くなるから、もっとお金がかかる。しかもアメリカが値段を決められる立場になるから、日本は「高くても買うしかない」という弱い立場になる。
3. 日本はアメリカの借金を一番持っている国
日本はアメリカの国債(借金)を世界で一番たくさん持っている。これは逆に言えば、日本はアメリカに対して「お金を返して」と言える立場でもある。でも実際には、アメリカとの関係を悪くしたくないから簡単には言えない。エネルギーでアメリカに頼るようになればなるほど、日本はアメリカに対して「NO」と言いにくくなっていく。
4. 日本の経済全体への影響
石油の値段が上がると、ものをつくるコストが上がる。トヨタの車をつくるにも、コンビニにお弁当を届けるにも、石油が必要。すると**物の値段が全体的に上がる「インフレ」 同じお金で買える物が減ってしまう。
5. 日本が取るべき道
こういう状況だからこそ、日本は**石油に頼りすぎない国づくり**が大切になる。太陽光、風力、原子力など、石油以外のエネルギーを増やしていくことが、日本の未来を守るカギになる。
最後に
世界のニュースは一見むずかしく見えるけど、「だれが何をほしがっていて、だれが何を持っているか」を考えると、パズルみたいにつながってくる
大事なのは、テレビやネットの情報をうのみにしないで、「なんでそうなるんだろう?」と自分の頭で考えること。これができる人は、大人になってもお金や世界のことで困らないかもしれない。
私たち庶民ができること
エネルギーコストの上昇に備えるのが最優先。
石油価格が上がると、ガソリン代・電気代・ガス代はもちろん、食品や日用品の値段も連鎖的に上がります。まず家計の中で「固定費」を見直すこと。電力会社のプラン比較、断熱リフォーム、LED照明への切り替えなど、エネルギー消費そのものを減らす工夫が直接的な防御になります。余裕があれば自宅への太陽光パネル設置も長期的には有効です。
資産の置き場所を分散することも重要です。日本円だけで貯金していると、円安やインフレで実質的な価値が目減りします。「各国がアメリカのエネルギーを買うためにドルが必要になる」という話がありましたが、これはドル高・円安の圧力になります。外貨の資産、金(ゴールド)、株式(特にエネルギー関連やインフレに強い銘柄)など、資産を複数の「かご」に分けておくことがリスクヘッジになります。ただし投資にはリスクがあるので、自分の状況に合った判断が大切です。
「稼ぐ力」を高めることも見落とされがちですが本質的です。
一番のインフレ対策は稼ぐ力です。物価が上がっても、収入がそれ以上に増えれば生活は守れます。副業やスキルアップ、特に海外とやりとりできるIT技術は、円安局面ではむしろ追い風になります。円安のときにドルで稼げる人は、実質的に収入が増える。
食とエネルギーの「自給力」を少しでも持つことも心の安定につながります。家庭菜園、備蓄の習慣、ポータブル電源や蓄電池の準備など、大げさなことでなくても「いざというとき1~2週間は自力でしのげる」という状態をつくっておくと、有事の混乱期に慌てずに済みます。
情報リテラシーを高めることも庶民の武器です。「メディアは真実を語らない」重要なのは情報源を複数持つことです。日本のニュースだけでなく、海外メディアやSNS、専門家の発信をチェックして「なぜこうなっているのか」を自分の頭で考える習慣をつける。これができるだけで、パニック売りや高値づかみといった「情報弱者の損」を避けられます。
庶民が今からできることは「支出を減らす」「資産を分散する」「稼ぐ力を上げる」「自給力を持つ」「情報を自分で取りに行く」の5つです。どれも一夜にしてできることではないですが、少しずつ始めることで、世界がどう動いても振り回されにくい家計と生活をつくることができます。
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「貯金だけ」ではお金が減る? インフレ「r > g」の法則
「お金は銀行に貯金しておけば安心」——日本人の多くがそう思っています。おじいちゃんおばあちゃんの世代からずっとそう教えられてました。
でも実は、**貯金しているだけでは、お金は毎年少しずつ「とけて」いきます
「銀行に預けてるのに減るの?」って思う。通帳の数字は変わっていない。でも、**お金の「価値」は確実に減っている**。これが「インフレ」のこわさ
インフレとは
去年、100円で買えたおにぎりがあったとするよね。
でも今年、同じおにぎりが**110円**に値上がりしていた。
おにぎりの大きさも中身も変わっていない。でも値段が上がった。これが**「インフレ(インフレーション)」*。
つまりインフレっていうのは、**「モノの値段が上がること」であると同時に「お金の価値が下がること」*。
### 数字で見るとこうなる
| 年 | おにぎりの値段 | 100万円で買える数 |
|—|—|—|
| 2024年 | 100円 | 10,000個 |
| 2034年(10年後) | 150円 | 6,666個 |
| 2044年(20年後) | 200円 | 5,000個 |
通帳には同じ「100万円」と書いてある。でも、10年後にはおにぎりが6,666個しか買えない。20年後にはたった5,000個。**同じ100万円なのに、買えるものが半分になっている*。
これが「貯金しているだけでお金がとけていく」の正体。銀行の金利が年0.1%しかつかないのに、物価が毎年2〜3%ずつ上がったら、**毎年2〜3%ずつお金の価値が減っている**のと同じ
今の日本で実際に起きていること
最近、スーパーに行ってポテトチップスの袋が小さくなったり、牛乳の値段が上がったり。これは**すでにインフレが起きている**証拠。世界のエネルギー情勢が不安定になれば、このインフレはもっと加速する可能性がある。
つまり、**「貯金して安心」の時代は終わった**ということ
「資産」を持つ
「お金」と「資産」はちがう
*「お金(現金)」と「資産」はまったくの別物**
**お金(現金・貯金)** = 持っているだけでは増えない。インフレで価値が減っていく。
**資産** = 持っているだけで「お金を生んでくれる」もの。しかもインフレと一緒に価値が上がるものが多い。
**株式:** 会社の一部を持つこと。会社がもうかれば、あなたにも利益(配当金)が入ってくる。会社の価値が上がれば、株の値段も上がる。
**不動産:** マンションや土地を持つこと。人に貸せば毎月家賃が入ってくる。インフレで物の値段が上がれば、不動産の値段も一緒に上がることが多い。
**金:** 世界中で価値があると認められている「光る石」。お金が不安定になると、みんなが金を買うから値段が上がりやすい。
**債券:** 国や会社に「お金を貸す」こと。決まった利息がもらえる。
資産を持つとインフレに勝てる理由
おにぎりの値段が100円から200円に上がったとする。
でも、おにぎりを売っている会社の株を持っていたら? おにぎりの値段が上がった分、その会社の売り上げも利益も増える。すると**株の値段も上がる**。
つまり、**資産を持っている人は、インフレと一緒にお金が増えていく**。でも現金しか持っていない人は、インフレでどんどんお金の価値が減っていく。
これがお金持ちと庶民の差がどんどん開いていく理由—
世界の大富豪が知っている法則「r > g」
トマ・ピケティという経済学者
2013年、フランスの経済学者**トマ・ピケティ**が、世界中の200年以上の経済データを調べて、重要なことを発見した。その発見を書いた本『21世紀の資本』は世界的ベストセラーに
その発見とは、たったひとつの式で表せる。
### **r > g**
これだけ。でも、この5文字が、**人生を変えるかもしれないくらい重要**
r と g とは
**r(アール)= 資産の収益率**
→ 株や不動産などの「資産」が毎年どれくらい増えるかを表す数字。
→ 歴史的に見ると、だいたい**年4〜5%**くらい。
**g(ジー)= 経済成長率**
→ 国の経済(みんなの給料の合計みたいなもの)が毎年どれくらい増えるかを表す数字。
→ 先進国だと、だいたい**年1〜2%**くらい。
つまり
**「資産が増えるスピード(年4〜5%)は、給料が増えるスピード(年1〜2%)よりずっと速い」**ということ。
**Aくん**と**Bくん**、2人の友だちがいたとする
**Aくん(働くだけの人):**
– 月給30万円からスタート
– 毎年がんばって給料が1.5%ずつ上がる
– 10年後の月給 → 約34.8万円
– 20年後の月給 → 約40.4万円
**Bくん(働きながら資産も持つ人):**
– 同じく月給30万円からスタート
– 毎年の給料アップも同じ1.5%
– でも、コツコツ貯めた500万円を株や投資信託に入れた
– 資産は毎年5%ずつ増えていく
– 10年後の資産 → 約814万円(+314万円)
– 20年後の資産 → 約1,327万円(+827万円)
Aくんは20年間がんばって月給が10万円増えた。でもBくんは、**寝ている間にも資産が827万円も増えた**。
これが「r > g」の現実。**お金に働いてもらう人と、自分だけで働く人の差は、時間がたつほど広がっていく**んだ。
—
イメージしてほしい。ショッピングモールに**2つのエスカレーター**があるとする
**エスカレーターA(給料):** ゆっくり上がっていく。1階から2階に行くのに10年かかる。
**エスカレーターB(資産):** 速く上がっていく。1階から2階にたった4〜5年で着く。
「r > g」というのは、**エスカレーターBのほうがAよりずっと速い**ということ。
お金持ちの人たちは、とっくにエスカレーターBに乗っている。でも多くの庶民は、エスカレーターAにしか乗っていない。**両方に乗れば、もっと速く上に行ける**のに。
そして恐ろしいのは、エスカレーターAにだけ乗っている人は、**インフレという「下りエスカレーター」にも同時に乗っている**ようなものだということ。上がるスピードより下がるスピードが速かったら、実はどんどん下がっていく。
日本人がこれから本当にやるべきこと
ステップ1:まず「生活防衛資金」を確保する
いきなり全額投資に回すのは危険。まず**生活費の3〜6ヶ月分**を現金で確保しよう。これは「何かあったとき」のための保険。
ステップ2:少額からでいいから「資産」を持ち始め
今は月100円からでも投資信託を買える時代。NISAという制度を使えば、利益に税金がかからない。大事なのは**金額の大きさじゃなくて、「始めること」**。
ステップ3:「長期・分散・積立」を守る
投資で失敗する人の多くは、「一気に買って、一気に売る」をやる人。そうじゃなくて、**毎月コツコツ、いろんな種類に分けて、長い時間をかけて**増やしていく。これが一番安全で、一番確実な方法。
ステップ4:学び続ける
世界の情勢(前回の記事で解説したトランプの戦略のような話)を知っていれば、「これから何が起きるか」がなんとなく見えてくる。その「なんとなく」が、お金の判断にものすごく役に立つ。
| | 現金だけの人 | 資産を持つ人 |
|—|—|—|
| インフレが来たら | お金の価値が減る | 資産の価値が上がる |
| 給料が上がらなくても | 生活が苦しくなる | 資産からの収入がある |
| 時間がたつほど | 差がどんどん開く | どんどん有利になる |
| r > g の恩恵 | 受けられない | 受けられる |
ピケティが200年のデータから証明したのは、**「資産を持つ者と持たない者の差は、時間がたつほど広がる」**という残酷な現実。
でも裏を返せば、**今日から資産を持ち始めれば、あなたも「r」の側に立てる**ということ。
大事なのは「お金がないから投資できない」と思わないこと。月1,000円でもいい。エスカレーターBに片足だけでも乗せること。**その一歩が、10年後、20年後の人生をまったく違うものにする**。
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*※ この記事は投資を推奨するものであり、特定の金融商品を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。*

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